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+ | 本項では南米大陸としての高砂島について解説する。 | ||
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− | + | * [[清彦]]、[[猿世彦]]、[[駒山彦]]の三人は[[テルの港]]で[[朝日丸]]を降りて高砂島に上陸した。船上で[[日の出神]]から仮日の出神<ref>{{rm|8|13|修羅場}}に「仮の日の出神」「仮日の出神」という表現が出る。</ref>に指名された清彦は、山の奥で大火光となって[[テルの都]]を指して飛んで行ってしまった。〔{{rm|8|5|三人世の元}}~{{rms|8|7|蛸入道}}〕 | |
+ | * 残された猿世彦と駒山彦は、それぞれ南と北に別れて宣伝の旅に出る。南へ向かった猿世彦は[[蛸取村]]で漁師たちに尊敬され、[[アリナの滝]]の[[鏡の池]]に庵を結び、[[狭依彦]]と名を改めて、[[三五教]]を宣伝することとなった。→詳細は「[[狭依彦]]」「[[蛸取村]]」「[[鏡の池]]」を見よ 〔{{rm|8|7|蛸入道}}~{{rms|8|10|仮名手本}}〕 | ||
+ | * [[清彦]]は[[テルの国]]を後にして[[ヒルの国]]に進み、ヒルの都で三五教の宣伝に努めた。[[日の出神]]と再会し、[[紅葉彦命]]と名を賜い、ヒルの国の守護職となった。→詳細は「清彦」「ヒルの都」を見よ 〔{{rm|8|13|修羅場}}~{{rms|8|14|秘露の邂逅}}〕 | ||
+ | * [[淤縢山津見]](旧名・醜国別)と[[蚊々虎]]は[[ハルの国]]で宣伝を行い、[[原山津見]](高彦)を守護職とする。→詳細は「[[ハルの国]]」を見よ 〔{{rm|8|15|ブラジル峠}}~{{rms|29|原山祇}}〕 | ||
+ | * [[正鹿山津見]](旧名・桃上彦)は[[ウヅの国]]の守護職となり、[[五月姫]]と結婚した。正鹿山津見の三人の娘([[松代姫]]、[[竹野姫]]、[[梅ケ香姫]])が[[エルサレム]]からやって来て再会する。→詳細は「[[ウヅの国]]」を見よ 〔{{rm|8|30|珍山峠}}~{{rms|8|38|華燭の典}}〕 | ||
+ | * (続く第9巻第1~9章は時間を溯り、松竹梅の三人が父に会うためエルサレムを旅立ち[[ウヅの都]]に至る道中でのエピソードである。第6章末で船が高砂島に着き、第9章で父と再会して第8巻第38章の話に戻る。) | ||
+ | * [[松竹梅の宣伝使|松竹梅]]と従者の[[照彦]]の四人が乗った[[三笠丸]]はテルの港に到着した。船中で、父([[桃上彦]]=[[正鹿山津見]])が槍に刺され砂漠に埋められてしまったという噂話を耳にして松竹梅は悲嘆に暮れるが、[[大蛇彦]](実は[[木花姫命]]の化身)という男が現れ、桃上彦は生きていて[[ウヅの国]]の守護職になっていると話す。大蛇彦の案内で四人は正鹿山津見の館まで行き、無事に父と再会を遂げる。〔{{rm|9|6|刹那信心}}章末~{{rms|9|11|蓬莱山}}〕 | ||
+ | * 松竹姫の三人は、[[淤縢山津見]]について、宣伝の旅に出ることにした。[[珍山彦]]、[[駒山彦]]、[[照彦]]も加えて七人で[[常世国]]へ向かって旅立つ。[[テル山峠]]を東に下り、[[テルの国]]の里の近くまで来たところで、一行の足は一歩も進むことが出来なくなってしまった。森林の中から淤縢山津見、駒山彦、照彦を呼ぶ声が響いてきて、三人は森の中へ入ってしまう。後に残された珍山彦と松竹梅の四人は[[ハラの港]]へ進んで行った。一方、森へ入って行った三人は、照彦に[[月照彦神]]が神懸かり、淤縢山津見に一人で[[カルの国]]へ進めと命じる。また駒山彦には百日の断食の行を命じる。駒山彦は[[羽山津見]]と名を改め、また照彦は[[戸山津見司]]となる。〔{{rm|9|12|鹿島立}}~{{rms|9|17|甦生}}〕 | ||
+ | * 珍山彦と松竹梅の四人は、ハラの港で[[アタル丸]]に乗る。船中で[[虎公]]・[[熊公]]と出会うが、虎公は[[三笠丸]]で、桃上彦が死んだという嘘を教えて松竹梅からお金を騙し取った男だった。松代姫が、改心を促す歌を歌うと、虎公は悔悟した。熊公に大蛇彦命が懸かり改心を促す説示をすると、虎公は罪に苦しみ、海に身を投げてしまう。助けようと熊公も海に飛び込んだ。二人は[[大きな亀]](琴平別神)に助けられ、アタル丸が[[アタルの港]]に着くと、二人は波止場に立っていた。虎公と熊公は[[高照山]]で禊をして[[カルの国]]を宣伝することとなり、珍山彦と松竹梅は北へ向かって行った。〔{{rm|9|18|初陣}}~{{rms|9|22|晩夏の風}}〕 | ||
