高熊山 (神代)
この項目では、霊界物語に登場する神代の高熊山について説明しています。その他については「高熊山 (曖昧さ回避)」をご覧ください。
高熊山(たかくまやま)は、霊界物語に登場する山。丹波の国にある。玉照彦の出現地であり、また、黄金の玉が埋蔵された山。
本項では神代の高熊山についてのみ扱う。霊界物語第37・38巻に登場する高熊山など、現代の高熊山は「高熊山」を見よ
概要
- 初出:第19巻第13章「混線」#
- 主に第19~27巻に登場する。
- 高熊山の山口(登り口)に来勿止の関所があり、その奥に、高熊山を守護する神国守の関所がある。
- 高熊山の岩窟の入り口に四十八の宝座がある。[1]
主なエピソード
- 松姫は高熊山の岩窟で言照姫から玉照彦を預かり、世継王山の悦子姫の館へ連れて行く。〔第19巻第14章「声の在所」#~第16章「玉照彦」#〕 →詳細は「来勿止の関所」「神国守の関所」を見よ
- 竜国別(旧名・竜若)、玉治別(旧名・田吾作)、国依別(旧名・宗彦)の三人の宣伝使は、言依別命から津の国の高春山へ行って高姫・黒姫の消息を探査するよう命じられ、綾の聖地の錦の宮を出発した[2]。出発前夜に、岩の橋(鬼の懸橋)が落ちる夢を見た[2]ため、高春山へ行くルートを変更し、高熊山の岩窟を参拝してから行くことにした[3]。亀山の梅照彦の館に立ち寄った後、高熊山の岩窟を参拝する[4]。〔第21巻第4章「砂利喰」#〕
- 言依別命は、金剛不壊の如意宝珠を初稚姫に、紫の玉を玉能姫に渡して神島に埋蔵するよう命じた後、黄金の玉を高熊山に埋蔵し、その時の証として三葉躑躅を植えておいた(→「三つの玉」)。〔第22巻第18章「布引の滝」#〕
- 照子姫、清子姫の二人は、錦の宮の玉照彦・玉照姫から琉球の島に渡るよう命じられ、高熊山に籠もって三週間の修業をした後、琉球へ向かった。〔第27巻第15章「情意投合」#〕
脚注
- ↑ 第16章「玉照彦」#:「此処が岩窟の入口で御座います、四十八の宝座の御前で御座います、一度礼拝致しまして、奥へ御案内する事にしませう」
- ↑ 2.0 2.1 第21巻第2章「夢の懸橋」#
- ↑ 第21巻第3章「月休殿」#:(玉治別のセリフ)「実は福知山の方面から柏原を通り鬼の懸橋を渡つて参る積りでしたが、出発の前夜に大変な夢を見まして……それで此方へ途を変へたのです。さうして玉照彦様のお出ましになつた高熊山の岩窟を拝して行くのが順当だと気がついたのです。悪魔に対し言霊戦を開始するのですから、余程修業をして参らねばなりませぬ」
- ↑ 第21巻第4章「砂利喰」#:「ここに三人の宣伝使 玉照彦の生れませる 高熊山の巌窟に 心を洗ひ魂清め 神国守に送られて 来勿止館の門前に 暇を告げてスタスタと 足に任せて進み行く」