金助・銀公

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』

この項目では、第22巻に登場する金助について説明しています。その他の金助については「金助」をご覧ください。

この項目では、第22巻に登場する銀公について説明しています。その他の銀公については「銀公」をご覧ください。

金助(きんすけ)と銀公(ぎんこう)の2人は、霊界物語に登場する人物。バラモン教蜈蚣姫の部下であるカナンボールスマートボールの部下[1]

概要

  • 表記ゆれ:金助は「金公」「金」「金州」、銀公は「銀」
  • 初出:第22巻第9章清泉#:「此処へ上つて来たバラモン教の部下四五人」(実際には5人)のうちの2人(他に、がいる)
  • 第22巻だけに登場する。

主なエピソード

バラモン教カナンボールスマートボール鷹鳥山で、鷹鳥姫高姫の偽名)が持っている2つの玉(如意宝珠の玉紫の玉)を奪うため、鷹鳥姫の侍女・玉能姫を襲うとしたが、清泉に落ちてしまう。そこへ部下の5人(金助・銀公・)がやって来た。金・銀・鉄の3人は女神3人(上枝姫・中枝姫・下枝姫)について山を登って行く。山頂で金助は上枝姫に、執着心を諫められた。上枝姫は消えてしまう。鬼婆(蠑螈姫)が現れ、自分は金助の色欲と金銭欲が凝った存在だと明かす。金助はそのおぞましさに、ハッと気がつくと、以前の清泉の中で気絶していた。〔第22巻第9章清泉#第10章美と醜#

金助はバラモン教が邪教であることを悟り、三五教の神に懺悔して罪の赦しを乞う。すると金助は神懸かり状態となり「天上天下唯我独尊」と叫んだ。金助は鷹鳥山の山頂に駆け上がり、黄金の像になると、教えを説いてスマートボールら6人(スマートボール、カナンボール、銀公、鉄、熊、蜂)の執着心を諫めた。6人が金像に武者ぶりつくと、金像は身震いをし、6人は遠くに飛ばされてしまう。金像は3丈3尺(約10m[2])の立像と変じ、南を向いて瀬戸の海を見下ろし、両眼から光を放射した。〔第22巻第11章黄金像#

金の像に振り飛ばされた銀公は、鷹鳥山の中腹の鷹鳥姫高姫の偽名)・若彦玉能姫のもとに落ちて来た。山頂に光が輝いているのを見つけ、鷹鳥姫と玉能姫の2人は山頂に登る。金像は5丈6尺7寸(約17.2m[2])に伸びていた。2人を掴んで遠くに投げ飛ばすと、煙になって消えてしまう。後に残った金助は山頂から下り、鷹鳥姫の庵で、銀公と共に改心の意を表し、三五教の若彦の部下となった。〔第22巻第12章銀公着瀑#

脚注

  1. 第22巻第9章清泉#:「此処へ上つて来たバラモン教の部下四五人」、乙のセリフ「カナン、スマートの大将に」
  2. 2.0 2.1 1丈=3.03mで計算