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麻邇の宝珠
,'''麻邇の宝珠'''(まにのほっしゅ)は、[[霊界物語]]に登場する玉。[[竜宮島]]の[[玉依姫命]]が[[錦の宮]]に献上した五つの玉のこと。「[[三五の玉]]」の一部。
[[満干の珠]]の別名である「[[麻邇の珠]]」は別の玉。→「[[三個の宝珠]]」を見よ
== 概要 ==
* 別名・表記ゆれ:麻邇宝珠、麻邇の玉、[[麻邇の珠]]<ref>「麻邇の珠」は[[満干の珠]]の別名としても使われている。使用回数は、満干の珠の別名としては5回(いずれも第1巻)、麻邇の宝珠の別名としては4回(第26巻以降)。</ref>、麻邇の御玉、麻邇の御珠、麻邇の宝 <ref>使用回数は麻邇の宝珠63回、麻邇宝珠28回、麻邇の玉32回、麻邇の珠(第26巻以降)4回、麻邇の御玉3回、麻邇の御珠1回、麻邇の宝5回</ref> / 五個の神宝、五つの玉、五つの御玉 <ref>使用回数は、五個の神宝2回、五つの玉16回、五つの御玉7回、五つの珠0回、五つの御珠0回</ref>
* 初出:{{rm|24|15|諏訪湖}}(五つの御玉)、{{rm|26|2|真心の花(一)}}(麻邇の宝珠)
* この玉が「麻邇~」と呼ばれるようになるのは、第26巻(竜宮島から自転倒島に運ばれた)からであり、それ以前は「五つの玉」とか「五つの御玉」と呼ばれている。
== 主なエピソード ==
=== 玉が竜宮島から錦の宮に納まる ===
* {{rm|24|15|諏訪湖}}:[[竜宮島]]の[[諏訪の湖]]の湖畔にある[[竜神の祠]]の前で、[[玉能姫]]が歌う歌の中に、五つの玉のことが初めて出て来る。「此湖に遠津代の 神代の古き昔より 鎮まりゐます竜姫よ 御国を思ふ一筋の 妾が心を汲み取らせ 三五教の神の道 岩より堅く搗き固め 神界幽界現界の 救ひの為に海底に 隠し給ひし五つみたま 天火水地と結びたる 大空擬ふ青き玉 紅葉色なす赤玉や 月の顔水の玉 黄金色なす黄色玉 四魂を結びし紫の '''五つの御玉'''を我々に 授けたまへよ矗々に」
* その後(同じ章)[[玉依姫命]]が、五人([[初稚姫]]、[[玉能姫]]、[[玉治別]]、[[久助]]、[[お民]])の前に現れ、竜宮島の西部に三五教を宣伝した後に五つの玉を授けると告げる。「竜宮の神宝たる五種の宝を汝等五人に授くれば(略)錦の宮に捧持し帰り、教主言依別命にお渡し申すべし。(略)此一つ島はネルソン山を区域として東西に別れ、東部は三五教の宣伝使黄竜姫守護し居れども、未だ西部に宣伝する身魂なし。汝等五人は此処に七日七夜の御禊を修し、此島を宣伝して普く世人を救ひ、大蛇の霊を善道に蘇へらせ、且黄竜姫、梅子姫、蜈蚣姫其他一同の者を心の底より汝の誠に帰順せしめたる上にて改めて汝の手に渡さむ」
* {{rm|25|16|真如の玉}}:神業が終了し、諏訪の湖の玉依姫命の宮殿で、天火水地結の五色の玉の授受が行われる。玉依姫命は五人の侍女が持つ玉を、五人([[初稚姫]]、[[玉能姫]]、[[玉春姫]]、[[久助]]、[[お民]])に渡し、さらに別の五人([[梅子姫]]、[[蜈蚣姫]]、[[黄竜姫]]、[[友彦]]、[[テールス姫]])に渡す、という形で授受が行われる。
** 紫の玉/初稚姫→梅子姫
** 赤の玉/玉能姫→蜈蚣姫
** 青の玉/玉治別→黄竜姫
** 白の玉/久助→友彦
** 黄の玉/お民→テールス姫
* 諏訪の湖の湖辺に金色の[[八咫烏]]が十数羽飛んで来て、十人を乗せて、[[由良の港]]に帰還する。
