松の世
松の世(まつのよ)とは、「五六七の世」と同じ意味。「松の代」とも表記する[1]。
概要
- 〈天主は(略)完全無欠の理想世界いはゆる五六七の神代、松の世を建設さるる(略)〉〔第3巻第50章「安息日」#〕
- 〈大神は(略)地上をして天国同様の国土となさしめ給ふべく、甚深なる経綸を行はせたまうたのである。この御経綸が完成した暁を称して、松の代、ミロクの世、又は天国の世と云ふのである。〉〔第48巻第10章「天国の富」#〕
- 人々が待ち焦がれた世界、ということで「待つ」と「松」を掛けてある。
- 松は常緑樹で枯れず、いつでも緑を保っている。また、王仁三郎によると松の木は地上で一番最初に生まれた植物である[2]。〈松と云ふ字は木偏に公と書いてある。松は最高位の木で、公は君に通じ、万世一系の皇位に通ずる〉[3]。このようなところから松は永遠性を現すため、万古不易・堅磐常磐の地上天国の代名詞として使われる。