玉の井

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
昭和10年(1935年)9月8日、玉の井の前に立つ王仁三郎。

玉の井(たまのい)は、穴太王仁三郎の生家(瑞泉苑)にある井戸のことで、王仁三郎の産湯を取った井戸。(霊界物語における霊鷲山麓の玉ノ井については「玉ノ井」を見よ)

久兵衛池を玉の井と呼ぶ場合もあるが、正しくは井戸のことである。

 穴太の王仁が実家の西南隅にある池、即ち久兵衛池を玉の井だと思つて居る人が多いが、さうではないので、本当の玉の井といふのは、家の直ぐそばにある井戸の事である。形が円いので玉の井と云ふのである。王仁が産湯を使つた井戸の事である。清水滾々と湧いて盡くる事がない。
出典:玉鏡「玉の井」#

霊界物語では紀行歌や第62巻讃美歌)などで「玉の井」が歌枕的に使われている。ただし「玉のように清く澄んだ水の井戸」という意味の普通名詞(つまり井戸の美称)として使われている可能性もある。

【例】

霊界物語以外の文献に「玉の井の池」が出て来るが、それは久兵衛池のことである。

【例】

  • 「玉の井の池に関して村人の圧迫つよく窮地におちいる」〔「故郷の二十八年#」〕

関連項目

  • 玉ノ井:霊界物語に登場する地名。霊鷲山麓にある。
  • 神聖神社:穴太に建立された神聖神社は当初は神勅によって「玉の井神社」と命名されていた。