「常世会議」の版間の差分
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=== 武装撤廃 === | === 武装撤廃 === | ||
神代における武装撤廃とは、神人らの肉体に附着する天授の武装を一部または全部除去することである。それぞれ、角や爪牙、羽翼、針毛、毒嚢などを除去した。常世彦が提議したこの武装撤廃は、神界にために最も尊重すべき大事業であった<ref>{{rm|4|28|武器制限}}:「太古の竜は厳めしき太刀肌を備へ、かつ鋭利なる利刃のごとき角を、幾本ともなく頭に戴き、敵にたいしてその暴威を揮ふとともに、一方にはこれを護身の要器となし、互ひに争闘を続けゐたりしなり。ゆゑに今回の常世会議に於て八王大神の提議したる、神人各自の武器の廃止は、神界のためにはもつとも尊重すべき大事業なりける」</ref>。〔{{rm|4|28|武器制限}}〕 | 神代における武装撤廃とは、神人らの肉体に附着する天授の武装を一部または全部除去することである。それぞれ、角や爪牙、羽翼、針毛、毒嚢などを除去した。常世彦が提議したこの武装撤廃は、神界にために最も尊重すべき大事業であった<ref>{{rm|4|28|武器制限}}:「太古の竜は厳めしき太刀肌を備へ、かつ鋭利なる利刃のごとき角を、幾本ともなく頭に戴き、敵にたいしてその暴威を揮ふとともに、一方にはこれを護身の要器となし、互ひに争闘を続けゐたりしなり。ゆゑに今回の常世会議に於て八王大神の提議したる、神人各自の武器の廃止は、神界のためにはもつとも尊重すべき大事業なりける」</ref>。〔{{rm|4|28|武器制限}}〕 | ||
この武装撤廃によって翼をはがされた猛獣たちは、[[常世の国]]から[[ハルの国]]へ渡り、[[アマゾン]]の森林で兎の一族を餌食とした。種族が絶えようとする時に三五教の宣伝使たちが現れて[[モールバンド]]、[[エルバンド]]を始め怪獣たちを言向け和した。〔[[第32巻]]〕<ref>{{rm|32|14|山上の祝}}:〈常世会議の其砌 武備撤回の制定に 翼はがれし猛獣は 常世の国を後にして ブラジル国に打渡り 此森林に襲ひ来て 心正しき兎の族を 虐げ殺して餌となし 日に日に募る暴虐に 正しき兎は九分九厘 彼等が毒牙にかかりつつ 種族も絶えむとする時に 綾の聖地を後にして 現はれ来る三五の 神の司の鷹依姫や 竜国別の一行が 目無し堅間の船に乗り〉~</ref> | |||
== 関連項目 == | == 関連項目 == |