蛸取村
蛸取村(たことりむら)は、霊界物語に登場する村。テルの国にある。俄宣伝使の猿世彦(後に狭依彦と改名)のエピソードがある。
概要
住民
- 照彦:蛸取村の酋長。
主なエピソード
- テルの国で猿世彦は駒山彦と別れ一人で宣伝するため南へと進んで行った。ある海辺の村で漁師にハゲ頭をからかわれた猿世彦は、宣伝歌を歌えばタコが海から勝手に這い上がり笊(ザル)の中に入る、と出任せを言う。猿世彦が歌うと、実際にタコが海から這い上がり笊の中に飛び込んで行った。これにより漁師たちは猿世彦を「日の出神」と尊敬し、この漁村は「蛸取村」と名付けられた。猿世彦は蛸取村の数十町(数百メートル)西方にあるアリナの滝で庵を結び、この地方の人々に三五教を宣伝することとなった。〔第8巻第7章「蛸入道」#〕
- 猿世彦が説く教理は矛盾脱線に満ちていたが、神は彼の熱心さに感じて、神徳を授けた。〔第8巻第8章「改心祈願」#〕
- 猿世彦は「狭依彦」と名を改めた。〔第8巻第9章「鏡の池」#〕
- 第29巻と第69巻でも蛸取村が少しだけ舞台となるが、特筆すべきエピソードはない。〔第29巻第1章「アリナの滝」#(鷹依姫、竜国別、テーリスタン、カーリンス)、第29巻第7章「牛童丸」#(高姫、常彦、春彦)、第69巻第16章「波動」#(国照別一行)〕