美山別

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』

美山別(みやまわけ)は、霊界物語の登場人物。2人いる。

(1) 大国彦の部下の美山別。第10巻に登場する。

(2) 高姫の夫の美山別。第23巻第16章蜈蚣の涙#の高姫のセリフの中に名前が出る。「妾の夫美山別は御存知の通り人形のやうな男で、妾が右へ向けと云へば「ハイ」と云うて右を向き、左と云へば左を向くと云ふ、本当に柔順(おとな)しい結構な人ですから、妾が願望成就、手柄を表はして見せた所で、余り喜びも致しますまい。その代り失敗しても落胆もせず、何年間斯う妾が家を飛び出し、神様の御用をして居ましても、小言一つ云はないと云ふ頼りない男ですから、まどろしくて最早相手には致しませぬ、生人形を据ゑて置いたやうな心組(つもり)で居りますよ、ホヽヽヽヽ」

高姫が夫に言及している場面は少ない。第33巻第13章帰途#では自分は未婚であるかのように「立派な夫を迎へ取り」たいと歌っている[2]

脚注

  1. 第10巻第26章貴の御児#:「大国彦を八十禍津日神に命じ、美山別、国玉姫、広国別、広国姫をして、八十禍津日神の神業を分掌せしめ給ひ」
  2. 第33巻第13章帰途#:「此高姫もモウ少し 年若ければどうかして 残りの花の返り咲き 立派な夫を迎へ取り 四尾の山の山麓に たち並びたる八尋殿 朝な夕なに参上り 涼しき夫婦が宮仕へ する身にならば何程か 心楽しき事だらう 只今までは如意宝珠 玉に心を奪はれて 夫の事など夢にだに 思ひそめたる事はない」

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