玉公

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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玉公(たまこう)は、霊界物語に登場する人物。4人いる。

(1) 第21巻第23巻に登場する玉公は、玉治別のこと。 →「玉治別」を見よ

(2) 第29巻に登場する玉公は、懸橋御殿国玉依別命の部下。たいていは単に「玉」と呼ばれる。 →「」を見よ

(3) 第34巻第9章~第35巻第7章に登場する玉公は、熊襲の国武野村の住民。

玉公は筑紫ケ岳高山峠虎公たちと烏鷺(囲碁)をしながら黒姫が来るのを待ち構えていると [1] [2] [3] 、そこへ黒姫が登って来た。黒姫が35年前に生き別れた子がいると話すと、虎公は、建野ケ原建国別がその子かも知れないと言う〔第34巻第9章玉の黒点#〕。玉公は黒姫を建野ケ原の神館に案内する〔第10章空縁#〕。

第33巻第21章峯の雲#黒姫の回顧歌の中にも玉公の名前が出る。

(4) 第35巻第22章当違#第23章清交#に登場する玉公は、火の国の都の高山彦の館の受付または門番[4]

玉公が受付(門番)をしていると、房公芳公黒姫の従者)がやって来て、黒姫は来ていないかと問う。玉公は来ていないと返す。

その他

脚注

  1. 第34巻第9章玉の黒点#:甲(玉公)のセリフ「俺の爺は昔日の出神様が火の国へ御出でになつた時、御案内申した御礼として、水晶玉を下さつたが、今に俺ん所の家宝として、大切に保存してあるが、其水晶玉の前に行つて、何でも御尋ねすると、宇宙の森羅万象がスツカリ映るのだ。それに此頃は如何したものか、二三日前から水晶玉の一部に黒点が出来よつて、非常に見つともなくなり、九分九厘と云ふ所迄は何事も判然と分らして貰へるが、其一厘の黒点の為に遺憾乍ら、十分の判断がつかなくなつて了つたのだ。(略)黒い奴に碌なものがあるかい、三五教の黒姫とかいふ真黒けの婆アが、何でも此筑紫島へ渡つて来よつたに違ないのだ」
  2. 第34巻第13章行進歌#:虎公の歌「武野の村の玉公が どうしたものか此頃は 家の秘蔵の水晶玉 黒点出来たと気を焦ち こいつア全く黒姫と 云ふ曲神が此島に やつてうせたに違ひない 今から急ぎ山頂に 登つて待てば黒姫が 登つて来るに違ひない(略)高山峠の絶頂で 三五教の黒姫が 登り来るをドツコイシヨ 今や遅しと待つ間に 玉公さまの発起にて 白と黒との石集め 勝負を初むる折柄に 待つ間程なく黒姫が(略)息をはづまし登り来る」
  3. 第35巻第7章乱舞#:八公の歌「武野の村の玉公が 親の代から伝へたる 水晶玉が如何してか 俄に黒く曇り出し 心をひそめて伺へば 筑紫の島に黒姫が 泥をば吐きに来よつたに てつきり違ひはないものと 大当外れの判断に 親方さまを頼み込み 無花果取るは表向き 高山峠を登り来る 黒姫司を捉まへて 改心ささねばならないと 新、久、八の三人も 親分さまの言ひ付で 嶮しき山をよぢ登り 峠の絶頂に車座と なつて白黒石卜を 初める時しも黒姫が てつきり此処にやつて来た」
  4. 第35巻第22章#:「私は受付の玉公と申しますが」、第35巻第23章#:「門番の玉公はあわただしく入り来り」

関連項目

  • 玉彦:玉彦が仇名で「玉公」と呼ばれているケースはない。