野中の森
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この項目では、フサの国の野中の森について説明しています。紫微天界の野中の森については「野中の森 (葦原の国土)」をご覧ください。
野中の森(のなかのもり)は、霊界物語に登場する森。フサの国にある。
概要
- 初出:第44巻総説#、第16章「怯風」#
- 第44巻第15章「変化」#で舞台として登場するが「野中の森」とは呼ばれていない。
- 第45巻第20章「蛙行列」#では「野口の森(のぐちのもり)」と呼ばれている(誤記か?)。
- 山口の森から20里(約7300m[1]ばかり南に行った所にある。[2]
- 田んぼの中にあるコンモリとした森。[3]
- 「野中の森」とは、原野の中にある森、という意味だと思われる。[3]
主なエピソード
第44巻
治国別一行5人(他に万公、松彦、五三公、竜公)は山口の森を後にして、野中の森までやって来た。するとバラモン教の8人の荒男が一人の女を初稚姫だと思い込み、捕まえて暴力を振るっている。しかし女から白煙が立ち、白狐となって逃げて行った(その正体は月日明神)。それに気づかず荒男たちは同士討ちをしている。治国別たちはそれを見て吹き出すと、男たちはその笑い声に驚き、森の奥へと逃げて行った。〔第44巻第15章「変化」#〕
一行は森で寝に就く。夜中に目を覚ますと、治国別と竜公がいなくなっていた(実はこっそり浮木の森へ向かった[4])。近くで、山口の森で出会ったバラモン教の斥候隊アク、タク、テクの3人[5]がひそびそ話をしていた。この3人と打ち解け、松彦が宣伝使格となって、翌日一行6人で浮木の森を目指して進んで行った。〔第16章「怯風」#~第17章「罵狸鬼」#〕
第45巻
蠑螈別とお民は9千両の金を持って小北山から逃げ出し野口の森(野中の森)へ向かった。その後をお寅、そして魔我彦が追いかけて行く。〔第45巻第20章「蛙行列」#〕