玉川の滝
玉川の滝(たまがわのたき)は、
(1) 霊界物語に登場する滝。ヒルの国にある[1]。「玉川の瀑布」と呼ばれる場合もある。
(2) 霊界物語第9巻第24章の章題。
本項では(1)について解説する。
- 初出:第9巻第20章「心の鏡」#
- 高照山(ヒルとカルの国境)の山口[2]から3里ばかり奥へ入ったところに深い谷があり、そこ落ちる長い滝。数百丈もの大瀑布。[3]
- 滝壺の左右に大きな岩窟があり、東の岩窟から神の声が聞こえるので、沢山の参詣者が詣っている。[3]
主なエピソード
虎公(志芸山津見)と熊公の二人は、玉山(ぎょくざん)の麓で、珍山彦から「高照山の谷間で禊をしてから、カルの国に行って宣伝せよ」と言われる。[4]
二人は、高照山の山口で、たまたま通りがかった鹿公から、玉川の滝に八岐大蛇という神様が現れたという話を聞いて、滝に向かう。すると東の岩窟から唸り声が聞こえ、二人に教戒を与える。声の主は大蛇彦命(木花姫命の化身)だった。志芸山津見(虎公)はこれよりますます心を改め、カルの国一円を宣伝して、黄泉比良坂の神軍に参加することになる。〔第9巻第23章「高照山」#~第24章「玉川の滝」#〕