杵築姫
杵築姫(きつきひめ、きづきひめ[1])は、霊界物語に登場する人物。3人いる。
- 初出:第1巻第49章「バイカル湖の出現」#
- 常世彦・常世姫の部下[4]。美山彦・国照姫と名を連らねることが多い。
- 黄泉比良坂の戦いで、桃の実隊(松竹梅の宣伝使)の偽者に扮した三人(国玉姫、田糸姫、杵築姫)のうちの一人[5]。
(2) 天使長・沢田彦命の娘である杵築姫。
- 沢田彦命・沢田姫命夫婦には三人の娘(杵築姫・朝子姫・猿子姫)がおり、その長女。
- 第3巻第49章「袖手傍観」#に1回名前が出るだけ。「沢田彦命、沢田姫命夫婦のあひだに生れたるは杵築姫、朝子姫、猿子姫の三女なりける」
- 霊界物語以前に、伊都能売神諭にその名前が出ている。伊都能売神諭 大正8年3月8日#:「猿田彦命と猿田姫命の間に三柱の神子が生れて、長女が杵築姫命、次女が朝子姫命、三女が猿子姫命と申すぞよ」
(3) ウラナイ教の祭神の一柱である杵築姫。
脚注
- ↑ 「きつきひめ」とフリガナが振られている場合が多いが、「きづきひめ」は単なる誤植なのか、そのようにも読むのかは不明。
- ↑ 第1巻第49章「バイカル湖の出現」#:「そして鬼姫は茲に終焉を告げバイカル湖の黒竜となり、再び変じて杵築姫となり、執念深く竜宮城を附け狙うたのである」
- ↑ テンプレート:R:「バイカル湖の邪神となりし鬼姫の再来なる杵築姫は」
- ↑ 第3巻第45章「猿猴と渋柿」#:「待ちまうけたる常世姫の部下、国照姫、杵築姫は」
- ↑ 第10巻第13章「蟹の将軍」#:「花を欺く松、竹、梅の三人に扮したる国玉姫、田糸姫、杵築姫は馬上に跨りながら、桃の実隊として美々しき衣裳を太陽に照されながら、ピカリピカリと進んで来る」