道貫彦
道貫彦(みちつらひこ)は、霊界物語に登場する人物。モスコーの八王神。
概要
主なエピソード
第3巻
- 天の三体の大神は十六天使を任命した。道貫彦もその一人。〔第3巻第1章「神々の任命」#〕
- 国祖・国治立命は、モスコーに黒色の玉を鎮め、道貫彦をモスコーの八王神に、夕日別を八頭神に任命した。〔第3巻第2章「八王神の守護」#〕
- 道貫彦はローマの戦いに召集され、モスコーには多年不在だった[2]。ローマが没落するとモスコーに帰城する。不在中に長女の春日姫が鷹住別と夫婦になっていた。父母に相談をしなかったことに道貫彦は立腹し、二人の仲を裂いて鷹住別を常世国に追放してしまう。鷹住別との仲を裂かれた春日姫は狂乱状態となり邪霊が憑依する。しかし本物の春日姫と鷹住別は、侍従長の大道別のはからいによって常世国へ逃げていた。モスコーにいる春日姫は銀毛八尾の悪狐が化けた偽者だった。大道別は春日姫を破軍の剣で切り殺した(その時に血が口に入り大道別は発狂者となる)。モスコーは常世姫が駆使する金毛九尾の悪狐によって蹂躙され、道貫彦と夕日別はモスコーの城を捨てて万寿山に避難した。〔第3巻第31章「竜神の瀑布」#~第3巻第32章「破軍の剣」#〕
第4巻
- 常世会議に出席した道貫彦は、娘の春日姫が常世姫の侍女として仕えているのを見て、常世彦夫妻を信用し、常世彦の提案した議題に賛成する演説を行った。〔第4巻第7章「涼風凄風」#~第4巻第8章「不意の邂逅」#〕
- 道貫彦は常世彦の病気見舞いの際に春日姫から真実(常世会議は常世彦の野望だということ)を聞かされる。〔第4巻第23章「思ひ奇や その一」#〕
第5巻
- 道貫彦はモスコーの城の奥殿で酒宴に興じていると、三柱の宣伝神司が現れた。月照彦神(大八洲彦命)・鷹住別・春日姫であった。道貫彦は前非を悔いて、地位を捨て、月照彦神の従者となり、天下救済のため諸方を遍歴することとなった。〔第5巻第40章「紅葉山」#〕
関連する人物
- 道貫姫:妻。
- 春日姫:娘。長女。初出:第3巻第29章「男波女波」#。鷹住別と夫婦になる。
- 夕凪姫:娘。第何女かは不明。第3巻第26章「大蛇の長橋」#だけに出る。
- 夕日別、夕照姫:八頭神とその妻。
- 大道別:侍従長(宰相)。
- 森鷹彦:従臣。