* {{rm|26|1|麻邇の玉}}:八咫烏は由良の港の[[秋山彦]]の館の庭に降り立った。五個の麻邇宝珠は、一個ずつ柳筥(やなぎばこ)<ref>柳筥(やなぎばこ)とは、柳の枝で編んだ四角い箱のこと。</ref>に納められ、神前に安置された。[[素盞嗚尊]]は秘かに玉が入った柳筥を別の柳筥と取り替えた。この御経綸は[[国武彦]]、[[梅子姫]]、[[五十子姫]]、[[言依別命]]、[[秋山彦]]夫婦以外には知る者はなかった。
* {{26|11|言の波}}・{{rms|26|12|秋の色}}:五個の柳筥は船で[[由良川]]を溯り、[[綾の聖地]]の[[錦の宮]]の奥殿に納められた。その日は[[九月八日]]であった<ref>{{26|11|言の波}}では何故か「[[九月九日]]」になっている。</ref>。
=== 玉の紛失と玉探し ===
* {{rm|27|5|玉調べ}}:[[九月二十三日]]<ref>{{rm|27|4|教主殿}}:[[杢助]]「左様ならば愈'''九月二十三日'''と決定致します」</ref>麻邇の宝珠を一般に拝観させることになり、その前に高姫が検分することになった。柳筥を開けてみると、紫の玉以外の四個は団子石とすり替えられていた。錦の宮の教主・[[言依別命]]の机の中に書き置きが発見され、そこには、麻邇宝珠の四個の玉と、[[三つの玉]]、合わせて七個は都合あってある地点に隠した、自分はいつ聖地に帰るか分からない、と書いてあった。(四個の玉は[[沓島]]に<ref>{{rm|33|17|感謝の涙}}:秋山彦のセリフ「沓島に渡り、麻邇宝珠の四個の玉を」</ref>、三つの玉は神島と高熊山に<ref>{{rm|22|18|布引の滝}}~{{rms|22|19|山と海}}</ref>隠した)
* {{rm|27|6|玉乱}}:錦の宮の[[玉照姫]]は、紛失した麻邇宝珠の四個の玉を探して持ち帰ったら、[[高姫]]を教主に、[[高山彦]]と[[黒姫]]を左守、右守に任ずると告げる。高山彦(黒姫の夫)は高姫や黒姫に愛想を尽かし、黒姫と別れて[[竜宮島]]に帰ると言って消え去った。
* {{rm|27|7|猫の恋}}:[[高姫]]は[[春彦]]、[[常彦]]を連れ、[[言依別命]]の後を追って[[高砂島]]に玉探しに向かう。[[黒姫]]は三人の従者([[孫公]]、[[房公]]、[[芳公]])を連れ玉探しと消えた夫探しを兼ね[[筑紫島]]に向かう。
* 第27巻後半~第33巻前半は、[[琉球]]、[[台湾島]]、[[高砂島]]が舞台になり、(1) [[言依別命]]・[[国依別]]の一行、(2) 黄金の玉([[三つの玉]]の一つ)を探しに行った[[鷹依姫]]一行、(3) 言依別命の後を追う[[高姫]]一行、が織り混じった物語となる。
* 第34~35巻は、[[黒姫]]一行の[[筑紫島]]の物語となる。(時間順だと第33巻より以前の話になる)
* 第33巻で、[[三五の玉]]の種明かしが行われ、[[素尊]]の深い経綸だったということが明かされる。
