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− | [[田子の町]]に[[お竹]]の家があった。お竹は10年ほど前に弥次彦の家で奉公していた女である。2人はお竹の家に泊まらせてもらう。 | + | * お竹の母に小便入りの茶を出された2人は、お竹の父母と喧嘩を始め、見物人が集まって大騒ぎになる。そこへ半ダース宣伝使が現れて、騒動は鎮定された。 |
− | お竹の母に小便入りの茶を出された2人は、お竹の父母と喧嘩を始め、見物人が集まって大騒ぎになる。そこへ半ダース宣伝使が現れて、騒動は鎮定された。 | + | * 半ダース宣伝使と弥次彦・与太彦の8人はコーカス山へ向かう。 |
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− | 一行8人はコーカス山へ向かう途中、[[猿山峠]]の麓の林の中で野宿をするが、ふと目を覚ますと[[音彦]] | + | * 一行8人はコーカス山へ向かう途中、[[猿山峠]]の麓の林の中で野宿をするが、ふと目を覚ますと[[音彦]]・弥次彦・与太彦の3人しかおらず、5人の宣伝使の姿は消えてしまった。3人は[[ウラル教]]の[[捕手]]数百人に追い駆けられ、[[小鹿峠]]から谷間を目がけて飛び込んだ。〔{{rm|13|24|大活躍}}〕 |
− | + | * 音彦・弥次彦・与太彦の3人は[[中有界]]を旅する。[[三途の川]]で[[脱衣婆]]とおかしな問答をしていると、[[ウラル教]]の[[大目付]]・[[源五郎]]が現れた。源五郎は小鹿峠で馬から落ちて死んだのだった。〔{{rm|14|1|三途川}}〕 | |
− | + | * 一行4人は[[脱衣婆]]と別れて、原野を進んで行くと、土中から巨大な[[銅木像]]が現れた。源五郎は銅木像の中に入って操縦してどこかへ行ってしまう。気がつくと3人は[[小鹿峠]]の川べりで気絶しており、日の出別一行([[日の出別]]、[[半ダース宣伝使]]の音彦以外の5人、[[六公]])によって救われたのだった。〔{{rm|14|2|銅木像}}〕 | |
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− | + | * 3人は馬に跨がり、[[小鹿峠]]の急坂を登って行く。山岳が崩れるばかりの怪音が聞こえて来た。驚いて目を覚ますと、3人は小鹿峠の道端で居眠りをしていたのであった。〔{{rm|14|5|風馬牛}}〕 | |
− | 3人は馬に跨がり、[[小鹿峠]]の急坂を登って行く。山岳が崩れるばかりの怪音が聞こえて来た。驚いて目を覚ますと、3人は小鹿峠の道端で居眠りをしていたのであった。〔{{rm|14|5|風馬牛}}〕 | + | * 3人は小鹿峠を登って行く。岩窟の中から、ウラル教によって囚われていた[[三五教]]の宣伝使・勝公([[勝彦]])を救い出す。〔{{rm|14|6|楽隠居}}〕 |
− | + | * 急坂を登って行くと、突然突風が吹いて、弥次彦と勝彦の2人は谷間に吹き飛ばされてしまった。与太彦と六公は慌てて2人を探しに行く。〔{{rm|14|7|難風}}〕 | |
− | 3人は小鹿峠を登って行く。岩窟の中から、ウラル教によって囚われていた[[三五教]]の宣伝使・勝公([[勝彦]])を救い出す。〔{{rm|14|6|楽隠居}}〕 | + | * 弥次彦・勝彦は[[中有界]]を訪れ、[[脱衣婆]]とおかしな問答を交わす。〔{{rm|14|8|泥の川}}〕 |
− | + | * 谷川で大木の上に引っ掛かって気絶していた弥次彦・[[勝彦]]は、与太郎・[[六公]]に発見され、救われた。〔{{rm|14|9|空中滑走}}〕 | |
