駒山彦
駒山彦(こまやまひこ)は、霊界物語に登場する人物。国祖隠退前は常世姫の部下[1]、部将[2]だったが、第8巻で日の出神の教えに触れて改心し、三五教の宣伝使となる。第9巻で羽山津見神に改名[3]。
概要
- 初出:第2巻第1章「攻防両軍の配置」#:邪神の棒振彦らの仲間として名前が出る[4]。
- 猿世彦(常世姫の部将)とは邪神時代から旧知の仲である(第2巻第33章「焼野の雉子」#の高白山のエピソードで駒山彦は猿世彦と共に登場する)。
主なエピソード
第2巻
駒山彦は常世姫の命令で、高白山を占領するために、神軍と戦う。〔第2巻第28章「高白山の戦闘」#~第37章「長高山の悲劇」#〕
第2巻第37章「長高山の悲劇」#で駒山彦は神軍の天の鳥船から投下された火弾によって戦死する[5]。しかしなぜか生きており、第8巻以降に登場する。第8巻第25章「火の車」#で蚊々虎が〈俺等と一緒に高白山を攻めた時、爆弾に命中つて脆くも死んだ筈のお前が、何うして此処へやつて来たのだ〉と疑問を呈している。
第8巻
駒山彦・猿世彦・清彦の3人は、筑紫島から高砂島のテルの国へ向かう船(朝日丸)の中で、日の出神と出会った(駒山彦と猿世彦はウラル教だが、清彦は三五教の自称宣伝使)。清彦は日の出神の弟子となる[6]。〔第8巻第1章「朝日丸」#~第4章「烏の妻」#〕
日の出神が船から海に飛び込み(海の竜宮に行った)、いなくなった後、清彦が「仮日の出神[7]」となる。3人は高砂島に上陸した。駒山彦と猿世彦は清彦に感化されて、高砂島に三五教を宣伝することにする。猿世彦は南へ、駒山彦は北へ進んだ。〔第8巻第5章「三人世の元」#、第7章「蛸入道」#〕
駒山彦はテルの国で宣伝活動をしていたが、ハルの国に三五教の宣伝使(淤縢山津見一行)が現れたということで、闇山津見(ハルの国の半分を治める酋長)の館にやって来た[8]。そこで、淤縢山津見一行(淤縢山津見、蚊々虎、高彦[9]の3人)と面会する。駒山彦と蚊々虎は邪神時代の旧知の仲だった(一緒に高白山を攻撃した)。駒山彦は淤縢山津見らと共に、ウヅの都の正鹿山津見の館へ進んだ。〔第8巻第25章「火の車」#~第38章「華燭の典」#〕
第9巻
ウヅの都の正鹿山津見の館で、正鹿山津見と五月姫(闇山津見の娘)の結婚を祝う〔第9巻第8章「再生の思」#~第11章「蓬莱山」#〕。その後、一行(淤縢山津見、駒山彦、蚊々虎→珍山彦、月雪花の三姉妹、照彦)は常世の国へ向けて旅立った。駒山彦はただ一人で、谷間で百日間の断食の行をし、立派な宣伝使となって、名を羽山津見神と改めた[10]。〔第9巻第12章「鹿島立」#~第17章「甦生」#〕
間の国の春山彦の館で駒山彦は、月雪花の三姉妹と再会。照彦(戸山津見神)と二人で偽神懸りと霊縛の芝居をして一同を笑わせた。〔第9巻第32章「一絃琴」#~第37章「凱歌」#〕
第10巻
黄泉比良坂の戦いで、駒山彦は神軍の一員として参加している。〔第10巻第21章「桃の実」#〕
脚注
- ↑ 第2巻第28章「高白山の戦闘」#:〈常世姫の部下駒山彦が包囲してをつた〉
- ↑ 第2巻第30章「十曜の神旗」#:〈常世姫の部将駒山彦はこのことをうかがひ知り〉
- ↑ 第9巻第16章「蛸釣られ」#章末:〈駒山彦は、この谷間に百日百夜、跪坐らされ、断食の行を積み、日夜神の教訓を受け、いよいよ立派な宣伝使となつて、名を羽山津見神と改め、黄泉比良坂の神業に参加したり。〉
- ↑ 第2巻第1章「攻防両軍の配置」#:〈さうして敵軍の部将は棒振彦、高虎姫、武熊別、駒山彦、荒熊彦などである。〉
- ↑ 第2巻第37章「長高山の悲劇」#:〈たちまち西北の天より数万の神軍天の鳥船にうち乗り、高白山の上空高く押寄せきたり、空中より火弾を投下した。ために駒山彦は戦死し〉
- ↑ 第8巻第4章「烏の妻」#:〈ここに清彦は、今までの凡ての罪悪を悔い改め、日の出神の弟子となり、高砂島に宣伝を試むる事となりぬ。〉
- ↑ 第8巻第13章「修羅場」#:〈仮日の出神は大広前に現はれ〉
- ↑ 第8巻第25章「火の車」#:〈私は三五教の宣伝使です。承はれば巴留の国に同じ三五教の宣伝使が見えたといふことで、取るものも取敢へず参りました。私は智利の国に宣伝を行つてゐるものです〉
- ↑ 旧名・荒熊、後に原山津見と改名
- ↑ 第9巻第16章「蛸釣られ」#章末