高島丸
高島丸(たかしままる)は、霊界物語に登場する船。高砂島のテルの港へ向かう途中、高姫たちを救出した。28巻19~22章で船上が舞台となる。
また高砂島からオノコロ島に帰国するときにも高島丸に乗船している。33巻15~17章で舞台となる。
エピソード
高砂島へ
高島丸は筑紫島、竜宮島などから、常世国に渡ろうとする者200人ばかりを乗せていた。船長はタルチール。
高姫、常彦、春彦の3人が会場を歩いているのを見つけて救い上げる。高姫らは玉探しのため、言依別命・国依別の後を追っていた。琉球からテルの国へ行くため舟を漕いでいて暗礁に乗り上げ難破したため、海の上を歩いていたのだ。
船長は3人を取り調べるが、高姫は高慢で話にならない。騒ぐ高姫を縛り上げ逆さ吊りにする。常彦と春彦はワイワイ泣き叫ぶ。
言依別命と国依別の二人もちょうどこの船に乗っていて、高姫を下ろしてあげた。しかし高姫らは言依別命らに助けられたということに気づかなかった。
船長はすでに言依別命・国依別の感化されて三五教の信者となり、また宣伝使の職を与えられていた。
船長は高姫に、言依別命は玉を持ってオノコロ島へ引き返した…とウソをついて帰国させようとしたが、高姫は信じない。あくまでも言依別命が玉を持っていて、高砂島に渡ったと確信している。
テルの港に着くと、高姫らはテルの都へ向かって走って行った。
船長は、自分の子で副船長のテルチルを船長に任じて、自分は宣伝使として言依別命らに同道することにした。
高砂島から
高姫一行6人(高姫、鷹依姫、竜国別、常彦、テーリスタン、カーリンス)はテルの国のハラの港から高島丸に乗った。
高姫の隣りに乗客が高姫の噂話をする。松彦と鶴彦である。松若彦に命じられ、高姫の行動を監視するために乗っていたのだ。
高姫は改心の歌を歌う。
高島丸は西回りで台湾島へ向かう。