常世丸

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』

常世丸(とこよまる)は、霊界物語に登場する船。

概要

  • 航行海域:インド洋~大西洋?
  • 出港地:田子の浦
  • 入港地:最終目的地は常世の国[1] (ただし竜宮島を出港後、風向きが変わり、筑紫島に寄ることになった[2]

主な乗客

主なエピソード

日の出神田子の浦から、常世の国へ向かう常世丸[1]に乗った。筑紫の島に上陸するまでのエピソードは、次の4つに大別できる。

  1. 月氏国の浜辺(美代の浜)で降り、白雪郷大中教に捕まっていた酋長夫婦と祝姫を救う。面那芸司(酋長)と祝姫は、日の出神に同道することになり、常世丸に乗った。〔第7巻第9章#第13章#
  2. 白雪郷から乗って来た奇姫国彦が船上から海に飛び込むが、巨大な亀(琴平別神)によって助けられた。二人は船中で高彦(国彦の息子で、奇姫の恋人)と再会を果たす。〔第7巻第14章#第17章#
  3. 船は風波の都合でニュージーランドで一ヶ月ばかり停泊した後、竜宮島へ向かう。日の出神は竜宮島の酒の滝壷で、酒好きの芳彦時彦の口から焼け石を吐き出させ酒嫌いにさせる。また、田依彦を竜宮島の守護神とし飯依彦と改めさせた。飯依彦はこの島の人々の口から焼け石を飛び出させ酒嫌いにさせた。〔第7巻第18章海原の宮#第21章飲めぬ酒#
  4. 常世丸は出発し、竜宮の海域を通過する。風向きが変わったため、筑紫の島に寄ることになった[2]。〔第7巻第22章竜宮の宝#第24章筑紫上陸#

脚注

  1. 1.0 1.1 第7巻第9章弱腰男#:「田子の浦より今や常世国に向つて出帆せむとする常世丸の船客となりぬ」
  2. 2.0 2.1 第7巻第23章色良い男#:船頭のセリフ「オイ、御客様、常世の国に行くつもりだつたが、お前達が仕様もない話をするものだから、さつぱり風が変つて了つたよ。これは如何しても一旦は、筑紫の島へ押流されにや仕方が無い」、第7巻第29章山上の眺#日の出神のセリフ「折角神様の御計らひで常世の国へ行く積りが、こンな処へ押し流されたのだから、何か深い神界の御都合があるのだらう」