虎公

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』

虎公(とらこう)は、霊界物語に登場する人物。9人いる。

  1. 第6巻に登場する虎公。御年村の百姓で、自称丑寅の金神[1]。手力男神の前身[2]。図抜けた大きい男[3]広道別天使はこの虎公に「岩彦」という名を与えた[4]。 →「手力男」を見よ
  2. 第7巻第38章雲天焼#豊の国熊公(大男)のセリフの中に出る虎公。「豊日の別の神の国 豊日の別の神国は 荒ぶる神や曲津神 曲つた心の八公や 虎公のやうな奴が居る」。虎転別のこと(豊の国の守護職となり豊日別と改名した)。 →「豊日別」を見よ
  3. 第8巻に登場する、巴留の国の虎公。通称・喧嘩虎。最初は「甲」という名で出る。第8巻第20章張子の虎#第21章滝の村#に出る。虎公と芳公は酒に酔い蚊々虎に殴りかかる。
  4. 第9巻に登場する虎公。初出:第9巻第18章初陣#熊公とコンビ。綽名は「鬼の虎公」。罪悪感に責められ、アタル丸の船上から海に身を投げる。志芸山津見と改名する[5]。 →「志芸山津見」を見よ
  5. 第11巻に登場する虎公。コーカス山大気津姫の御殿を造りに行く四人の大工(牛公馬公鹿公、虎公)の一人。実はウラル教の目付役・牛雲別(牛公)の部下[6]第11巻第18章琵琶の湖#第21章俄改心#に出る。
  6. 第19巻に登場する、松姫館の三人の門番(竜若熊彦、虎彦)のうちの虎彦のこと。第19巻第10章馬鹿正直#第12章言照姫#に出る。
  7. 第33巻第19章報告祭#に出る虎公。錦の宮での祭典[7]が終わった後の直会で酒に酔って雑談していた三人(虎公、安公竹公)の一人。
  8. 第34巻第35巻に登場する、熊襲の国武野村の侠客の虎公。実は豊の国豊日別の息子の虎若彦。 →「虎若彦」を見よ
  9. 第80巻に登場する、冬男の家臣の熊公・虎公の虎公。笑ひ婆に殺され精霊となった。初出:第80巻第3章復活#

それぞれの虎公は話を前後して登場するのでややこしい。

類似する人物

脚注

  1. 第6巻第44章俄百姓#:虎公のセリフ「俺をなんと心得てをる。丑の年に生れた虎さまだぞ。丑寅の金神さまぢや」
  2. 第6巻第45章大歳神#:「この虎公は(略)天の岩戸の変に際し、岩戸を押し開けたる手力男神はこの男の後身なりける」
  3. 第6巻第45章大歳神#:「このとき丑寅と自称した虎公は、一座の中でも図抜けた大きい男である」
  4. 第6巻第47章仁王と観音#:「広道別天使は、この大男に岩彦といふ名を与へ」
  5. 第9巻第21章志芸山祇#:「忝なくも「汝はこれより志芸山津見命と名を賜ふ。カルの国に到つて宣伝使となれ」と、思ひがけなき有難きお言葉を頂き」
  6. 第11巻第21章俄改心#:時公のセリフ「貴様は牛公とは詐り、牛雲別と謂ふ曲神であらうがな。その他の三人の者共、何れも皆その方の手下の者共だ」
  7. 第33巻第19章報告祭#:「麻邇宝珠の神業に無事奉仕せし歓びと、黒姫が三十五年振りに吾実子の発見せられし事の感謝を兼ねたる報告祭」