「霊界物語のあらすじ」の版間の差分
Jump to navigation
Jump to search
(→第73~81巻) |
(→第73~81巻) |
||
58行目: | 58行目: | ||
=== 第37~72巻、入蒙記 === | === 第37~72巻、入蒙記 === | ||
=== 第73~81巻 === | === 第73~81巻 === | ||
− | * [[第73巻]] | + | * [[第73巻]]'''【太元顕津男の神の旅立ち】'''第73~75巻は[[太元顕津男の神]]の国土生み神生みの旅の物語である。八十柱の[[御樋代神]]が各地に一柱ずつ配置され、太元顕津男の神は旅をして[[御樋代神]]と巡り会い、御子生みをしていく/本巻では「[[高地秀の宮]]」から顕津男の神が旅立ち、「[[高日の宮]]」「[[玉泉郷]]」「[[玉手の宮]]」でそれぞれ御樋代神と出会い、御子が生まれる。 |
− | * [[第74巻]]【真鶴の国の物語(前編)】[[太元顕津男の神]]と、[[生代比女の神]]、[[玉野比女の神]]の三柱による、国土生み神生みの物語/[[御樋代神]]ではない生代比女の神が御子を宿し、御樋代神の玉野比女の神が御子を生まずに国土生みの役になるという複雑な因縁が語られる/言霊を宣り上げて[[真鶴の国]]の国土が大きく膨らむシーンが印象的である。 | + | * [[第74巻]]'''【真鶴の国の物語(前編)】'''[[太元顕津男の神]]と、[[生代比女の神]]、[[玉野比女の神]]の三柱による、国土生み神生みの物語/[[御樋代神]]ではない生代比女の神が御子を宿し、御樋代神の玉野比女の神が御子を生まずに国土生みの役になるという複雑な因縁が語られる/言霊を宣り上げて[[真鶴の国]]の国土が大きく膨らむシーンが印象的である。 |
− | * [[第75巻]] | + | * [[第75巻]]'''【真鶴の国の物語(後編)/西方の国土の物語】'''前半では、[[太元顕津男の神]]が言霊で[[真鶴の国]]を造り固めていく/後半では、[[西方の国土]]で、曲津神の変化「[[スウヤトゴルの山]]」を帰順させるため進んでいく。 |
− | * [[第76巻]]【朝香比女の神の旅立ち】[[御樋代神]]の[[朝香比女の神]]が、[[太元顕津男の神]]の後を追う旅の物語である/国津神に[[燧石]]を与え、[[火食の道]]が始まる。 | + | * [[第76巻]]'''【朝香比女の神の旅立ち】'''[[御樋代神]]の[[朝香比女の神]]が、[[太元顕津男の神]]の後を追う旅の物語である/国津神に[[燧石]]を与え、[[火食の道]]が始まる。 |
− | * [[第77巻]]【万里の島の物語】[[太元顕津男の神]]の後を追う[[朝香比女の神]]が、「[[魔の島]]」を経由し、「[[万里の島]]」に渡る/[[万里の島]]に降臨した[[田族比女の神]]は、「[[魔棲ケ谷]]」の曲津神を追い払う。最後に[[朝香比女の神]]と邂逅し、燧石を受け取る。 | + | * [[第77巻]]'''【万里の島の物語】'''[[太元顕津男の神]]の後を追う[[朝香比女の神]]が、「[[魔の島]]」を経由し、「[[万里の島]]」に渡る/[[万里の島]]に降臨した[[田族比女の神]]は、「[[魔棲ケ谷]]」の曲津神を追い払う。最後に[[朝香比女の神]]と邂逅し、燧石を受け取る。 |
− | * [[第78巻]]【グロスの島の物語】[[朝香比女の神]]が「[[グロスの島]]」の曲津神を追い払い、「[[葦原の国土]]」と命名する/この島の御樋代神である[[葦原比女の神]]が、天の奇現象を目撃して、天津神と国津神の地位を入れ替えるという英断を行う。 | + | * [[第78巻]]'''【グロスの島の物語】'''[[朝香比女の神]]が「[[グロスの島]]」の曲津神を追い払い、「[[葦原の国土]]」と命名する/この島の御樋代神である[[葦原比女の神]]が、天の奇現象を目撃して、天津神と国津神の地位を入れ替えるという英断を行う。 |