* {{rm|33|17|感謝の涙}}:高砂島から帰国した高姫一行は、由良の港で秋山彦に、麻邇宝珠の御用の因縁を聞かされる。──本来は、赤の玉は[[黒姫]]、青の玉は[[高姫]]、白の玉は[[鷹依姫]]、黄色の玉は[[竜国別]]の御用だと昔からの因縁によって決まっていたが、四人は時節を待たずに焦って方角違いの方へ行ったので(高姫・黒姫は竜宮島に玉はないと思って帰ってしまった<ref>{{rm|24|12|暴風一過}}:「高山彦も(略)高姫、黒姫と共に「タカ」の港に現はれ、一隻の船に身を委せ、浪のまにまに玉能姫一行の後を追はむと漕ぎ出したり。 玉能姫、初稚姫、玉治別其他の一行は、遥かの山上より霊眼を以て'''三人が此島を後に帰り行く'''のを眺め」</ref>。鷹依姫と竜国別は南洋諸島か高砂島に居た<ref>{{rm09|29|0002|総説}}:「黒姫が保管せし黄金の神宝紛失の為、高姫に放逐されて、[[鷹依姫]]、[[竜国別]]、[[テーリスタン]]、[[カーリンス]]の四人が種々苦辛して、南洋諸島に出没し、玉の所在を捜索し、遂に南米高砂島に渡り」</ref>)神界の計らいによって、赤の玉は[[蜈蚣姫]]、青の玉は[[黄竜姫]]、白の玉は[[友彦]]、黄色の玉は[[テールス姫]]が臨時に御用を果たした。しかし身魂の因縁だけの御用を勤めねばならないので、紫の玉以外の四個を[[沓島]]に隠した、それを取り出して綾の聖地に帰り神業に参加せよ──と言われ、四人は沓島に向かう。
* {{rm|33|18|神風清}}:[[九月八日]]、高姫たち四人は玉を携えて錦の宮に現れ、それぞれ次のように渡され、神前に安置された。
** 青の玉/高姫→[[玉照彦]]
** 赤の玉/黒姫→[[玉照姫]]
** 白の玉/鷹依姫→[[英子姫]]
** 黄色の玉/竜国別→[[紫姫]]
* [[三つの玉]]の御用は、如意宝珠の玉は[[初稚姫]]、紫の玉は[[玉能姫]]、黄金の玉は[[言依別命]]である。高姫は如意宝珠の御用は自分の御用でなかったことを悟り、青色の玉の神業に参加することを決意した。
* {{rm|33|22|高宮姫}}:黒姫と高姫は、[[神素盞嗚大神]]と[[言依別命]]の御心を悟り、感涙にむせた。
== 脚注 ==
<references/>
== 関連項目 ==
* [[三五の玉]]
* [[三つの玉]]
{{デフォルトソート:まにのほつしゆ}}
[[Category:霊界物語の玉]]
[[Category:5]]
[[満干の珠]]の別名である「[[麻邇の珠]]」は別の玉。→「[[三個の宝珠]]」を見よ
== 概要 ==
* 別名・表記ゆれ:麻邇宝珠、麻邇の玉、[[麻邇の珠]]<ref>「麻邇の珠」は[[満干の珠]]の別名としても使われている。使用回数は、満干の珠の別名としては5回(いずれも第1巻)、麻邇の宝珠の別名としては4回(第26巻以降)。</ref>、麻邇の御玉、麻邇の御珠、麻邇の宝 <ref>使用回数は麻邇の宝珠63回、麻邇宝珠28回、麻邇の玉32回、麻邇の珠(第26巻以降)4回、麻邇の御玉3回、麻邇の御珠1回、麻邇の宝5回</ref> / 五個の神宝、五つの玉、五つの御玉 <ref>使用回数は、五個の神宝2回、五つの玉16回、五つの御玉7回、五つの珠0回、五つの御珠0回</ref>
* 初出:{{rm|24|15|諏訪湖}}(五つの御玉)、{{rm|26|2|真心の花(一)}}(麻邇の宝珠)
* この玉が「麻邇~」と呼ばれるようになるのは、第26巻(竜宮島から自転倒島に運ばれた)からであり、それ以前は「五つの玉」とか「五つの御玉」と呼ばれている。
== 主なエピソード ==
=== 玉が竜宮島から錦の宮に納まる ===
* {{rm|24|15|諏訪湖}}:[[竜宮島]]の[[諏訪の湖]]の湖畔にある[[竜神の祠]]の前で、[[玉能姫]]が歌う歌の中に、五つの玉のことが初めて出て来る。「此湖に遠津代の 神代の古き昔より 鎮まりゐます竜姫よ 御国を思ふ一筋の 妾が心を汲み取らせ 三五教の神の道 岩より堅く搗き固め 神界幽界現界の 救ひの為に海底に 隠し給ひし五つみたま 天火水地と結びたる 大空擬ふ青き玉 紅葉色なす赤玉や 月の顔水の玉 黄金色なす黄色玉 四魂を結びし紫の '''五つの御玉'''を我々に 授けたまへよ矗々に」