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− | 弥次彦・与太彦・[[勝彦]]・[[六公]]の4人は、再び小鹿峠の坂道を進み出す。休息のため[[松屋]]という飲食店に入ると、そこの下女・[[お竹]] | + | * 弥次彦・与太彦・[[勝彦]]・[[六公]]の4人は、再び小鹿峠の坂道を進み出す。休息のため[[松屋]]という飲食店に入ると、そこの下女・[[お竹]]([[田子の町]]の[[お竹]]とは別人)は、六公の別れた妻だった。4人は[[小山村]]のお竹の実家に泊まる。六公は酒や博奕に明け暮れる極道亭主で、お竹は実家に逃げ帰り、松屋で働いていたのだった。お竹はそれ以前にも離婚歴があり、六公で二度目の結婚となる。三五教には「[[夫婦は二世]]」という教えがあるため、もう結婚は出来ないことになる。悲歎に暮れている婆(お竹の母)に勝彦は、六公は今は改心しているのでお竹と復縁すればいいと提案する。コーカス詣りから帰って来たら婚礼を挙げることになる。〔{{rm|14|10|牡丹餅}}~{{rms|14|12|復縁談}}〕 |
− | * ウラル教の烏勘三郎ら17~8人の捕手に囲まれるが、勝彦の霊縛と宣伝歌によって、彼らは三五教に帰順した。〔{{rm|14|11|河童の屁}}〕 | + | ** ウラル教の烏勘三郎ら17~8人の捕手に囲まれるが、勝彦の霊縛と宣伝歌によって、彼らは三五教に帰順した。〔{{rm|14|11|河童の屁}}〕 |
− | + | * 一行4人(弥次彦・与太彦・[[勝彦]]・[[六公]])は[[コーカス山]]に向かって進む。小鹿峠の[[二十三坂]]の上で、勝彦は弥次彦・与太彦にせがまれて3人に[[幽斎]]を行う。すると邪神に憑かれて3人は発動してしまう。そこへ空から[[日の出別]]が馬に乗って現れ助けてくれた。4人は幽斎を反省し、再び小鹿峠を進む。[[二十五番峠]]の上に辿り着くと、暴風が吹いて4人は谷間に吹き飛ばされてしまった。〔{{rm|14|13|山上幽斎}}〕 | |
− | 一行4人(弥次彦・与太彦・[[勝彦]]・[[六公]])は[[コーカス山]]に向かって進む。小鹿峠の[[二十三坂]]の上で、勝彦は弥次彦・与太彦にせがまれて3人に[[幽斎]]を行う。すると邪神に憑かれて3人は発動してしまう。そこへ空から[[日の出別]]が馬に乗って現れ助けてくれた。4人は幽斎を反省し、再び小鹿峠を進む。[[二十五番峠]]の上に辿り着くと、暴風が吹いて4人は谷間に吹き飛ばされてしまった。〔{{rm|14|13|山上幽斎}}〕 | + | * 一行4人は[[中有界]]を彷徨う。[[一途川]]の婆に襲われるが、目を覚ますと[[二十五峠]]の麓の谷底にいた。〔{{rm|14|14|一途川}}~{{rms|14|15|丸木橋}}〕 |
− | + | ** 六公は[[烏勘三郎]]らによって助けられていた。〔{{rm|14|15|丸木橋}}〕 | |
− | 一行4人は[[中有界]]を彷徨う。[[一途川]]の婆に襲われるが、目を覚ますと[[二十五峠]]の麓の谷底にいた。〔{{rm|14|14|一途川}}~{{rms|14|15|丸木橋}}〕 | + | * 4人は[[コーカス山]]を参拝し、[[小山村]]に帰って来た。六公とお竹は婚礼の式を挙げた。〔{{rm|14|16|返り咲}}〕 |
− | * 六公は[[烏勘三郎]]らによって助けられていた。〔{{rm|14|15|丸木橋}}〕 | ||
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− | 4人は[[コーカス山]]を参拝し、[[小山村]]に帰って来た。六公とお竹は婚礼の式を挙げた。〔{{rm|14|16|返り咲}}〕 | ||
== 安彦・国彦時代の主なエピソード == | == 安彦・国彦時代の主なエピソード == | ||
=== 第15巻 === | === 第15巻 === | ||
− | + | * 弥次彦・与太彦・[[勝彦]]はそれぞれ'''安彦'''・'''国彦'''・'''道彦'''と改名した。[[太玉命]]の従者となり[[顕恩郷]]に向かう。途中、[[エデン河]]で濁流に呑まれて流されてしまった。〔{{rm|15|1|破羅門}}~{{rms|15|2|途上の変}}〕 | |
