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* 所在地は「熊襲の国」ではなく「[[火の国]]」と書いてある箇所もある<ref>{{rm|34|13|行進歌}};「茲に六人は兄弟の 気取りとなつて'''火の国の 建日の館'''に出でて往く」</ref>。しかし火の国にあるのは[[高国別]](建能姫の父。別名・高山彦)の館であり、間違いだと思われる。 | * 所在地は「熊襲の国」ではなく「[[火の国]]」と書いてある箇所もある<ref>{{rm|34|13|行進歌}};「茲に六人は兄弟の 気取りとなつて'''火の国の 建日の館'''に出でて往く」</ref>。しかし火の国にあるのは[[高国別]](建能姫の父。別名・高山彦)の館であり、間違いだと思われる。 |
2018年8月25日 (土) 15:25時点における版
建日の館(たけひのやかた)は、霊界物語に登場する館。筑紫島の熊襲の国 [1] の建野ケ原にある。
概要
- 別名:建野ケ原の神館
- 表記ゆれ:建日館
- 初出:第33巻第22章「高宮姫」#
- 第33~35巻だけに出る。
- 熊襲の国の神司・建国別と建能姫夫婦が住む館である。[2]
- 所在地は「熊襲の国」ではなく「火の国」と書いてある箇所もある[3]。しかし火の国にあるのは高国別(建能姫の父。別名・高山彦)の館であり、間違いだと思われる。
- 大原野を見晴らす風景のよい小さな丘の上に建っており、老樹が境内を包み、前には深い谷川が横切っている。一方には高山が聳えている。[4]
主なエピソード
第34巻第10章「空縁」#~第11章「富士咲」#、第14章「落胆」#で舞台となる。
黒姫は、高山峠の頂上で出会った男たち(虎公、新公、玉公ら)から、建能姫が結婚した建国別がどうやら自分が35年前に捨てた子供(富士咲)ではないかと思い、建野ケ原の神館(建日の館)へ行ってみるが、人違いだった(実は建国別は高姫の子)。そこへ、供の房公と芳公が黒姫を追って現れるが、黒姫は夫の高山彦(実は別人)を探しに火の国へ急ぎ旅立った。
(火の国の高山彦の館で黒姫は、玉治別と出会い、玉治別が黒姫の子・富士咲だと判明する〔第35巻第25章「歓喜の涙」#〕)
脚注
- ↑ 第35巻第19章#:「私は火の国の者で常助と申す百姓男で御座いますが熊襲の国の建日の館へ参拝せむと」、他
- ↑ 第33巻第22章#:「筑紫の島の熊襲国 建日の館の神司 建国別の身の上を」、第33巻第23章#:「併し乍ら熊襲の国の神司、建国別は」、他
- ↑ 第34巻第13章「行進歌」#;「茲に六人は兄弟の 気取りとなつて火の国の 建日の館に出でて往く」
- ↑ 第34巻第10章「空縁」#:「建野ケ原の神館は、風景よき小丘の上に小薩張として新しく建てられて居る。千年の老樹、鬱蒼として境内を包み、実に神々しき地点である。前は激潭飛沫を飛ばす深谷川が横ぎつて居る。朝から晩迄信徒の参集する者踵を接し、神の神徳は四方に輝き渡つて居た」、第34巻第11章「富士咲」#:「一方は巍峨たる高山を控へ、前には清流奔る幽谷流れ、一方は大原野を見晴らす絶勝の地点に建てられた建日館の別殿に」