松鷹彦
松鷹彦(まつたかひこ)は、霊界物語に登場する人物。宇都山村の武志の宮の神司。
概要
- 初出:第20巻第1章「武志の宮」#
- 熊野の生まれ。男子2人・女子1人の子供がいたが、素盞嗚尊が高天原を追放され世が暗闇になった時、悪魔が横行して3人の子供を誘拐されてしまった。15~6年前に宇都山村に来て、宮守をして余生を送っている。[1]
関係の深い人物
- お竹:妻。
- 天の真浦:長男。幼名は「松」。
- お春:天の真浦の妻。
- 宗彦:二男。幼名は「竹」。後に国依別に改名。末子姫と結婚し、ウヅの国の国司になる。
- お勝:娘。幼名は「梅」。
- 田吾作:お勝の夫。後に玉治別に改名。黒姫が捨てた子。
主なエピソード
- 松鷹彦は武志の宮で天の真浦・秋彦・駒彦の三人と出会う。頼まれてバラモン教の友彦の館へ案内するが、途中で秋彦・駒彦が天の真浦を崖から突き落としたので驚く。これは宣伝使としての試験だった。松鷹彦は天の真浦を家に滞在させ、妻のお竹と共に天の真浦に「不言実行」を教える。〔第20巻第1章「武志の宮」#〕
- 宇都山川で釣りをしていると、バラモン教の修験者の宗彦・お勝の夫婦と出会う。松鷹彦は二人を諫め、また宗彦も松鷹彦の殺生(魚釣り)を諫めた。松鷹彦は川漁を止めて、武志の宮に居を移し、宗彦・お勝と共に神に仕えた。ある時、天の真浦・宗彦・お勝の三人が、松鷹彦とお竹[2]の生き別れた子供たちだと判明する。悪人に誘拐されて行方不明になっていたのだった[1]。〔第20巻第5章「親不知」#~第7章「再生の歓」#〕