21,339
回編集
差分
Jump to navigation
Jump to search
ページの作成:「{{Otheruses|治国別の弟で、松姫の元・夫である松彦|その他の松彦|松彦 (曖昧さ回避)}} '''松彦'''(まつひこ)は、霊界物語に…」
{{Otheruses|治国別の弟で、松姫の元・夫である松彦|その他の松彦|松彦 (曖昧さ回避)}}
'''松彦'''(まつひこ)は、[[霊界物語]]に登場する人物。最初は[[バラモン軍]]の兵士として登場するが、後に[[三五教]]の[[宣伝使]]となる。[[治国別]]の弟。[[松姫]]の元・夫。第43巻以降に登場するが、最初は「'''マツ公'''」「'''松公'''」と呼ばれている。
== 概要 ==
* 初出:{{rm|43|13|軍談}}に「'''マツ公'''」という名で初登場する。{{rm|43|17|反歌}}以降は「'''松公'''」と表記され、{{rm|44|9|怪光}}以降は「'''松彦'''」と呼ばれている。(「松公」という人物は他にもいる→「[[松公 (曖昧さ回避)]]」)
* 主に第43~46巻、第48巻、第53~55巻に登場する。
* マツ公と同僚の[[タツ公]]は、[[バラモン教]]の[[片彦将軍]]の秘書役<ref>{{rm|43|13|軍談}}:「此二人は片彦将軍の秘書役ともいふべき、マツ、タツの両人であつた」、「バラモン教のマツ公、タツ公は流石に片彦将軍の秘書を勤むる丈あつて」</ref>。
* 生まれは[[アーメニヤ]]<ref>{{rm|43|14|忍び涙}}:マツ公のセリフ「ウン、俺の生れはな、実はアーメニヤだ」</ref>。
* [[治国別]]([[半ダース宣伝使]]の一員の亀彦)は松彦の兄である。
* 兄の亀彦がウラル教の宣伝使として[[竜宮島]]に渡った後、[[バラモン教]]が[[アーメニヤ]]の神都を襲い、[[ウラル彦]]・[[ウラル姫]]一族は[[常世の国]]へ逃げ、人々の家は焼き滅ぼされた。松彦は父母兄弟に生き別れ、また死に別れ、漂流するうちにバラモン教の[[片彦将軍]]に見い出された。敵であるが、兄・亀彦の所在を探るため、心ならずもバラモン教に入った。<ref>{{rm|44|2|月の影}}:松公のセリフ「兄上様がアーメニヤの神都より宣伝使となつて竜宮の一つ島へ渡られた後~広い天下を当所もなく漂流する内バラモン教の片彦に見出され、心ならずも兄様の所在を探るを唯一の目的として今日まで日を送つて参りました」</ref>
* 元・妻の[[松姫]]、娘の[[お千代]]との関係は「[[松姫#松姫・松彦・お千代]]」を見よ。
== 主なエピソード ==
=== 第43~46巻 ===
マツ公と[[タツ公]]は三五教の[[玉国別]]一行との戦い<ref>{{rm|43|12|双遇}}の後半</ref>で馬から転落し足を負傷した。逃げ遅れた二人は[[祠の森]]で、三五教の[[純公]](玉国別の弟子)・[[五三公]](治国別の弟子)と出会った。四人は話しているうちに打ち解け合う。マツ公が[[治国別]](旧名・亀彦)の生き別れた弟だと判明した。出かけていた治国別と玉国別が戻って来た。しかし治国別は弟だと聞いても喜びもせず、逆に「迷惑だ、バラモン教の手先となるような弟を持った覚えはない」と否定する。マツ公は「これより私の真心を御覧に入れ、その上で兄弟の名乗りをお願いします」と応えた。〔{{rm|43|13|軍談}}~{{rms|43|15|温愛}}〕
マツ公とタツ公は、バラモン教に捕まった[[伊太公]](玉国別の弟子)を奪い返すため、祠の森を出て[[清春山]]に向かった。二人は岩窟の牢獄に囚われていた伊太彦を救出して、[[祠の森]]へ戻る。〔{{rm|43|16|鰌鍋}}~{{rms|43|18|石室}}〕({{rms|43|17|反歌}}から「松公」に表記が変わる)
[[祠の森]]に伊太彦を連れて帰った松公を、治国別はようやく弟と認め、竜公(松公の妻の弟)を義理の弟だと認めた。〔{{rm|44|2|月の影}}〕
その後、松公は兄・[[治国別]]の弟子となりその一行に加わって行動する。({{rm|44|9|怪光}}から松公から「松彦」に変わる。ただし竜公は「竜公」のままである)
[[野中の森]]で寝ている最中、治国別と竜公が姿を消してしまった(バラモン軍の陣営がある[[浮木の森]]へこっそり向かった)〔{{rm|44|16|怯風}}〕。残った6人(松彦、[[万公]]、[[五三公]]と、バラモン教の[[アク]]・[[タク]]・[[テク]])のうち松彦が宣伝使格となり、一行を導いて、[[浮木の森]]へ向かった。
〔{{rm|44|17|罵狸鬼}}〕
