三笠丸

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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三笠丸(みかさまる)は、霊界物語に登場する船。

筑紫島筑紫の国ヨルの港から、西へ進み、高砂島テルの国テルの港へ航海する。

9巻3~8章で船上が舞台となる。


エピソード

松竹梅は父の桃上彦を探して旅をしていた。侍者の照彦に守られ、一行4人は、ヨルの港から三笠丸に乗り、テルの国へ向かう。

暴風に遭遇するが、男(大足彦)が宣伝歌を歌うと風はピタリと止んだ。

前方から大小数十隻の船団とすれ違う。大船の舳先には、伊邪那美命日の出神が乗っていた。(天教山に還る途中?)

三笠丸は座礁してしまう。暴風が吹いてきて、沈没しそうになる。そこで竹野姫が宣伝歌を歌うと、風は止み、また船は西へ進み出した。

黄昏時にテルの港に入り、その夜は乗客は船で一夜を明かす。2人の男が、桃上彦は殺されて砂漠に埋められた、という噂話をしていた。照彦が詳しく話を聞こうとしてお金を渡すが、男たちは結局それ以上詳しいことは言わずに逃げて行った。(この2人の男は、9巻18章以降で、アタル丸の船上で、熊公虎公として登場する)

松竹梅は父が殺されたと聞いて悲嘆に暮れる。だが確実な情報ではない。そこへ大蛇彦と名乗る男が現れ、珍の国へ帰るので案内しようと申し出る。桃上彦は正鹿山津見と名を変えて珍の都にいるという。

一行は船を降りて、南を指して進んで行く。

第9巻第3章三笠丸#第9巻第8章#