「黒姫」の版間の差分
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=== 筑紫潟 === | === 筑紫潟 === | ||
黒姫は聖地において慢心した結果、神罰を蒙って百日間苦しんだ末に帰幽した。黒姫(の精霊)は[[八衢]]を彷徨う。そこへ[[高姫]]が現れる(高姫はまだ死んでいない。その精霊だけ)。黒姫は自分は死んでいない、まだ生きていると信じているのだが、高姫は黒姫が死んだと言っているため、二人は口論となる。黒姫は高姫を「発狂者」扱いして批難する。そこへ黒姫の夫・[[高山彦]]も現れた(高山彦もまだ死んでいない。その精霊だけ)。黒姫は高山彦を見て大喜び。しかし高山彦も黒姫が死んだというのでケンカとなる。逃げる高山彦を黒姫は追いかける。そこへ天から天津祝詞の声が聞こえてきて、エンゼルが下って来た。黒姫の姿は消えてしまい、部屋の中で高姫が黒姫の霊璽を前に祝詞を唱えていた。高山彦は夢から覚め、高姫の親切を感謝しながら、[[小北山]]へ進んで行った。 | |||
* 「[[筑紫潟]]」は霊界物語{{rm09|72|9901}}巻末に「特別篇」として収録されている。昭和2年(1927年)10月19日に口述され、『[[神の国 (1921)|神の国]]』同年11月号に「霊界物語特別篇」として発表された。戦前発行された霊界物語(第72巻初版は昭和4年4月発行)には収録されていない。戦後の版<ref>[[普及版]]、[[校定版]]、[[八幡書店版]]、[[愛善世界社版]]で確認。それ以外の版は未確認。</ref>の、第72巻の巻末に収録された。 | |||
* 黒姫の現界的顕現である[[星田悦子]]は昭和2年(1927年)6月23日に帰幽(享年59歳)した。同年10月1日に百日祭が執行され、その19日後(10月19日)に口述されている。 | |||
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