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* 琵琶の湖は[[コーカス山]]の山麓にある。<ref>{{rm|12|27|航空船}}:「私はコーカス山の山麓の琵琶の湖の畔に住むもの」</ref> | * 琵琶の湖は[[コーカス山]]の山麓にある。<ref>{{rm|12|27|航空船}}:「私はコーカス山の山麓の琵琶の湖の畔に住むもの」</ref> | ||
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== 現実の琵琶の湖 == | == 現実の琵琶の湖 == | ||
琵琶の湖は現代のカスピ海(裏海)のこと。カスピ海は日本海、琵琶湖に相応する。 | 琵琶の湖は現代のカスピ海(裏海)のこと。カスピ海は日本海、琵琶湖に相応する。 | ||
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2022年2月7日 (月) 07:29時点における最新版
琵琶の湖(びわのうみ)は、
本項ではコーカス山の山麓にある琵琶の湖について解説する。
目次
概要
- 表記ゆれ:琵琶の湖(みずうみ)、ビワの湖(うみ、みずうみ)、ビワの海(うみ)、枇杷の海、琵琶の海 [1]
- 別名:牛の湖水(うしのこすい):玉ノ井の湖が空に舞い上り、東西に分かれて降りて二つの湖水が出来た。東の湖水が琵琶の湖(牛の湖水)である。西の湖水は呉の海(唐の湖)。[2]
- 初出:第10巻第32章「土竜」#(ビワの海)、第11巻第2章「一目お化」#(琵琶の海)、第11巻第7章「露の宿」#(琵琶の湖)
- 琵琶の湖はコーカス山の山麓にある。[3]
- フサの国から琵琶の湖の底を通ってコーカス山に貫通している岩窟がある。[4]
三つの島
琵琶の湖には、松島、竹島、梅島というかなり大きな三つの島がある。松島は全島一面に松が鬱蒼と繁茂し、竹島には竹が一面に発生している。梅島には草木らしいものは一つもなく、ほとんど岩石のみの島。[5]
このうち梅島と竹島がドラマの舞台となる。
梅島は第11巻第18章「琵琶の湖」#で舞台となる。松代姫・梅ケ香姫らが乗った船(汐干丸)が、強風を避けるため梅島で三日間停泊し、乗客の話から竹野姫がコーカス山の岩窟に囚われていることを知る。(下の「主なエピソード」を参照)
また竹島は第12巻第25章「琴平丸」#~第26章「秋月皎々」#で舞台となる。ここでは「竹の島」とも呼ばれている。高光彦・玉光彦が船(琴平丸)で琵琶の湖を進んで行くと、秋月姫が鎮まる竹島に、天津彦根命の軍が攻め込む場面に遭遇する。(下の「主なエピソード」を参照)
主なエピソード
第11巻
鏡丸にて
松代姫と梅ケ香姫は時公・八公・鴨公を引き連れ一行5人で雪野原を歩き、琵琶の湖の岸辺から鏡丸という船に乗り込む。乗客がコーカス山の大気津姫の噂話をしていた。コーカス山の山奥に豪華な宮殿を建てて贅沢な暮らしをしている奴らのことである。竹野姫(松代姫の妹、梅ケ香姫の姉)も大気津姫を退治しに行ったがその後の消息が分からないという。松代姫・梅ケ香姫は大気津姫を言向け和しに行くことにする。船は五日間かかって琵琶の湖の西岸に着いた。一行5人は西北さしてコーカス山に向かって進んで行く。〔第11巻第14章「鏡丸」#〕
汐干丸にて
コーカス山に向かって進んで行く松代姫一行5人は、途中で汐干丸に乗って琵琶の湖を進んだ。強風を避けるため梅島で三日間停泊する。乗客の7~8割は大工だった。事情を聞くと、コーカス山で新しい宮を建てるため、遠近の大工を集めているのだという。また、竹野姫が岩屋に監禁されており、その姉妹を捕まえるため各地に捕り手を派遣しているという。松代姫は自分がその姉妹だと明かし、自分たちを捕まえて大気津姫のところに連れて行って欲しいと大工たちに頼む。船は再び西北さして走り出した。大工の馬公、牛公、鹿公、虎公の4人がコーカス山に一緒に行くことになる。船は岸に着き、一行9人はコーカス山めがけて雪道を進んで行く。〔第11巻第18章「琵琶の湖」#~第19章「汐干丸」#〕
第12巻
琴平丸にて
高光彦、玉光彦は琵琶の湖で琴平丸に乗る。船は東北さして進んで行く。乗客たちが、素盞嗚尊と天照大神の誓約(深雪姫が鎮まる瀬戸の海の一つ島に菩比命(五男神の二男)が攻撃したこと[6])について噂話をしている。琵琶の湖の竹の島(竹島)には秋月姫が鎮まっているが、天津彦根命(五男神の三男)が攻めに行ったという。船は竹の島に近づくと、阿鼻叫喚の惨劇が見えて来る。→詳細は「竹の島」「天の岩戸開き」を見よ 〔第12巻第25章「琴平丸」#~第26章「秋月皎々」#〕
現実の琵琶の湖
琵琶の湖は現代のカスピ海(裏海)のこと。カスピ海は日本海、琵琶湖に相応する。
誓約の場所
『新月の光』によると、天照大神と素盞嗚尊の誓約(うけい)は、カスピ海を中心に行われた。カスピ海より東のアジアは天照大神の領分で、西のヨーロッパは素盞嗚尊の領分であったので、その中心で行われた。〔新月の光0386「天照大神と素盞嗚尊の誓約」〕
脚注
- ↑ 琵琶の湖(うみ)41回、琵琶の湖(みずうみ)2回、ビワの湖(うみ)1回、ビワの湖(みずうみ)1回、ビワの海(うみ)1回、枇杷の湖1回、琵琶の海2回、琵琶湖5回
- ↑ 第3巻第16章「玉ノ井の宮」#:「東に分れし湖水の水は地上に停留してふたたび湖水を形成したり。これを牛の湖水といふ。今日の地理学上の裏海(注・カスピ海)にして、また西に分れ降りて湖水を形成したるを、唐の湖といふ。現今地理学上の黒海なり」、第12巻第16章「国武丸」#:乙のセリフ「玉の井の湖水は天へ舞ひ上り、二つに分れて出来たのがこの呉の海と、琵琶の湖だよ」(唐の湖=黒海=呉の海ということになるが、しかし呉の海は地中海の西部(サルジニア島より西)なので、黒海とは地理的にかなり離れている)
- ↑ 第12巻第27章「航空船」#:「私はコーカス山の山麓の琵琶の湖の畔に住むもの」
- ↑ 第13巻第9章「火の鼠」#:鷹彦のセリフ「此岩窟は琵琶の湖の底を通つてコーカス山に貫通して居るのだから」
- ↑ 第11巻第18章「琵琶の湖」#
- ↑ 第12巻第22章#~第12巻第24章#