「南高山」の版間の差分
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=== 第2巻 === | === 第2巻 === | ||
南高山は天上より下った種々の神宝が秘蔵された霊山である。五六七神政成就のために使用すべき種々の神物が充満している。[[高照姫命]]は一々その神宝を点検し、一切を[[言霊別命]]に授け、[[若豊彦]] | 南高山は天上より下った種々の神宝が秘蔵された霊山である。五六七神政成就のために使用すべき種々の神物が充満している。[[高照姫命]]は一々その神宝を点検し、一切を[[言霊別命]]に授け、[[若豊彦]]を従えて一旦天上に帰った。言霊別命一行は一切の秘密を固く守り竜宮城に帰還した。この南高山の神物は、他の神司には少しも点検を許さず、言霊別命ただ一柱がこれをもとの如く秘めおかれた。〔{{rm|2|35|南高山の神宝}}〕 | ||
=== 第3巻 === | === 第3巻 === | ||
[第3巻第33~35章] | |||
[[大道別]]([[モスコー]]の侍従長)は邪神の血が口に入ってしまったため発狂者となり、モスコーを出て世界各地を漂浪した末、南高山の深き谷間に迷い込む。 | [[大道別]]([[モスコー]]の侍従長)は邪神の血が口に入ってしまったため発狂者となり、モスコーを出て世界各地を漂浪した末、南高山の深き谷間に迷い込む。 | ||
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このとき天上の[[国直姫命]]から、今後は「[[道彦]]」と名乗り、痴呆のふりをして悪神の陰謀を探る神業に従事せよ、と命じられる。 | このとき天上の[[国直姫命]]から、今後は「[[道彦]]」と名乗り、痴呆のふりをして悪神の陰謀を探る神業に従事せよ、と命じられる。 | ||
これ以降、荒河の宮は焼き払われ、南高山地方の禍いはなくなった。〔ここまで{{rm|3|33|巴形の斑紋}}~{{rms|3|34|旭日昇天}}〕 | |||
道彦(大道別)は南高山の山頂にある数多の珍宝の調査に行くと、魔神が珍宝を奪って[[常世国]] | 道彦(大道別)は南高山の山頂にある数多の珍宝の調査に行くと、魔神が珍宝を奪って[[常世国]]へ運び出そうとしていた。道彦を守護する白狐の神力により魔神の一隊は全滅し、全ての宝は谷底に集められて土中に秘蔵された。〔{{rm|3|35|宝の埋換}}〕 | ||
=== 第5巻 === | === 第5巻 === | ||
* [[顕恩郷]]の[[南天王]](大道別)の媒酌で結婚した[[八島姫]]と[[玉純彦]] | * [[顕恩郷]]の[[南天王]](大道別)の媒酌で結婚した[[八島姫]]と[[玉純彦]]は、南高山に帰って八王となった。〔{{rm|5|7|三拍子}}〕 | ||
* [[国祖隠退]]後、[[常世神王]]の一派と[[盤古神王]]の一派は東西に分かれて権勢争奪に余念がなく、[[万寿山]]と南高山以外の[[八王八頭]] | * [[国祖隠退]]後、[[常世神王]]の一派と[[盤古神王]]の一派は東西に分かれて権勢争奪に余念がなく、[[万寿山]]と南高山以外の[[八王八頭]]はその争奪戦に巻き込まれた。〔{{rm|5|17|勢力二分}}〕 | ||
* [[宣伝使]]の[[神澄彦]]は南高山を訪ね、[[玉純彦]]・[[八島姫]]の2人に[[天教山]] | * [[宣伝使]]の[[神澄彦]]は南高山を訪ね、[[玉純彦]]・[[八島姫]]の2人に[[天教山]]の神示を伝達した。それ以降、2人は宣伝使となって諸方を遍歴することになった。〔{{rm|5|42|神玉両純}}〕 | ||
== 脚注 == | == 脚注 == | ||