琴平別

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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琴平別(ことひらわけ)は、霊界物語に登場する人物。大道別の分霊[1]。海上を守る海神であり、大きな亀の姿となって現れる。

概要

主なエピソード

大道別常世会議における律法違反の罪を国祖に問われ、竜宮海で投身自殺した。その和魂幸魂は海神と化した。国祖はこれに琴比良別神という名を与えて海上を守らせた。荒魂奇魂には日の出神という名を与え、陸上の守護を命じた。〔第4巻第32章免れぬ道#

これ以降は大きな亀となって現れる。セリフが特にあるわけではなく、海や川・湖などで、人々を背中に乗せて救済する。

  1. 第5巻第5章盲亀の浮木#第8章顕恩郷#:巨大な亀は、常治彦玉春姫塩治姫の3人を背中に乗せて、エデン河を下り、顕恩郷に運んだ。
  2. 第6巻第17章極仁極徳#大洪水の際に、巨大な亀は神人たちを背中に乗せ、高山へ運んだ。
  3. 第6巻第39章石仏の入水#第40章琴平橋#黄金の玉高彦天使吾妻彦らの一行によって、青雲山から聖地エルサレムへ運ばれる時に、四恩の河に巨大な亀が幾百も甲を並べて橋を作り、一行を無事に河を渡らせた。
  4. 第7巻第17章亀の背#日の出神らを乗せた船が月氏国からニュージーランドへ向かう途中、2人の男女が海に飛び込んでしまった[4]。ニュージーランドが見えて来た頃、巨大な亀が2人を乗せて船に送り届けた。[5]
  5. 第8巻第5章三人世の元#第11章海の竜宮#第12章身代り#:巨大な亀は、日の出神海の竜宮へ運び、海の竜宮からは日の出神や伊弉冊命面那芸司淤縢山津見正鹿山津見を乗せて常世の国へ運んだ。
  6. 第9巻第21章志芸山祇#虎公のセリフの中に、アタル丸から身投げした虎公と熊公が巨大な亀に救われ、アタルの港に運ばれたことが語られている。[5]
  7. 第12巻第19章呉の海原#第20章救ひ舟#国武丸から海に投身した牛公[6]は、巨大な亀の背に乗せられて海面に浮かんで来た。[5]
  8. 第29巻第17章途上の邂逅#の乙のセリフ中に、鷹依姫一行4人がカーリン丸から落ちて行方不明となったが、大きな亀の背に乗って4人ともゼムの港に上陸したことが語られている。[7]
  9. 第81巻第16章亀神の救ひ#第17章再生再会#:巨大な亀は「隠の島」という孤島からチンリウ姫を乗せ、母国のイドムの国真砂ケ浜へ運ぶ。また「荒島」からは朝月を乗せて真砂ケ浜へ運んだ。(時間的には紫微天界の物語は、国祖神政よりはるか以前の時代であるが、なぜか琴平別が登場する)

次の大亀のエピソードは、他の琴平別のエピソードとはニュアンスが異なるので、琴平別ではないと思われる。

  1. 第25巻第9章信仰の実#第10章開悟の花#諏訪の湖で「青緑毛の大亀」が「金銀珠玉を鏤めた目無堅間の神船」と化し、モンキーを竜宮へ運んだ。

金刀比羅宮

コトヒラワケという名の神は日本神話には登場しない。

似た名前の神社として、金刀比羅神社がある。総本宮は香川県仲多度郡琴平町にある金刀比羅宮(こんぴらさん)。主祭神は大物主で、海の神様として信仰されている。

脚注

  1. 第29巻第19章生霊の頼#:「大道別の分霊 琴平別の亀の背に」
  2. 使用回数は、琴平別18回、琴平別命3回、琴平別神2回、琴平別の神2回、琴比良別神2回
  3. 第6巻第19章祓戸四柱#:「その時もつとも役立ちしは神示の方舟のみにして、金銀銅の三橋より垂下する救ひの綱と、琴平別が亀と化して、泥海を泳ぎ、正しき神人を高山に運びて救助したるのみなりける」
  4. 第7巻第14章怒濤澎湃#で、白雪郷国彦と、その息子(高彦)の恋人である奇姫
  5. 5.0 5.1 5.2 ここに琴平別の名は出て来ないが、琴平別であると思われる。
  6. 第12巻第18章水牛#の章末
  7. 他の箇所にも書いてある。第29巻第19章#:「大道別の分霊 琴平別の亀の背に 四人は無事に助けられ」。第32巻第17章#:(鷹依姫の回顧歌)「大道別の分霊 琴平別の化身なる 八尋の亀に救はれて ゼムの港に上陸し」

「琴平」が付く項目

外部リンク