− | + | * 安彦・国彦・[[道彦]]・[[田加彦]]・[[百舌彦]]の5人は[[中有界]]の[[一途の川]]のほとりにやって来た。2人の婆と問答する。フト気がつくと[[北野山]]の山中の谷川の砂の上にいた。[[妙音菩薩]]が5人をエデン河から救い、運んで来たのだった。〔{{rm|15|5|五天狗}}〕 | |
− | 安彦・国彦・[[道彦]]・[[田加彦]]・[[百舌彦]]の5人は[[中有界]]の[[一途の川]]のほとりにやって来た。2人の婆と問答する。フト気がつくと[[北野山]]の山中の谷川の砂の上にいた。[[妙音菩薩]]が5人をエデン河から救い、運んで来たのだった。〔{{rm|15|5|五天狗}}〕 | + | * 一行5人は[[ウラナイ教]]の本部に入り込み、包丁を持った[[高姫]]・[[黒姫]]に追い駆けられ、逃げ出した。〔{{rm|15|6|北山川}}~{{rms|15|9|薯蕷汁}}〕 |
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− | 一行5人は[[ウラナイ教]]の本部に入り込み、包丁を持った[[高姫]]・[[黒姫]]に追い駆けられ、逃げ出した。〔{{rm|15|6|北山川}}~{{rms|15|9|薯蕷汁}}〕 | ||
− | == 第50巻 == | + | === 第50巻 === |
− | 安彦と国彦は[[斎苑の館]]の役員になっていた。2人は神勅を帯びて[[祠の森]]へ出張し、教主・[[八島主命]]の命を、祠の森の神司・[[珍彦]]に伝える。[[高姫]]を祠の森から放逐して[[自転倒島]]に追い返すようにという命である。[[初稚姫]]は、ここは自分に任せて欲しいと[[八島主]]に伝えて欲しいと2人に頼む。2人は斎苑の館に帰った。〔{{rm|50|17|偽筆}}~{{rms|50|20|悪魔払}}〕 | + | * 安彦と国彦は[[斎苑の館]]の役員になっていた。2人は神勅を帯びて[[祠の森]]へ出張し、教主・[[八島主命]]の命を、祠の森の神司・[[珍彦]]に伝える。[[高姫]]を祠の森から放逐して[[自転倒島]]に追い返すようにという命である。[[初稚姫]]は、ここは自分に任せて欲しいと[[八島主]]に伝えて欲しいと2人に頼む。2人は斎苑の館に帰った。〔{{rm|50|17|偽筆}}~{{rms|50|20|悪魔払}}〕 |
== 脚注 == | == 脚注 == |
2020年3月17日 (火) 13:58時点における最新版
弥次彦(やじひこ)と与太彦(よたひこ)は、霊界物語の登場人物。主に第13~14巻に登場する。第15巻以降は安彦(やすひこ)、国彦(くにひこ)と改名して活動する。
目次
概要
弥次彦・与太彦時代の主なエピソード
第13章第17~23章
- 弥次彦・与太彦の2人はコーカス山に参拝に行く旅の途中、醜の窟の中で半ダース宣伝使と出会う。
- 田子の町にお竹の家があった。お竹は10年ほど前に弥次彦の家で奉公していた女である。2人はお竹の家に泊まらせてもらう。
- お竹の母に小便入りの茶を出された2人は、お竹の父母と喧嘩を始め、見物人が集まって大騒ぎになる。そこへ半ダース宣伝使が現れて、騒動は鎮定された。
- 半ダース宣伝使と弥次彦・与太彦の8人はコーカス山へ向かう。
第13巻24章、第14巻第1~2章
- 一行8人はコーカス山へ向かう途中、猿山峠の麓の林の中で野宿をするが、ふと目を覚ますと音彦・弥次彦・与太彦の3人しかおらず、5人の宣伝使の姿は消えてしまった。3人はウラル教の捕手数百人に追い駆けられ、小鹿峠から谷間を目がけて飛び込んだ。〔第13巻第24章「大活躍」#〕
- 音彦・弥次彦・与太彦の3人は中有界を旅する。三途の川で脱衣婆とおかしな問答をしていると、ウラル教の大目付・源五郎が現れた。源五郎は小鹿峠で馬から落ちて死んだのだった。〔第14巻第1章「三途川」#〕
