国玉姫

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』

国玉姫(くにたまひめ)は、霊界物語に登場する人物。2人いる。

(1) タコマ山八頭神国玉別[1]の妻の国玉姫。第3巻と第6巻に計3回名前が出るが、名前だけであり、特に事蹟はない。初出:第3巻第2章八王神の守護#

(2) 常世神王大国彦の家来の国玉姫。第10巻のみに登場する。初出:第10巻第4章鬼鼻団子#黄泉比良坂の戦いで、桃の実隊松竹梅の宣伝使)の偽者に扮した三人(国玉姫・田糸姫杵築姫)のうちの一人[2]。戦いの後、八十禍津日神の一人に任じられた[3]

二人の国玉姫

(2)の国玉姫はロッキー山から常世城に来城したと記されている[4]が、(1)の国玉姫も大洪水後はロッキー山にいるはずである。同一人物とも考えられる。しかし夫の国玉別については何も記されていない。

(2)の国玉姫は美山別と共に名前が出る場合が多いので、美山別の妻とも考えられる。

脚注

  1. 国玉別は、大洪水後はロッキー山の国魂に任じられている。〔第6巻第27章神生み#
  2. 第10巻第13章蟹の将軍#:「花を欺く松、竹、梅の三人に扮したる国玉姫田糸姫杵築姫は馬上に跨りながら、桃の実隊として美々しき衣裳を太陽に照されながら、ピカリピカリと進んで来る」
  3. 第10巻第26章貴の御児#:「大国彦八十禍津日神に命じ、美山別国玉姫広国別広国姫をして、八十禍津日神の神業を分掌せしめ給ひ」
  4. 第10巻第4章鬼鼻団子#:門番の蟹彦のセリフ「唯今ロッキー山より、美山別命、国玉姫と共に、御使者として御来城」