21,338
回編集
差分
Jump to navigation
Jump to search
鏡の池
,→主なエピソード
== 主なエピソード ==
=== (1) 狭依彦 ===
【第8巻第9~10章】
俄宣伝使の[[狭依彦]](猿世彦)は鏡の池で禊をし、信者に洗礼を施した。聞きかじりの教理で説教をする。信者の[[黒彦]]と食べ物のことで下らない問答をしていると、池の水がブクブクと泡立ち、水の中から「やり直せ、宣り直せ」と声がする。今度は鳥の問答をすると「もっと心をとり直せ」と唸り声が聞こえてくる。唸り声は刻々と高まり、大地震のように大地一面が動き出した。狭依彦は腰を抜かしながらもその場で祈願を凝らしていた。〔{{rm|8|9|鏡の池}}〕
=== (2) 鷹依姫一行 ===
【第29巻第1~2章】
[[黄金の玉]]を探すため[[鷹依姫]]、[[竜国別]]、[[テーリスタン]]、[[カーリンス]]の4人は[[高砂島]]へ渡る。そして昔、[[狭依彦]]が三五教を開いた旧跡地・鏡の池の岩窟に行き、鷹依姫は岩窟の奥に隠れて生神となり、竜国別が[[審神者]]となってインチキ宗教を開き──鏡の池に[[月照彦神]]が現れ、玉を献上すれば御神徳が得られる──と宣伝した。高砂島の住民は玉を持って鏡の池に列をなし、一年ほどで幾百もの玉が集まった。しかし目当ての黄金の玉はなかった。
=== (3) 高姫 ===
【第29巻第8~11章】
[[高姫]]一行が鏡の池にやって来ると、池の神霊([[月照彦神]])が呻り出して高姫の所業を非難するが、高姫も悪口を言い返す。高姫は、この池の神霊は月照彦神ではなく劫を経たスッポンのお化けだと言って石を池に投げ込む。すると大地は大地震のように震い出し、高姫はビリビリ震えてその場にへたばってしまった。〔{{rm|29|8|高姫慴伏}}〕
=== (4) 国照別一行 ===
【第69巻第14~16章】
[[国照別]]([[ウヅの国]]の国司・[[国依別]]の子)は供の[[浅公]]と共に[[アリナ山]]を下り、[[アリナの滝]]の[[懸橋御殿]]に辿り着いた。滝に禊に行くと老中・[[伊佐彦]]の手下の捕り手が14~5人おり、世継である国照別を連れ戻そうとするが、国照別は逆に自分の子分になって[[ウヅの国]]の立直しに協力するよう呼びかける。そのうち3人([[駒治]]、[[市公]]、[[馬公]])だけが国照別に従い、残りの捕り手は一目散に逃げて行った。一行5人は鏡の池に向かう。〔{{rm|69|14|暗枕}}~{{rms|69|15|四天王}}〕