− | * [[第79巻]] | + | * [[第79巻]]'''【水上山の艶男の物語】'''第79~80巻は「[[葭原の国土]]」を舞台とする国津神たちの物語である。御樋代神の[[朝霧比女の神]]が混乱を治めていく/本巻は、[[竜宮島]]に棲む人面竜身の[[竜神族]]の女神たちと、[[水上山]]に住む国津神の[[艶男]](あでやか)の間に、愛憎のドラマが繰り広げられる。 |
− | * [[第80巻]]【予讃の国の水奔鬼の物語】[[葭原の国土]]の「[[予讃の国]]」を舞台に、[[冬男]]・[[秋男]]の兄弟が、[[水奔鬼]]を相手に戦う/最後に[[朝香比女の神]]が上陸し、御樋代神の[[朝霧比女の神]]に燧石を与える。 | + | * [[第80巻]]'''【予讃の国の水奔鬼の物語】'''[[葭原の国土]]の「[[予讃の国]]」を舞台に、[[冬男]]・[[秋男]]の兄弟が、[[水奔鬼]]を相手に戦う/最後に[[朝香比女の神]]が上陸し、御樋代神の[[朝霧比女の神]]に燧石を与える。 |
− | * [[第81巻]]【伊佐子の島の物語】[[伊佐子の島]]の「[[サールの国]]」と「[[イドムの国]]」の物語。サールがイドムを侵略するが、サールの王家が滅びてイドムは解放され、サールでも政治の改革が行われる。 | + | * [[第81巻]]'''【伊佐子の島の物語】'''[[伊佐子の島]]の「[[サールの国]]」と「[[イドムの国]]」の物語。サールがイドムを侵略するが、サールの王家が滅びてイドムは解放され、サールでも政治の改革が行われる。 |
== あらすじが記された本 == | == あらすじが記された本 == |
2023年11月21日 (火) 00:52時点における版
この項目はまだ書きかけです。内容が不十分だったり不明瞭だったりします。
霊界物語のあらすじを記す。
概要
霊界物語がどのような物語なのかは、第1巻「序」の冒頭に記されている。
この『霊界物語』は、天地剖判の始めより天の岩戸開き後、神素盞嗚命が地球上に跋扈跳梁せる八岐大蛇を寸断し、遂に叢雲宝剣を得て天祖に奉り、至誠を天地に表はし五六七神政の成就、松の世を建設し、国祖を地上霊界の主宰神たらしめたまひし太古の神代の物語及び霊界探険の大要を略述し(略)
これによると霊界物語の主人公は神素盞嗚命(以下「素尊」と記す)であり、(1) 八岐大蛇を寸断し (2) 叢雲宝剣を(大蛇の体内から)得て天祖に奉り (3) 五六七の世を建設し (4) 国祖を地上霊界の主宰神とする(追放された国祖を元の地位に復権させる)物語だということが分かる。
しかし全81巻まで書かれた霊界物語で、実際には(1)の段階の途中までしか描かれていない。つまり大蛇退治(大黒主調伏)の途中で話が終わっている。
また、主人公が素尊だとは言っても、素尊本人はほとんど登場しない。一般的な小説のように主人公が常に登場してストーリーを展開して行くのではなく、複数の話のブロックに分かれていて(それがさらにまた小さなブロックに分かれており)、それぞれに主人公格の人物が複数いる。映画や小説の手法で言うと「グランド・ホテル形式」[1]のような群像劇であり、それを背後で仕切る総支配人が素尊、というような形になっている。
霊界物語全体は、まず次の3つのブロックに別けることが出来る。
- 第1~36巻(霊主体従、如意宝珠、海洋万里):玉をめぐる争い。欲望によってストーリーが展開する。
