日の出別命

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
日の出別から転送)

日の出別命(ひのでわけのみこと)は、霊界物語に登場する人物。三五教宣伝使日の出神の分霊[1]

概要

主なエピソード

第13巻

日の出別命は天教山木花姫命の命で、魔神が巣くうアーメニヤの都へ旅立った。日の出丸に乗り西へ、インド洋を渡り、「鶴の島」で鶴山丸に乗り換え、フサの国へ向かう[3]フサの海を航海中、颶風に出会うが、日の出別命が宣伝歌を歌うと、暴風はたちまち止んだ。それを見たウラル教の宣伝使6人(半ダース宣伝使)は驚いて、三五教の日の出別命に帰順しようと言うが、岩彦一人だけは頑なに反対して議論となる。彼らは竜宮島の宣伝に失敗してフサの国の都に帰る途中であった。船はフサの国のタルの港に着いた。日の出別命は上陸して都を目指して進んで行く。6人はその後をこっそり着いて行く。日の出別命は6人を地下の大岩窟「醜の窟」で修業させる。最後に岩彦も改心が出来て、本守護神が現れた[4]。〔第13巻第2章波斯の海#第21章本霊#

その後、日の出別命はコーカス山に現れた。[5]

第14巻

第14巻で半ダース宣伝使音彦は、弥次彦・与太彦と共に3人で行動する。小鹿峠の麓の河辺で、日の出別命は半ダースの他の5人を率いて、音彦らの前に現れた。〔第14巻第2章銅木像#第4章馬詈#

小鹿峠の二十三坂の上で、勝彦弥次彦・与太彦幽斎を行うと、悪神が懸かって大変なことになる。そこへ日の出別命が半ダース宣伝使を率いて、中空から馬に乗って現れ、助けてくれた。〔第14巻第13章山上幽斎#

第15巻

第15巻第19章第一天国#で初めて、日の出別神は吾勝命だということが明かされている。「吾勝命は、フサの国の首府タールの都に、日の出別神と現はれて、神政を執り行はせ給ひつつありき」。言依別命は日の出別神に面会し、神素盞嗚大神がいる斎苑の館を教えられ、そこへ向かった。

第39巻

斎苑の館で開かれた大黒主調伏相談会で、日の出別神は思兼神(議長)[6]となり、大黒主がいる月の国ハルナの都へ向かう宣伝使を選定する会議を進めた。〔第39巻第2章評定#

ここでは日の出別神は「教主」「大教主」とも呼ばれている。[7]

第65巻

聖地エルサレムで、初稚姫一行(初稚姫玉国別真純彦)を、日の出別神が先頭に立って出迎えた。〔第65巻第26章七福神#

脚注

  1. 第13巻第2章波斯の海#:「日の出神の分霊 豊栄昇る朝日子の 日の出の別の神司」
  2. 第15巻第19章第一天国#:「吾勝命は、フサの国の首府タールの都に、日の出別神と現はれて、神政を執り行はせ給ひつつありき」、第39巻第1章大黒主#:「茲に斎苑の館の八尋殿に大神は数多の神司を集めて、大黒主調伏の相談会を開始さるる事となつた。日出別神(吾勝命)、八島主神(熊野樟日命)、東野別命(東助)、時置師神(杢助)」
  3. 第13巻第2章波斯の海#:「神の教に真名井河 目無堅間の船に乗り 西へ西へと印度洋 浪を渡りて鶴の島 鶴の港を後にして 波斯の海にぞ着きにける。(略)日の出丸より乗替へたる鶴山丸の船中には日の出別命を初め、ウラル教の宣伝使数名これに乗込んで居る」
  4. 第13巻第21章本霊#
  5. 第13巻第22章高加索詣#:「コーカス山に現れし、日の出別の活神を、慕うて絡繹と詣づる男女の真中に」、(弥次彦のセリフ)「日の出別の活神さまが、コーカス山に現はれてより」
  6. 第39巻第2章評定#:「思兼神(議長)の格に控へたる日出別神は」
  7. 第39巻第3章出師#:「照国別の梅彦は日出別の教主より月の国のハルナの都へ向ふ事を許され」、(音彦の歌)「日出別の大教主」