紫姫
紫姫(むらさきひめ)は、
(1) 霊界物語に登場する人物。三五教の宣伝使。青彦と二人で玉照姫をウラナイ教のもとから連れ帰るが、権謀術数を尽くしたことが神意に叶わず、神素盞嗚大神から処分を受ける。
本項では(1)の人物としての紫姫について解説する。
概要
- 初出:第17巻序文#、第17巻第12章「花と花」#
- 主に第17~20巻、第22巻、第33巻に登場する。
- 素性は「都の女」としか記されていない。[1]
- 父親とは生き別れになった。[2]
- 第18巻以降は、三五教の宣伝使として活動する。
関係の深い人物
主なエピソード
第17巻
- 紫姫は真名井ケ原へ参詣する途中、バラモン教の荒鷹・鬼鷹によって二人の家来(鹿公・馬公→「秋彦・駒彦」)と共に捕まり三嶽山で岩窟に軟禁された。紫姫は谷川で洗濯中、悦子姫の一行に出会い、救出される。鹿公・馬公は殺されたと思っていたが丹州(玉彦)によって救われており、主従は再会した。〔第17巻第12章「花と花」#~第13章「紫姫」#〕
- 紫姫と鹿公・馬公は、悦子姫一行と共に鬼ケ城山のバラモン教を言向け和しに向かう。〔第17巻第15章「敵味方」#~第17章「有終の美」#〕
第18~19巻
- 第18~19巻では、綾の聖地の悦子姫の館を中心に活動している。
第33巻以降
- 紫姫は錦の宮で、麻邇宝珠の玉の御用に奉仕する。紫姫は竜国別の手から黄色の宝珠を受け取り、神前に安置した。〔第33巻第18章「神風清」#〕
- 天国巡覧している治国別と竜公の二人は、西王母に導かれ、最奥天国の中心点である天国紫微宮(日の若宮)に入る〔第48巻第12章「西王母」#〕。大至聖所に進むと、紫姫が玉照彦を抱いて、お玉の方が玉照姫を抱いて現れ、玉照彦を治国別に、玉照姫を竜公に抱かせた。〔第48巻第13章「月照山」#〕
現実の人物
紫姫は、鶴殿親子(大本名:大宮守子)のことだと言われている。[3]