- 第37~72巻、入蒙記(舎身活躍、真善美愛、山河草木):国をめぐる争い。使命によってストーリーが展開する。
- 第73~81巻(天祥地瑞):原初の宇宙である「紫微天界」の神々のドラマ。
さらに細かいブロックに別けると次のようになる。
【第1~36巻】
- 第1巻前半:王仁三郎の高熊山修業・霊界探検。
- 第1巻後半~第4巻:国祖隠退の経緯。
- 第5巻~第6巻前半:大洪水、国生み。
- 第6巻後半~第12巻:神生み、黄泉比良坂の戦い、大気津姫、天の岩戸開き。
- 第13~15巻:フサの国(現代のイラン)を舞台に、今後の巻で重要となる登場人物たちが初登場する。
- 第16~35巻:錦の宮の経綸の物語(高姫の物語、丹波の物語)
- 第36巻:シロの島(現代のセイロン島)が舞台。
【第37~72巻、入蒙記】
- 第37~38巻:王仁三郎の青年時代の自叙伝。
- 第39~72巻:イソの館の経綸の物語(大黒主調伏の物語)フサの国~月の国(現代のイラン~インド)が舞台。
- 入蒙記:大正13年に王仁三郎が蒙古入りした自叙伝。
【第73~81巻】
各巻のあらすじ
<書きかけ>
第1~36巻
第37~72巻、入蒙記
第73~81巻
- 第73巻【太元顕津男の神の旅立ち】第73~75巻は太元顕津男の神の国土生み神生みの旅の物語である。八十柱の御樋代神が各地に一柱ずつ配置され、太元顕津男の神は旅をして御樋代神と巡り会い、御子生みをしていく/本巻では「高地秀の宮」から顕津男の神が旅立ち、「高日の宮」「玉泉郷」「玉手の宮」でそれぞれ御樋代神と出会い、御子が生まれる。
- 第74巻【真鶴の国の物語(前編)】太元顕津男の神と、生代比女の神、玉野比女の神の三柱による、国土生み神生みの物語/御樋代神ではない生代比女の神が御子を宿し、御樋代神の玉野比女の神が御子を生まずに国土生みの役になるという複雑な因縁が語られる/言霊を宣り上げて真鶴の国の国土が大きく膨らむシーンが印象的である。
- 第75巻【真鶴の国の物語(後編)/西方の国土の物語】前半では、太元顕津男の神が言霊で真鶴の国を造り固めていく/後半では、西方の国土で、曲津神の変化「スウヤトゴルの山」を帰順させるため進んでいく。
- 第76巻【朝香比女の神の旅立ち】御樋代神の朝香比女の神が、太元顕津男の神の後を追う旅の物語である/国津神に燧石を与え、火食の道が始まる。
- 第77巻【万里の島の物語】太元顕津男の神の後を追う朝香比女の神が、「魔の島」を経由し、「万里の島」に渡る/万里の島に降臨した田族比女の神は、「魔棲ケ谷」の曲津神を追い払う。最後に朝香比女の神と邂逅し、燧石を受け取る。
- 第78巻【グロスの島の物語】朝香比女の神が「グロスの島」の曲津神を追い払い、「葦原の国土」と命名する/この島の御樋代神である葦原比女の神が、天の奇現象を目撃して、天津神と国津神の地位を入れ替えるという英断を行う。
- 第79巻【水上山の艶男の物語】第79~80巻は「葭原の国土」を舞台とする国津神たちの物語である。御樋代神の朝霧比女の神が混乱を治めていく/本巻は、竜宮島に棲む人面竜身の竜神族の女神たちと、水上山に住む国津神の艶男(あでやか)の間に、愛憎のドラマが繰り広げられる。
- 第80巻【予讃の国の水奔鬼の物語】葭原の国土の「予讃の国」を舞台に、冬男・秋男の兄弟が、水奔鬼を相手に戦う/最後に朝香比女の神が上陸し、御樋代神の朝霧比女の神に燧石を与える。
- 第81巻【伊佐子の島の物語】伊佐子の島の「サールの国」と「イドムの国」の物語。サールがイドムを侵略するが、サールの王家が滅びてイドムは解放され、サールでも政治の改革が行われる。
あらすじが記された本
- 飯塚弘明『あらすじで読む霊界物語』令和元年(2019年)、文芸社
- 木庭次守『霊界物語ガイドブック』平成22年(2010年)、八幡書店