+ | * [[虎公]](志芸山津見)と[[熊公]]は[[高照山]]の岩窟で、[[八岐大蛇]]と名乗る岩窟の神を改心させようと挑戦するが、実はそれは八岐大蛇ではなく[[大蛇彦命]](木花姫命の化身)だった。岩窟の神は宣伝使としての心構えを二人に教える。岩窟の神は熊公に、これからは志芸山津見を頼らずに自力で宣伝するようにと諭し、熊公と[[鹿公]]の二人を西の岩窟に移動させた。そして二人に説教し三五の教えを二人に授ける。三人は手分けをして三五教を宣伝した。〔{{rm|9|23|高照山}}~{{rms|9|26|巴の舞}}〕 | ||
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+ | ;第28巻第22章 | ||
+ | :高姫は高砂島に上陸する。 →詳細は「[[第28巻]]」を見よ | ||
+ | ;第29巻 | ||
+ | :鷹依姫と高姫が改心し、アマゾンの大森林へ向かう。 →詳細は「[[第29巻]]」を見よ | ||
+ | ;第30巻 | ||
+ | :末子姫がウヅの国の女王となる。また言依別命と国依別が、[[日暮シ山]]の[[ウラル教]]を言向け和しに向かう。 →詳細は「[[第30巻]]」を見よ | ||
+ | ;第31巻 | ||
+ | :国依別がヒルの都で大地震を鎮める。また日暮シ山のウラル教の教主[[ブール]]を言向け和す。 →詳細は「[[第31巻]]」を見よ | ||
+ | ;第32巻 | ||
+ | :アマゾンの森に18人の宣伝使が集まり、魔神モールバンドとエルバンドを言向け和す。 →詳細は「[[第32巻]]」を見よ | ||
+ | ;第33巻第1~16章 | ||
+ | :ウヅの都で、[[神素盞嗚大神]]が臨席し、国依別と末子姫の結婚式が行われる。 →詳細は「[[第33巻]]」を見よ | ||
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+ | (第17章で高姫・鷹依姫たちは日本に帰国する) | ||
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+ | === (3) 第69巻 === | ||
+ | [[ウヅの国]]と[[ヒルの国]]で若者が立ち上がり政治改革が行われる。 →詳細は「[[第69巻]]」を見よ | ||
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2019年1月12日 (土) 01:51時点における版
高砂島(たかさごじま)は、霊界物語に登場する島。複数ある。
- 台湾のこと。 →「台湾島」を見よ
- 南米大陸のこと。(本項で解説)
- 日本のこと。特に第64巻上で日本が高砂島と呼ばれている[1]。【用例】「何処ともなしに凛々しい東洋人らしき宣伝使は、高砂島から派遣されて数十日間の海洋を渡り(略)ブラバーサと云ふ紳士なり」[2]
本項では南米大陸としての高砂島について解説する。
概要
高砂島にある国
この他に、高砂島と常世国の間に「間の国」(パナマに相応)がある。[3]
主なエピソード
高砂島は次の3ヶ所で舞台となる。
- (1) 第8~9巻
- (2) 第29~32巻
- (3) 第69巻
(1) 第8~9巻
第8巻第5~10章、第13~38章、第9巻第6章末~第26章で舞台となる。
- 清彦、猿世彦、駒山彦の三人はテルの港で朝日丸を降りて高砂島に上陸した。船上で日の出神から仮日の出神[4]に指名された清彦は、山の奥で大火光となってテルの都を指して飛んで行ってしまった。〔第8巻第5章「三人世の元」#~第7章「蛸入道」#〕
- 残された猿世彦と駒山彦は、それぞれ南と北に別れて宣伝の旅に出る。南へ向かった猿世彦は蛸取村で漁師たちに尊敬され、アリナの滝の鏡の池に庵を結び、狭依彦と名を改めて、三五教を宣伝することとなった。→詳細は「狭依彦」「蛸取村」「鏡の池」を見よ 〔第8巻第7章「蛸入道」#~第10章「仮名手本」#〕
- 清彦はテルの国を後にしてヒルの国に進み、ヒルの都で三五教の宣伝に努めた。日の出神と再会し、紅葉彦命と名を賜い、ヒルの国の守護職となった。→詳細は「清彦」「ヒルの都」を見よ 〔第8巻第13章「修羅場」#~第14章「秘露の邂逅」#〕
