「高姫」の版間の差分

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高姫は、[[イソ館]]の教主代理になった[[東助]](東野別)<ref>東助は[[錦の宮]]の総務だったが、[[イソ館]]への転勤命令が出て、妻を淡路島に残したまま単身赴任した。{{rm|33|24|春秋}}</ref>の後を追い[[フサの国]]へ渡った。高姫は[[生田の森]]の神司をしていたが、どうしても東助と旧交を温めたくて、イソ館まで行き、東助と面会した。しかし東助に厳しく叱り飛ばされ、高姫はバカバカしくなった。高姫はイソ館を困らせて自分の腕前を見せ、東助に兜を脱がせようと思った。祠の森の神殿には素人ばかりが仕えていると聞いて、高姫は信者となって潜り込み、一旗揚げようとたくらんだ。高姫はまたもや日の出神と自称する病気が再発し、しきりに弁舌を振り回して、祠の森の[[珍彦]]・[[静子]]らをうまく丸め込んでしまった。〔{{rm|49|9|善幻非志}}〕<ref>{{rm|49|9|善幻非志}}:〈高姫はイソ館に至り、東助にヤツと面会し、'''手厳しく叱り飛ばされ'''、馬鹿らしくてたまらず、されど何とかして、東助を往生づくめにしてでも、'''マ一度旧交を温めねば承知せぬ'''、それに就いては、東助が羽振を利かしてゐるイソ館を何とかして困らせ、'''自分の腕前を見せて、東助に兜をぬがせ'''、吾目的を達せねばおかぬと、折角改心してゐた、霊の基礎が又もやグラつき出し、祠の森の神殿に素人許りが仕へてゐると聞いたを幸ひ、信者に化け込み、一同を往生させ、茲に自分が一旗挙げむと企みつつ、やつて来たのである。高姫は又もや日出神と自称する病気が再発し、頻りに弁舌をふりまはして、珍彦、静子其外一同を吾掌中にうまく丸めて了つた。〉</ref>
高姫は、[[イソ館]]の教主代理になった[[東助]](東野別)<ref>東助は[[錦の宮]]の総務だったが、[[イソ館]]への転勤命令が出て、妻を淡路島に残したまま単身赴任した。{{rm|33|24|春秋}}</ref>の後を追い[[フサの国]]へ渡った。高姫は[[生田の森]]の神司をしていたが、どうしても東助と旧交を温めたくて、イソ館まで行き、東助と面会した。しかし東助に厳しく叱り飛ばされ、高姫はバカバカしくなった。高姫はイソ館を困らせて自分の腕前を見せ、東助に兜を脱がせようと思った。祠の森の神殿には素人ばかりが仕えていると聞いて、高姫は信者となって潜り込み、一旗揚げようとたくらんだ。高姫はまたもや日の出神と自称する病気が再発し、しきりに弁舌を振り回して、祠の森の[[珍彦]]・[[静子]]らをうまく丸め込んでしまった。〔{{rm|49|9|善幻非志}}〕<ref>{{rm|49|9|善幻非志}}:〈高姫はイソ館に至り、東助にヤツと面会し、'''手厳しく叱り飛ばされ'''、馬鹿らしくてたまらず、されど何とかして、東助を往生づくめにしてでも、'''マ一度旧交を温めねば承知せぬ'''、それに就いては、東助が羽振を利かしてゐるイソ館を何とかして困らせ、'''自分の腕前を見せて、東助に兜をぬがせ'''、吾目的を達せねばおかぬと、折角改心してゐた、霊の基礎が又もやグラつき出し、祠の森の神殿に素人許りが仕へてゐると聞いたを幸ひ、信者に化け込み、一同を往生させ、茲に自分が一旗挙げむと企みつつ、やつて来たのである。高姫は又もや日出神と自称する病気が再発し、頻りに弁舌をふりまはして、珍彦、静子其外一同を吾掌中にうまく丸めて了つた。〉</ref>


イソ館の総務・[[杢助]]が、祠の森に高姫を訪ねて来た。杢助は「副教主(教主代理)の東助と衝突してイソ館を追い出された、以前に生田の森で知り合った高姫に相談しようと思い、ここまで訪ねて来た」という。この杢助は実は[[妖幻坊]]([[兇党界]]の大兇霊)が化けた偽者だった。しかし高姫は本物の杢助だと信じてしまった。高姫は、自分と同じように東助に冷たくあしらわれた杢助に心が惹かれ、二人で力を合わせて東助の高慢な鼻をくじいて改心させてやろう(復讐してやろう)、と意気投合した。挙げ句にその場で二人は結婚し夫婦になってしまった。〔{{rm|49|12|お客さん}}〕
イソ館の総務・[[杢助]]が、祠の森に高姫を訪ねて来た。杢助は「副教主(教主代理)の東助と衝突してイソ館を追い出された<ref>{{rm|49|12|お客さん}}:[[妖幻坊の杢助]]のセリフ〈[[東助]]様と事務上の争ひから、止むを得ず、拙者は辞職したといふのは表向、実は東助さまに放り出されたのですよ〉</ref>、以前に生田の森で知り合った高姫に相談しようと思い、ここまで訪ねて来た」という。この杢助は実は[[妖幻坊]]([[兇党界]]の大兇霊)が化けた偽者だった。しかし高姫は本物の杢助だと信じてしまった。高姫は、自分と同じように東助に冷たくあしらわれた杢助に心が惹かれ、二人で力を合わせて東助の高慢な鼻をくじいて改心させてやろう(復讐してやろう)、と意気投合した。挙げ句にその場で二人は結婚し夫婦になってしまった。〔{{rm|49|12|お客さん}}〕


高姫は「自分は義理天上日の出神だ」と威張り散らし、妖幻坊の杢助と共に祠の森を乗っ取ろうと画策する。元ウラナイ教の[[お寅]]・[[魔我彦]]や、奉仕者たち([[イル]]・[[イク]]・[[サール]]・[[ヨル]]・[[ハル]]・[[テル]])を自分の子分にしようとするが、誰も従わない。〔{{rm|49|13|胸の轟}}~{{rms|49|17|五身玉}}〕
高姫は「自分は義理天上日の出神だ」と威張り散らし、妖幻坊の杢助と共に祠の森を乗っ取ろうと画策する。元ウラナイ教の[[お寅]]・[[魔我彦]]や、奉仕者たち([[イル]]・[[イク]]・[[サール]]・[[ヨル]]・[[ハル]]・[[テル]])を自分の子分にしようとするが、誰も従わない。〔{{rm|49|13|胸の轟}}~{{rms|49|17|五身玉}}〕