その途中、[[河鹿川]]の下流に架かる一本橋で、[[お寅]]とその娘・[[お菊]]の親子に出会う。二人に案内されて、[[ウラナイ教]]の[[小北山]]を訪れる。するとそこで松彦は、10年前に別れた妻・松姫と、娘・お千代に再会する(→「[[松姫#松姫・松彦・お千代]]」)。3人で協力し、小北山を三五教に立て直す。〔{{rm|44|18|一本橋}}~{{rm|46|23|黄金華}}〕(第45巻・第46巻は小北山が舞台)
=== 第48巻 ===
松彦一行6人(松彦、[[万公]]、[[五三公]]と、バラモン教の[[アク]]・[[タク]]・[[テク]])は[[小北山]]を旅立ち、[[浮木の森]]へ向かった<ref>{{rm|45|20|蛙行列}}の章末:「松彦、万公、五三公、アク、タク、テクの一行は、小北山を後に眺めて浮木の森を指して足を早めた」</ref>。治国別・竜公(この二人は第47巻・第48巻で浮木の森のバラモン軍に落とし穴に落とされ気絶して天国巡覧し{{rm|48|15|金玉の辻}}で現界に戻る)と合流し、[[ランチ将軍]]・[[片彦将軍]]・[[ガリヤ]]・[[ケース]](この四人は{{rm|48|6|狂転}}で物見櫓から川に落ち気絶して中有界を彷徨っていた)を救出する。〔{{rm|48|16|途上の変}}~{{rms|48|17|甦生}}〕、
=== 第53~55巻 ===
[[治国別]]一行4人([[治国別]]、松彦、[[竜公]]、[[万公]])は[[ビクの国]]の救援に行く。三五教の教理や儀式を教え、神殿や教殿を建設し、その後、[[エルサレム]]へ向かった<ref>{{rm|53|23|純潔}}:「これより治国別初め、万公、松彦、竜彦は、刹帝利の懇情により、三五の教理や儀式を城内の重役その他に教導し、神殿や教殿を新に創立し、夏の中頃一同は鬼春別以下の跡を追かけエルサレムを指して進み行く」</ref> <ref>{{rm|55|18|音頭}}:「是より治国別、道晴別、松彦、竜彦の四人は、テームス一家に暇を告げ、一先づエルサレムを指して足を速めて出でて行く」</ref>。〔{{rm|53|22|天祐}}~{{rm|53|23|純潔}}〕(第53巻・第54巻は[[ビクの国]]が、第55巻はビクの国に隣接する[[フサの国]][[玉木村]]の[[テームス家]]が舞台となる)
== 脚注 ==
<references/>
{{デフォルトソート:まつひこ はるくにわけのおとうと}}
[[Category:霊界物語の人物]]
'''松彦'''(まつひこ)は、[[霊界物語]]に登場する人物。最初は[[バラモン軍]]の兵士として登場するが、後に[[三五教]]の[[宣伝使]]となる。[[治国別]]の弟。[[松姫]]の元・夫。第43巻以降に登場するが、最初は「'''マツ公'''」「'''松公'''」と呼ばれている。
== 概要 ==
* 初出:{{rm|43|13|軍談}}に「'''マツ公'''」という名で初登場する。{{rm|43|17|反歌}}以降は「'''松公'''」と表記され、{{rm|44|9|怪光}}以降は「'''松彦'''」と呼ばれている。(「松公」という人物は他にもいる→「[[松公 (曖昧さ回避)]]」)
* 主に第43~46巻、第48巻、第53~55巻に登場する。
* マツ公と同僚の[[タツ公]]は、[[バラモン教]]の[[片彦将軍]]の秘書役<ref>{{rm|43|13|軍談}}:「此二人は片彦将軍の秘書役ともいふべき、マツ、タツの両人であつた」、「バラモン教のマツ公、タツ公は流石に片彦将軍の秘書を勤むる丈あつて」</ref>。
* 生まれは[[アーメニヤ]]<ref>{{rm|43|14|忍び涙}}:マツ公のセリフ「ウン、俺の生れはな、実はアーメニヤだ」</ref>。
* [[治国別]]([[半ダース宣伝使]]の一員の亀彦)は松彦の兄である。
* 兄の亀彦がウラル教の宣伝使として[[竜宮島]]に渡った後、[[バラモン教]]が[[アーメニヤ]]の神都を襲い、[[ウラル彦]]・[[ウラル姫]]一族は[[常世の国]]へ逃げ、人々の家は焼き滅ぼされた。松彦は父母兄弟に生き別れ、また死に別れ、漂流するうちにバラモン教の[[片彦将軍]]に見い出された。敵であるが、兄・亀彦の所在を探るため、心ならずもバラモン教に入った。<ref>{{rm|44|2|月の影}}:松公のセリフ「兄上様がアーメニヤの神都より宣伝使となつて竜宮の一つ島へ渡られた後~広い天下を当所もなく漂流する内バラモン教の片彦に見出され、心ならずも兄様の所在を探るを唯一の目的として今日まで日を送つて参りました」</ref>
