出口王仁三郎の著述

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出口王仁三郎の歌日記の原稿。昭和4年3月1日。

出口王仁三郎の著述では、出口王仁三郎が執筆・口述した文書、講演録、側近による如是我聞集など、王仁三郎の著述物を集めて一覧とする。なるべく復刻版の類は省き、初版・初出となるものだけを時系列順に並べた。

出口王仁三郎の著書として発行された単行本は多数あるが、最初から書籍として発行することを目的に書いた「書き下ろし」は、霊界物語と『王仁蒙古入記』『記憶便法エス和作歌辞典』くらいしかない。他は機関誌等で発表されたものを集めて編纂した著作集である。

大正10年まで

  • 本教創世記:明治37年(1904年)1~2月執筆。
  • 道の栞:明治37年(1904年)に執筆された。大正7年(1918年)以降に一部が機関誌上で発表され、大正14年(1925年)に始めて単行本として出版された。
  • 道の大本:明治38年(1905年)に執筆された。その一部分が大正9年(1920年)に神霊界誌上で発表され、王仁文庫 第九篇に収録された。それとは別の一部分が昭和2年(1927年)に単行本道の大本として出版された。
  • 大本教開祖御伝記:大正2年(1913年)10月発行。著者は「百済博士」(王仁三郎の筆名)。
  • 「大本教言霊学 天之巻」「同 火之巻」「同 梅花篇」:大正4年(1915年)執筆。公刊されず一部の信者が書写するだけだった。昇天後に公刊された。→「大本言霊学 (天之巻・火之巻)」「大本言霊学 梅花篇
  • 大本略義:大正5年(1916年)9月の講演要旨。単行本として刊行されてはいない。浅野和三郎・著大正維新の真相の前半部に流用されている。
  • 大本神諭:開祖出口直に降りた国祖の神示「筆先」を、王仁三郎が漢字を当てはめて発表したもの。大正6年(1917年)以降神霊界誌で発表され、後に単行本化された。
  • 裏の神諭:出口直の在世中に王仁三郎に降りた種々の神示類。機関誌等で随時発表された。
  • 伊都能売神諭:王仁三郎に降りた国祖の神示。大正7年(1918年)~8年に神霊界誌上で発表。王仁三郎昇天後に単行本化された。
  • 皇道大本神歌:大正7年(1918年)5月に王仁三郎に降りた神示。大正9年(1920年)4月発行。
  • 王仁文庫(全10巻):大正9年(1920年)~10年発行。王仁三郎の過去の著述を集めた著作集。
    • 第一篇 皇道我観
    • 第二篇 国教論集
    • 第三篇 瑞能神歌
    • 第四篇 記紀真解
    • 第五篇 道の大原
    • 第六篇 玉の礎
    • 第七篇 記紀真釈
    • 第八篇 八面鋒
    • 第九篇 道の大本
    • 第十篇 五色草
  • 故郷の二十八年:自叙。大正9年(1920年)12月執筆。神霊界誌に掲載された。

大正11年から昭和20年まで

日記

  • 二名日記 全1巻:昭和3年(1928年)5~6月に四国を巡教した時の日記。
  • 東北日記 全8巻:昭和3年(1928年)7~11月に北陸・東北・北海道・樺太を巡教した時の日記。
  • 日月日記 全13巻:昭和3年(1928年)11月~4年12月の日記。
  • 庚午日記 全11巻:昭和5年(1930年)の日記。
  • 更生日記 全12巻:昭和6年(1931年)の日記。
  • 壬申日記 全8巻:昭和7年(1932年)の日記。

これ以降の日記の単行本は →「壬申日記#廃刊」参照

王仁三郎は第二次大本事件の第二審の時、高野裁判長に「大正14年(1925年)から日記が付けてある」と陳述した[1]。だが全ての日記が単行本化されているわけではない。

  • 霊界物語の校正の際に、昭和8年12月10日から同10年6月25日までの歌日記を余白に書き入れている[1]
  • 第二次大本事件の獄中のことは、歌集『朝嵐』に収録されている。
  • 晩年は、『愛善苑』誌に昭和21年3月15日から8月5日までの歌日記が発表されている[1]

歌集

少年・青年時代の回顧歌集について →「故山の夢#少年・青年時代の回顧歌集について

  • 第1歌集 花明山 (歌集):昭和6年(1931年)5月15日発行。昭和5年5月から6年2月に発表された歌。1391首。
  • 第2歌集 彗星 (歌集):昭和6年(1931年)7月4日発行。昭和6年3月から5月に発表された歌。1618首。
  • 第3歌集 故山の夢:昭和6年(1931年)発行。10歳から27歳にかけての出来事を詠んだ回顧歌集。1733首。
  • 第4歌集 霞の奥:昭和6年(1931年)発行。昭和6年6~7月に発表された歌。1880首。
  • 第5歌集 東の光:昭和6年(1931年)12月30日発行。道歌集。それまでに機関誌等で発表された歌を蒐集。4943首。
  • 第6歌集 霧の海 (歌集):昭和7年(1932年)3月25日発行。4歳~28歳冬までの回顧歌集。2132首。
  • 第7歌集 白童子(はくどうじ):昭和7年(1932年)発行。昭和6年8~12月に発表された歌。7932首。
  • 第8歌集 青嵐(あおあらし):昭和7年(1932年)発行。29歳の頃の出来事を詠んだ回顧歌集。
  • 第9歌集 公孫樹(いちょう):昭和8年(1933年)発行。昭和6年1~10月に発表された歌。4218首。
  • 第10歌集 浪の音:昭和8年(1933年)3月28日発行。30~31歳(明治33~34年)の頃の出来事を詠んだ回顧歌集。2400首。
  • 第11歌集 山と海 (歌集):昭和8年(1933年)6月25日発行。昭和7年9月~8年4月に発表された歌。4670首。
  • 第12歌集 言華(げんか):昭和3年1月~10年12月に詠んだ道歌。王仁三郎昇天後に編纂・出版された。
  • 百千鳥(ももちどり):昭和8~10年に、明治34~39年の出来事を回顧して詠んだ歌集。2345首。
  • 朝嵐(あさあらし):昭和17年(1942年)9~10月執筆。第二次大本事件回顧歌集。1600首。
    • ほしくらにてよめる歌──出口王仁三郎聖師・出口すみ子二代教主 獄中の御歌:平成3年(1991年)12月8日発行。天声社。
  • 月照山 (歌集)(げっしょうざん):昭和17年後半~19年末に詠んだ歌。3939首。

エスペラント語訳

昭和21年以降

みいづ舎編纂

脚注

  1. 以下の位置に戻る: 1.0 1.1 1.2 新月の光』1299「歌日記全四十五巻」