- 一行4人は脱衣婆と別れて、原野を進んで行くと、土中から巨大な銅木像が現れた。源五郎は銅木像の中に入って操縦してどこかへ行ってしまう。気がつくと3人は小鹿峠の川べりで気絶しており、日の出別一行(日の出別、半ダース宣伝使の音彦以外の5人、六公)によって救われたのだった。〔第14巻第2章「銅木像」#〕
第14巻第4~9章
- 日の出別と半ダース宣伝使は空を飛んでコーカス山に先に行ってしまう。弥次彦・与太彦・六公の3人が残された。〔第14巻第4章「馬詈」#〕
- 3人は馬に跨がり、小鹿峠の急坂を登って行く。山岳が崩れるばかりの怪音が聞こえて来た。驚いて目を覚ますと、3人は小鹿峠の道端で居眠りをしていたのであった。〔第14巻第5章「風馬牛」#〕
- 3人は小鹿峠を登って行く。岩窟の中から、ウラル教によって囚われていた三五教の宣伝使・勝公(勝彦)を救い出す。〔第14巻第6章「楽隠居」#〕
- 急坂を登って行くと、突然突風が吹いて、弥次彦と勝彦の2人は谷間に吹き飛ばされてしまった。与太彦と六公は慌てて2人を探しに行く。〔第14巻第7章「難風」#〕
- 弥次彦・勝彦は中有界を訪れ、脱衣婆とおかしな問答を交わす。〔第14巻第8章「泥の川」#〕
- 谷川で大木の上に引っ掛かって気絶していた弥次彦・勝彦は、与太郎・六公に発見され、救われた。〔第14巻第9章「空中滑走」#〕
第14巻第10~16章
- 弥次彦・与太彦・勝彦・六公の4人は、再び小鹿峠の坂道を進み出す。休息のため松屋という飲食店に入ると、そこの下女・お竹(田子の町のお竹とは別人)は、六公の別れた妻だった。4人は小山村のお竹の実家に泊まる。六公は酒や博奕に明け暮れる極道亭主で、お竹は実家に逃げ帰り、松屋で働いていたのだった。お竹はそれ以前にも離婚歴があり、六公で二度目の結婚となる。三五教には「夫婦は二世」という教えがあるため、もう結婚は出来ないことになる。悲歎に暮れている婆(お竹の母)に勝彦は、六公は今は改心しているのでお竹と復縁すればいいと提案する。コーカス詣りから帰って来たら婚礼を挙げることになる。〔第14巻第10章「牡丹餅」#~第12章「復縁談」#〕
- 一行4人(弥次彦・与太彦・勝彦・六公)はコーカス山に向かって進む。小鹿峠の二十三坂の上で、勝彦は弥次彦・与太彦にせがまれて3人に幽斎を行う。すると邪神に憑かれて3人は発動してしまう。そこへ空から日の出別が馬に乗って現れ助けてくれた。4人は幽斎を反省し、再び小鹿峠を進む。二十五番峠の上に辿り着くと、暴風が吹いて4人は谷間に吹き飛ばされてしまった。〔第14巻第13章「山上幽斎」#〕
- 一行4人は中有界を彷徨う。一途川の婆に襲われるが、目を覚ますと二十五峠の麓の谷底にいた。〔第14巻第14章「一途川」#~第15章「丸木橋」#〕
- 4人はコーカス山を参拝し、小山村に帰って来た。六公とお竹は婚礼の式を挙げた。〔第14巻第16章「返り咲」#〕
安彦・国彦時代の主なエピソード
第15巻
- 弥次彦・与太彦・勝彦はそれぞれ安彦・国彦・道彦と改名した。太玉命の従者となり顕恩郷に向かう。途中、エデン河で濁流に呑まれて流されてしまった。〔第15巻第1章「破羅門」#~第2章「途上の変」#〕
- 安彦・国彦・道彦・田加彦・百舌彦の5人は中有界の一途の川のほとりにやって来た。2人の婆と問答する。フト気がつくと北野山の山中の谷川の砂の上にいた。妙音菩薩が5人をエデン河から救い、運んで来たのだった。〔第15巻第5章「五天狗」#〕
- 一行5人はウラナイ教の本部に入り込み、包丁を持った高姫・黒姫に追い駆けられ、逃げ出した。〔第15巻第6章「北山川」#~第9章「薯蕷汁」#〕
第50巻
- 安彦と国彦は斎苑の館の役員になっていた。2人は神勅を帯びて祠の森へ出張し、教主・八島主命の命を、祠の森の神司・珍彦に伝える。高姫を祠の森から放逐して自転倒島に追い返すようにという命である。初稚姫は、ここは自分に任せて欲しいと八島主に伝えて欲しいと2人に頼む。2人は斎苑の館に帰った。〔第50巻第17章「偽筆」#~第20章「悪魔払」#〕