「高姫」の版間の差分

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→詳細は「[[ウラナイ教]]」
→詳細は「[[ウラナイ教]]」
高姫の思想はアンチスサノオ(反瑞霊)である。彼女の思想の根幹には、自分が神の教えを継ぐ正当な人物であり、世界で一番偉い人間であるという妄想がある。そのため[[スサノオ]]を敵視し、スサノオは悪神で三五教をダメにしていると非難中傷する。そして自分は日の出神の生宮(救世主という意味)であって、自分に従えと強要する。
高姫は[[第19巻]]でスサノオの御心に触れ、ウラナイ教を捨てて[[三五教]]に改宗した。その後はスサノオを善神だと認めるようになったが、代わりに[[言依別命]]([[錦の宮]]の教主)を敵視し非難中傷するようになった。つまり表面的にはスサノオが言依別命に変わっただけで、高姫の内面は何も変わっていない。
* 〈言依別が何ぢやいな、あれは[[言依姫]]の婿ぢやないか。謂はば私の妹の婿で私の弟も同然だ。真の日の出神の憑つた高姫を措いて、あんな者に何を云つたつて埒が開くものかい〉〔{{rm|22|6|見舞客}}〕
* 〈力一杯変性女子の悪の守護神に敵対うて見たところが、思うたよりは立派な身魂で、ミロクさまのやうな素盞嗚尊ぢやと感心して、それから心を改め三五教へ帰つて、手を引合うてやらうと思へば、奴灰殻の学と智慧とで固まつた言依別命が教主となり、又もや学と智慧とで此世をワヤに致さうと致すに依つて、アヽ三五教も駄目だ、私が三つの玉を呑み込んで、再びウラナイ教を樹てて見ようと、心の底で思つて居つた〉〔{{rm|22|7|囈語}}〕
* {{rm|20|1|武志の宮}}:〈ウラナイ教を樹て、瑞之御霊に極力反抗したる高姫、黒姫、松姫は、夢の覚めたる如く心を翻し、身命を三五教に奉じ、自転倒島を始め、海外諸国を跋渉して、神徳を拡充することとなつた〉
* 〈ウラナイ教を樹て、瑞之御霊に極力反抗したる高姫、黒姫、松姫は〉〔{{rm|20|1|武志の宮}}〕
* 高姫のセリフ〈改心と云ふ事は、神素盞嗚尊の誠の教を、嘘だ嘘だと言つて、其教子を虱殺しに喰ひ殺し、そつと舌を出して、会心の笑を漏らすと云ふ謎だよ〉〔{{rm|16|8|衣懸松}}〕
* 高姫が書いた筆先〈変性女子の身魂は緯の御用であるぞよ。緯はサトクが落ちたり、糸が切れたり、色々と致すから当にならぬ悪のやり方であるから、変性女子の書いた筆先も、申す事も、行状も真実に致すでないぞよ〉〈日の出神の教は日本の教であるぞよ。変性女子の教はカラの教であるぞよ〉〈変性女子が我が強うて、慢神致して居るから、神ももう助けやうが無いぞよ。もう勘忍袋がきれたぞよ〉〔{{rm|17|10|四百種病}}〕


== 家族 ==
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