* その後(同じ章)[[玉依姫命]]が、五人([[初稚姫]]、[[玉能姫]]、[[玉治別]]、[[久助]]、[[お民]])の前に現れ、竜宮島の西部に三五教を宣伝した後に五つの玉を授けると告げる。「竜宮の神宝たる五種の宝を汝等五人に授くれば(略)錦の宮に捧持し帰り、教主言依別命にお渡し申すべし。(略)此一つ島はネルソン山を区域として東西に別れ、東部は三五教の宣伝使黄竜姫守護し居れども、未だ西部に宣伝する身魂なし。汝等五人は此処に七日七夜の御禊を修し、此島を宣伝して普く世人を救ひ、大蛇の霊を善道に蘇へらせ、且黄竜姫、梅子姫、蜈蚣姫其他一同の者を心の底より汝の誠に帰順せしめたる上にて改めて汝の手に渡さむ」
* {{rm|25|16|真如の玉}}:神業が終了し、諏訪の湖の玉依姫命の宮殿で、天火水地結の五色の玉の授受が行われる。玉依姫命は五人の侍女が持つ玉を、五人([[初稚姫]]、[[玉能姫]]、[[玉春姫]]、[[久助]]、[[お民]])に渡し、さらに別の五人([[梅子姫]]、[[蜈蚣姫]]、[[黄竜姫]]、[[友彦]]、[[テールス姫]])に渡す、という形で授受が行われる。
** 紫の玉/初稚姫→梅子姫
** 赤の玉/玉能姫→蜈蚣姫
** 青の玉/玉治別→黄竜姫
** 白の玉/久助→友彦
** 黄の玉/お民→テールス姫
* 諏訪の湖の湖辺に金色の[[八咫烏]]が十数羽飛んで来て、十人を乗せて、[[由良の港]]に帰還する。
* {{rm|26|1|麻邇の玉}}:八咫烏は由良の港の[[秋山彦]]の館の庭に降り立った。五個の麻邇宝珠は、一個ずつ柳筥(やなぎばこ)<ref>柳筥(やなぎばこ)とは、柳の枝で編んだ四角い箱のこと。</ref>に納められ、神前に安置された。[[素盞嗚尊]]は秘かに玉が入った柳筥を別の柳筥と取り替えた。この御経綸は[[国武彦]]、[[梅子姫]]、[[五十子姫]]、[[言依別命]]、[[秋山彦]]夫婦以外には知る者はなかった。
* {{26|11|言の波}}・{{rms|26|12|秋の色}}:五個の柳筥は船で[[由良川]]を溯り、[[綾の聖地]]の[[錦の宮]]の奥殿に納められた。その日は[[九月八日]]であった<ref>{{26|11|言の波}}では何故か「[[九月九日]]」になっている。</ref>。
=== 玉の紛失と玉探し ===
* {{rm|27|5|玉調べ}}:[[九月二十三日]]<ref>{{rm|27|4|教主殿}}:[[杢助]]「左様ならば愈'''九月二十三日'''と決定致します」</ref>麻邇の宝珠を一般に拝観させることになり、その前に高姫が検分することになった。柳筥を開けてみると、紫の玉以外の四個は団子石とすり替えられていた。錦の宮の教主・[[言依別命]]の机の中に書き置きが発見され、そこには、麻邇宝珠の四個の玉と、[[三つの玉]]、合わせて七個は都合あってある地点に隠した、自分はいつ聖地に帰るか分からない、と書いてあった。(四個の玉は[[沓島]]に<ref>{{rm|33|17|感謝の涙}}:秋山彦のセリフ「沓島に渡り、麻邇宝珠の四個の玉を」</ref>、三つの玉は神島と高熊山に<ref>{{rm|22|18|布引の滝}}~{{rms|22|19|山と海}}</ref>隠した)
