玉ノ井の湖

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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玉ノ井の湖(たまのいのみずうみ)は、霊界物語に登場する湖。万寿山のそばにある。

概要

主なエピソード

玉ノ井の湖は神界経綸上、必要な神泉であり、自在天の一派はこの湖を占領しようとして湖に押し寄せる。三ツ葉彦命は天に向かって救援を祈願すると、天上の三ツ星より東雲別命白雲別命青雲別命の三柱が万寿山に降り、三柱一度に雄叫びをすると、玉ノ井の湖の水は一滴も残らず空に舞い上がり、遠く東西に分かれて降って来て、大湖水を現出した。東の湖水は「牛の湖水」(今日のカスピ海)、西の湖水は「唐の湖」(今日の黒海)である。三柱は永遠に玉ノ井の湖の守護神ととなり、白竜と変化した。〔第3巻第16章玉ノ井の宮#

唐の湖と呉の海の位置

第3巻第16章玉ノ井の宮#には

と書いてある。

しかし第12巻第16章国武丸#には

と書いてある。琵琶の湖は現在のカスピ海なので、牛の湖水と琵琶の湖は同一で、唐の湖と呉の海は同一ということになる。つまり次のようになる。

  • 牛の湖水=琵琶の湖=カスピ海
  • 唐の湖呉の海=黒海
  • 瀬戸の海=地中海

しかし日本で相応する地理は、唐の湖と呉の海は同一ではなく位置が異なる。

三鏡には、

  • 大阪湾は黒海に相応する〔月鏡「日本は世界の胞胎」#
  • 呉の海は呉の付近〔月鏡「呉の海」#[3]

と書いてあるので、次のようになる。

  • 牛の湖水=琵琶の湖=琵琶湖
  • 唐の湖=瀬戸内海東端(大阪湾)
  • 瀬戸の海=瀬戸内海中央部
  • 呉の海=瀬戸内海西端

現実の玉ノ井の湖

日本においては亀岡が玉ノ井の湖である。

「丹波は、昔は丹波の泥海といつて、全部が湖水であり、綾部も亀岡も勿論その泥海のやうな湖水の中にあつた。亀岡の如きは、玉の井の湖と称せられた程である」〔出口王仁三郎「本宮山について」#

万寿山は天恩郷の丘陵部、霊鷲山は高熊山、玉ノ井の邑は穴太ということになる。

なお、「玉ノ井」とは、王仁三郎の実家のすぐそばにある井戸のことである。[4]

脚注

  1. 使用回数は、玉ノ井の湖7回、玉ノ井湖3回、玉の井の湖4回、玉の井湖1回
  2. 第3巻第16章玉ノ井の宮#
  3. 月鏡「呉の海」#:「霊界物語中に示されたる呉の海と云ふのは、呉の附近である。広島は往古一つの嶋であつて、今の広島から九州の別府の辺迄陸続きになつて居たのである。その以東を瀬戸の海と云ひ、以西を呉の湖というたのである」
  4. 玉鏡「玉の井」#

関連項目