* 元・妻の[[松姫]]、娘の[[お千代]]との関係は「[[松姫#松姫・松彦・お千代]]」を見よ。
== 主なエピソード ==
=== 第43~46巻 ===
マツ公と[[タツ公]]は三五教の[[玉国別]]一行との戦い<ref>{{rm|43|12|双遇}}の後半</ref>で馬から転落し足を負傷した。逃げ遅れた二人は[[祠の森]]で、三五教の[[純公]](玉国別の弟子)・[[五三公]](治国別の弟子)と出会った。四人は話しているうちに打ち解け合う。マツ公が[[治国別]](旧名・亀彦)の生き別れた弟だと判明した。出かけていた治国別と玉国別が戻って来た。しかし治国別は弟だと聞いても喜びもせず、逆に「迷惑だ、バラモン教の手先となるような弟を持った覚えはない」と否定する。マツ公は「これより私の真心を御覧に入れ、その上で兄弟の名乗りをお願いします」と応えた。〔{{rm|43|13|軍談}}~{{rms|43|15|温愛}}〕
マツ公とタツ公は、バラモン教に捕まった[[伊太公]](玉国別の弟子)を奪い返すため、祠の森を出て[[清春山]]に向かった。二人は岩窟の牢獄に囚われていた伊太彦を救出して、[[祠の森]]へ戻る。〔{{rm|43|16|鰌鍋}}~{{rms|43|18|石室}}〕({{rms|43|17|反歌}}から「松公」に表記が変わる)
[[祠の森]]に伊太彦を連れて帰った松公を、治国別はようやく弟と認め、竜公(松公の妻の弟)を義理の弟だと認めた。〔{{rm|44|2|月の影}}〕
その後、松公は兄・[[治国別]]の弟子となりその一行に加わって行動する。({{rm|44|9|怪光}}から松公から「松彦」に変わる。ただし竜公は「竜公」のままである)
[[野中の森]]で寝ている最中、治国別と竜公が姿を消してしまった(バラモン軍の陣営がある[[浮木の森]]へこっそり向かった)〔{{rm|44|16|怯風}}〕。残った6人(松彦、[[万公]]、[[五三公]]と、バラモン教の[[アク]]・[[タク]]・[[テク]])のうち松彦が宣伝使格となり、一行を導いて、[[浮木の森]]へ向かった。
〔{{rm|44|17|罵狸鬼}}〕
その途中、[[河鹿川]]の下流に架かる一本橋で、[[お寅]]とその娘・[[お菊]]の親子に出会う。二人に案内されて、[[ウラナイ教]]の[[小北山]]を訪れる。するとそこで松彦は、10年前に別れた妻・松姫と、娘・お千代に再会する(→「[[松姫#松姫・松彦・お千代]]」)。3人で協力し、小北山を三五教に立て直す。〔{{rm|44|18|一本橋}}~{{rm|46|23|黄金華}}〕(第45巻・第46巻は小北山が舞台)
=== 第48巻 ===
松彦一行6人(松彦、[[万公]]、[[五三公]]と、バラモン教の[[アク]]・[[タク]]・[[テク]])は[[小北山]]を旅立ち、[[浮木の森]]へ向かった<ref>{{rm|45|20|蛙行列}}の章末:「松彦、万公、五三公、アク、タク、テクの一行は、小北山を後に眺めて浮木の森を指して足を早めた」</ref>。治国別・竜公(この二人は第47巻・第48巻で浮木の森のバラモン軍に落とし穴に落とされ気絶して天国巡覧し{{rm|48|15|金玉の辻}}で現界に戻る)と合流し、[[ランチ将軍]]・[[片彦将軍]]・[[ガリヤ]]・[[ケース]](この四人は{{rm|48|6|狂転}}で物見櫓から川に落ち気絶して中有界を彷徨っていた)を救出する。〔{{rm|48|16|途上の変}}~{{rms|48|17|甦生}}〕、
=== 第53~55巻 ===
[[治国別]]一行4人([[治国別]]、松彦、[[竜公]]、[[万公]])は[[ビクの国]]の救援に行く。三五教の教理や儀式を教え、神殿や教殿を建設し、その後、[[エルサレム]]へ向かった<ref>{{rm|53|23|純潔}}:「これより治国別初め、万公、松彦、竜彦は、刹帝利の懇情により、三五の教理や儀式を城内の重役その他に教導し、神殿や教殿を新に創立し、夏の中頃一同は鬼春別以下の跡を追かけエルサレムを指して進み行く」</ref> <ref>{{rm|55|18|音頭}}:「是より治国別、道晴別、松彦、竜彦の四人は、テームス一家に暇を告げ、一先づエルサレムを指して足を速めて出でて行く」</ref>。〔{{rm|53|22|天祐}}~{{rm|53|23|純潔}}〕(第53巻・第54巻は[[ビクの国]]が、第55巻はビクの国に隣接する[[フサの国]][[玉木村]]の[[テームス家]]が舞台となる)
== 脚注 ==
<references/>
{{デフォルトソート:まつひこ はるくにわけのおとうと}}
[[Category:霊界物語の人物]]