「高姫」の版間の差分
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[[浮木の森]]で妖幻坊は魔法を使って華麗荘厳な楼閣「[[曲輪城]]」を出現させた。妖幻坊は[[高宮彦]]と名乗って城主となり、高姫はその妃として[[高宮姫]]と名乗った。高姫は魔法によって容姿が18歳の姿に変わり、鏡に写った自分の姿を見てうっとりする。しかしこれはあくまでも妖幻坊が魔法によって幻覚を見せただけだった。曲輪城も大きな木の洞を城郭に見せた蜃気楼に過ぎなかった。妖幻坊と高姫はここを根城として、森を通る三五教の信者を誘惑し、邪道におとしいれようとした。しかし[[初稚姫]]と[[スマート]]が現れたため、妖幻坊は高姫を連れて空の彼方に逃げ去った<ref>{{rm|52|22|空走}}:〈曲輪の術を以て、高宮姫を雲に乗せ、空中に赤茶色の太い尾をチラチラ見せながら、東南の天を指して帰つて行く〉</ref>。〔{{rm|51|8|曲輪城}}~{{rms|51|21|夢物語}}、{{rm|52|18|臭風}}~{{rms|52|22|空走}}〕 | [[浮木の森]]で妖幻坊は魔法を使って華麗荘厳な楼閣「[[曲輪城]]」を出現させた。妖幻坊は[[高宮彦]]と名乗って城主となり、高姫はその妃として[[高宮姫]]と名乗った。高姫は魔法によって容姿が18歳の姿に変わり、鏡に写った自分の姿を見てうっとりする。しかしこれはあくまでも妖幻坊が魔法によって幻覚を見せただけだった。曲輪城も大きな木の洞を城郭に見せた蜃気楼に過ぎなかった。妖幻坊と高姫はここを根城として、森を通る三五教の信者を誘惑し、邪道におとしいれようとした。しかし[[初稚姫]]と[[スマート]]が現れたため、妖幻坊は高姫を連れて空の彼方に逃げ去った<ref>{{rm|52|22|空走}}:〈曲輪の術を以て、高宮姫を雲に乗せ、空中に赤茶色の太い尾をチラチラ見せながら、東南の天を指して帰つて行く〉</ref>。〔{{rm|51|8|曲輪城}}~{{rms|51|21|夢物語}}、{{rm|52|18|臭風}}~{{rms|52|22|空走}}〕 | ||
逃げる途中で高姫は妖幻坊に突き落とされ、空から落ちて死んでしまった<ref name=" | 逃げる途中で高姫は妖幻坊に突き落とされ、空から落ちて死んでしまった<ref name="death" />。 | ||
=== 八衢修業時代 === | === 八衢修業時代 === | ||