錦の宮
Jump to navigation
Jump to search
概要
主なエピソード
三個の玉
- 言依別命は神素盞嗚大神の命を奉じ、斎苑の館を立ち出て、綾の聖地に錦の宮を造り、自転倒島における三五教の総統権を握った。〔第20巻第1章「武志の宮」#〕
- 黄金の玉はお玉に抱かれて錦の宮の殿内深くに納まった。〔第20巻第12章「如意宝珠」#〕
- 紫の玉と如意宝珠の玉[8]は、錦の宮に納まった。〔第22巻第1章「玉騒疑」#〕
- 黒姫は言依別命から黄金の玉を預かり、四尾山の麓の一本松の根本に埋めて、大切に保管していたが、その玉が無くなってしまう。高姫から責任を追及され、黒姫・鷹依姫・竜国別・テーリスタン・カーリンスの五人は玉探しの旅に出る。〔第22巻第1章「玉騒疑」#、第4章「玉探志」#〕
- 高姫は紫の玉と如意宝珠の玉を預かり、錦の宮の傍らの八尋殿の畳の下に隠していたが、それが二個とも石コロにすり替わっていた。高姫は玉を探すため迷走を始め、ついには竜宮島 (豪大陸)に向け旅立つ。〔第22巻第5章「壇の浦」#、第23巻第18章「波濤万里」#〕
- (この三個の玉は教主の言依別命によって持ち出されていた。黄金の玉は言依別命が高熊山へ、如意宝珠の玉と紫の玉は初稚姫と玉能姫が神島に埋蔵した。[9])
(第24~25巻は竜宮島 (豪大陸)を舞台に神業が行われる)
五個の玉
- 竜宮島の諏訪の湖から運ばれて来た五個の麻邇宝珠の玉は、錦の宮の奥殿に一つずつ納められた。〔第26巻第12章「秋の色」#〕
- 錦の宮に連なる八尋殿で、麻邇宝珠が役員信者に公開されることになった。高姫が玉の箱の蓋を開けると、青、赤、黄、白の四個が石コロとすり替わっていた。(ここで次のように錦の宮の人員の変化が起きる) 〔第27巻第5章「玉調べ」#、第7章「猫の恋」#〕
三五の玉の神業の結末
- 高姫、黒姫ら一同が高砂島から自転倒島に帰って来た。由良の港の秋山彦の館で、神素盞嗚大神の大慈大悲の御心を知り、涙を流して神恩に感謝する。〔第33巻第17章「感謝の涙」#〕
- 高姫たちは、麻邇宝珠の紛失した四個の玉を持って[11]、錦の宮に帰って来た。八尋殿で奉告祭が開かれ、黒姫、高山彦、高姫、東助がそれぞれ人生の回顧歌を歌い、次のことを告白する。〔第33巻第18章「神風清」#~第33巻第24章「春秋」#〕
- 高姫は東助が昔の夫であったことを知り、よりを戻そうとするが、東助はそれを厳然とはねのけた。〔第33巻第23章「鉄鎚」#〕
- 次のように錦の宮の人事異動が行われる。
(第34~35巻は、黒姫の筑紫島における神業で、時間的には第33巻以前に起きた出来事)
脚注
- ↑ 第20巻第1章「武志の宮」#:「照山と桶伏山の山間に、国治立の大神、豊国姫の大神の、貴の御舎を」
- ↑ 第20巻第2章「赤児の誤」#:「真中に立てる世継王山 御稜威も高く照山の 袂にひらく神の苑 錦の宮の最聖き 心の花も咲耶姫」
- ↑ 第20巻第12章「如意宝珠」#:「心の色も照山の 麓に建てる高殿は 錦の宮の社務所と 世に鳴り渡る秋の風」
- ↑ 第21巻第2章「夢の懸橋」#:「教の花も香ばしく 咲き匂ひたる桶伏の 山の麓にそそり立つ 錦の宮を伏し拝み」
- ↑ 玉照彦と玉照姫は、神示を取り次ぐような役割を担っている。
- ↑ 第20巻第1章「武志の宮」#:「玉照彦、玉照姫をして宮仕へとなし」、「言依別命は、素盞嗚大神の命を奉じ、錦の宮を背景として、自転倒島に於ける三五教の総統権を握り」、「言依別の教主様から許されて」
- ↑ 第23巻第4章「長高説」#:「杢助総務の召集でも」
- ↑ この二個の玉は第21巻第18章「解決」#で高姫が口から吐き出した。
- ↑ 第22巻第18章「布引の滝」#~第19章「山と海」#
- ↑ 第27巻第5章「玉調べ」#:(言依別命の手紙)「杢助は願ひの如く総務の職を免じて、淡路の東助を以て総務となす」
- ↑ 神素盞嗚大神によって沓島に秘してあった。第26巻第1章「麻邇の玉」#の章末で玉を箱から出してすり替えている。第33巻第17章「感謝の涙」#:(秋山彦のセリフ)「沓島に渡り、麻邇宝珠の四個の玉を、各自命ぜられたる如く取出し、秘に聖地へ帰り、尊き神業に参加されたし」
- ↑ 12.0 12.1 12.2 第33巻第18章「神風清」#
- ↑ 13.0 13.1 13.2 第33巻第24章「春秋」#
- ↑ 14.0 14.1 第33巻第25章「琉の玉」#
- ↑ 第33巻第26章「若の浦」#