- 淤縢山津見(旧名・醜国別)と蚊々虎はハルの国で宣伝を行い、原山津見(高彦)を守護職とする。→詳細は「ハルの国」を見よ 〔第8巻第15章「ブラジル峠」#~第原山祇章#〕
- 正鹿山津見(旧名・桃上彦)はウヅの国の守護職となり、五月姫と結婚した。正鹿山津見の三人の娘(松代姫、竹野姫、梅ケ香姫)がエルサレムからやって来て再会する。→詳細は「ウヅの国」を見よ 〔第8巻第30章「珍山峠」#~第38章「華燭の典」#〕
- (続く第9巻第1~9章は時間を溯り、松竹梅の三人が父に会うためエルサレムを旅立ちウヅの都に至る道中でのエピソードである。第6章末で船が高砂島に着き、第9章で父と再会して第8巻第38章の話に戻る。)
- 松竹梅と従者の照彦の四人が乗った三笠丸はテルの港に到着した。船中で、父(桃上彦=正鹿山津見)が槍に刺され砂漠に埋められてしまったという噂話を耳にして松竹梅は悲嘆に暮れるが、大蛇彦(実は木花姫命の化身)という男が現れ、桃上彦は生きていてウヅの国の守護職になっていると話す。大蛇彦の案内で四人は正鹿山津見の館まで行き、無事に父と再会を遂げる。〔第9巻第6章「刹那信心」#章末~第11章「蓬莱山」#〕
- 松竹姫の三人は、淤縢山津見について、宣伝の旅に出ることにした。珍山彦、駒山彦、照彦も加えて七人で常世国へ向かって旅立つ。テル山峠を東に下り、テルの国の里の近くまで来たところで、一行の足は一歩も進むことが出来なくなってしまった。森林の中から淤縢山津見、駒山彦、照彦を呼ぶ声が響いてきて、三人は森の中へ入ってしまう。後に残された珍山彦と松竹梅の四人はハラの港へ進んで行った。一方、森へ入って行った三人は、照彦に月照彦神が神懸かり、淤縢山津見に一人でカルの国へ進めと命じる。また駒山彦には百日の断食の行を命じる。駒山彦は羽山津見と名を改め、また照彦は戸山津見司となる。〔第9巻第12章「鹿島立」#~第17章「甦生」#〕
- 珍山彦と松竹梅の四人は、ハラの港でアタル丸に乗る。船中で虎公・熊公と出会うが、虎公は三笠丸で、桃上彦が死んだという嘘を教えて松竹梅からお金を騙し取った男だった。松代姫が、改心を促す歌を歌うと、虎公は悔悟した。熊公に大蛇彦命が懸かり改心を促す説示をすると、虎公は罪に苦しみ、海に身を投げてしまう。助けようと熊公も海に飛び込んだ。二人は大きな亀(琴平別神)に助けられ、アタル丸がアタルの港に着くと、二人は波止場に立っていた。虎公と熊公は高照山で禊をしてカルの国を宣伝することとなり、珍山彦と松竹梅は北へ向かって行った。〔第9巻第18章「初陣」#~第22章「晩夏の風」#〕
- 虎公(志芸山津見)と熊公は高照山の岩窟で、八岐大蛇と名乗る岩窟の神を改心させようと挑戦するが、実はそれは八岐大蛇ではなく大蛇彦命(木花姫命の化身)だった。岩窟の神は宣伝使としての心構えを二人に教える。岩窟の神は熊公に、これからは志芸山津見を頼らずに自力で宣伝するようにと諭し、熊公と鹿公の二人を西の岩窟に移動させた。そして二人に説教し三五の教えを二人に授ける。三人は手分けをして三五教を宣伝した。〔第9巻第23章「高照山」#~第26章「巴の舞」#〕
- (第9巻第27章以降は、間の国での松竹梅の宣伝使のエピソードとなる)
(2) 第29~32巻
第28巻第22章(最終章)から第33巻第16章まで、高砂島が舞台となる。
次の4つのグループが高砂島に上陸し、ドラマを展開して行く。最終的にはアマゾンの森で魔神モールバンドとエルバンドを言向け和して、高砂島の御神業が終了する。
- 第28巻第22章
- 高姫は高砂島に上陸する。 →詳細は「第28巻」を見よ
- 第29巻
- 鷹依姫と高姫が改心し、アマゾンの大森林へ向かう。 →詳細は「第29巻」を見よ
- 第30巻
- 末子姫がウヅの国の女王となる。また言依別命と国依別が、日暮シ山のウラル教を言向け和しに向かう。 →詳細は「第30巻」を見よ
- 第31巻
- 国依別がヒルの都で大地震を鎮める。また日暮シ山のウラル教の教主ブールを言向け和す。 →詳細は「第31巻」を見よ
- 第32巻
- アマゾンの森に18人の宣伝使が集まり、魔神モールバンドとエルバンドを言向け和す。 →詳細は「第32巻」を見よ
- 第33巻第1~16章
- ウヅの都で、神素盞嗚大神が臨席し、国依別と末子姫の結婚式が行われる。 →詳細は「第33巻」を見よ
(第17章で高姫・鷹依姫たちは日本に帰国する)
(3) 第69巻
ウヅの国とヒルの国で若者が立ち上がり政治改革が行われる。 →詳細は「第69巻」を見よ
脚注
関連項目
- 高砂:高砂がつく項目一覧。