* {{rm|27|6|玉乱}}:錦の宮の[[玉照姫]]は、紛失した麻邇宝珠の四個の玉を探して持ち帰ったら、[[高姫]]を教主に、[[高山彦]]と[[黒姫]]を左守、右守に任ずると告げる。高山彦(黒姫の夫)は高姫や黒姫に愛想を尽かし、黒姫と別れて[[竜宮島]]に帰ると言って消え去った。
* {{rm|27|7|猫の恋}}:[[高姫]]は[[春彦]]、[[常彦]]を連れ、[[言依別命]]の後を追って[[高砂島]]に玉探しに向かう。[[黒姫]]は三人の従者([[孫公]]、[[房公]]、[[芳公]])を連れ玉探しと消えた夫探しを兼ね[[筑紫島]]に向かう。
* 第27巻後半~第33巻前半は、[[琉球]]、[[台湾島]]、[[高砂島]]が舞台になり、(1) [[言依別命]]・[[国依別]]の一行、(2) 黄金の玉([[三つの玉]]の一つ)を探しに行った[[鷹依姫]]一行、(3) 言依別命の後を追う[[高姫]]一行、が織り混じった物語となる。
* 第34~35巻は、[[黒姫]]一行の[[筑紫島]]の物語となる。(時間順だと第33巻より以前の話になる)
* 第33巻で、[[三五の玉]]の種明かしが行われ、[[素尊]]の深い経綸だったということが明かされる。
* {{rm|33|17|感謝の涙}}:高砂島から帰国した高姫一行は、由良の港で秋山彦に、麻邇宝珠の御用の因縁を聞かされる。──本来は、赤の玉は[[黒姫]]、青の玉は[[高姫]]、白の玉は[[鷹依姫]]、黄色の玉は[[竜国別]]の御用だと昔からの因縁によって決まっていたが、四人は時節を待たずに焦って方角違いの方へ行ったので(高姫・黒姫は竜宮島に玉はないと思って帰ってしまった<ref>{{rm|24|12|暴風一過}}:「高山彦も(略)高姫、黒姫と共に「タカ」の港に現はれ、一隻の船に身を委せ、浪のまにまに玉能姫一行の後を追はむと漕ぎ出したり。 玉能姫、初稚姫、玉治別其他の一行は、遥かの山上より霊眼を以て'''三人が此島を後に帰り行く'''のを眺め」</ref>。鷹依姫と竜国別は南洋諸島か高砂島に居た<ref>{{rm09|29|0002|総説}}:「黒姫が保管せし黄金の神宝紛失の為、高姫に放逐されて、[[鷹依姫]]、[[竜国別]]、[[テーリスタン]]、[[カーリンス]]の四人が種々苦辛して、南洋諸島に出没し、玉の所在を捜索し、遂に南米高砂島に渡り」</ref>)神界の計らいによって、赤の玉は[[蜈蚣姫]]、青の玉は[[黄竜姫]]、白の玉は[[友彦]]、黄色の玉は[[テールス姫]]が臨時に御用を果たした。しかし身魂の因縁だけの御用を勤めねばならないので、紫の玉以外の四個を[[沓島]]に隠した、それを取り出して綾の聖地に帰り神業に参加せよ──と言われ、四人は沓島に向かう。
* {{rm|33|18|神風清}}:[[九月八日]]、高姫たち四人は玉を携えて錦の宮に現れ、それぞれ次のように渡され、神前に安置された。
** 青の玉/高姫→[[玉照彦]]
** 赤の玉/黒姫→[[玉照姫]]
** 白の玉/鷹依姫→[[英子姫]]
** 黄色の玉/竜国別→[[紫姫]]
* [[三つの玉]]の御用は、如意宝珠の玉は[[初稚姫]]、紫の玉は[[玉能姫]]、黄金の玉は[[言依別命]]である。高姫は如意宝珠の御用は自分の御用でなかったことを悟り、青色の玉の神業に参加することを決意した。
* {{rm|33|22|高宮姫}}:黒姫と高姫は、[[神素盞嗚大神]]と[[言依別命]]の御心を悟り、感涙にむせた。
== 脚注 ==
<references/>
== 関連項目 ==
* [[三五の玉]]
* [[三つの玉]]
{{デフォルトソート:まにのほつしゆ}}
[[Category:霊界物語の玉]]
[[Category:5]]