常世の国
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常世の国(とこよのくに)は、霊界物語に登場する国。
- 太古の米国のこと。
- 海外の絶域、人が到るのが難しい地のこと。日本から言えばアメリカが常世の国であり、アメリカから言えば日本が常世の国になる。[1]
本項では太古の米国としての常世の国について解説する。
概要
- 表記ゆれ:常世国(とこよのくに)、常夜の国、常夜国(とこよくに)[2] [3]
- 初出:第2巻総説#、第8章「嫉視反目」#
- 常世の島にある。
- 常世の国には、太白星の玉を祭った山が「ロッキー山」「鬼城山」「タコマ山」の3ヶ所ある。
統治
- 最初は八王大神・常世彦が常世の国を支配していた。後に大鷹別(大国彦の重臣)が常世彦の命令で常世城を守ることになり、その後、大自在天・大国彦が常世城を占領して常世の国を支配することになる。[4]
- 大国彦はウラル教を国是として常世の国を治めていたが[5]、黄泉比良坂の戦いで改心して八十禍津日神となる[6]。その後の常世の国の統治体制はどうなったか不明。
主要人物
地理
- ロッキー山:常世の国を東西に分けて聳えている。
- 鬼城山:
- タコマ山:
- 常世の都:
- 安泰山:ロッキー山の東方にある。
- ロッキー城:
- ロッキー山城:
- 偽高天原:
- カシワ城:
- 常世城:
- 高野川:
- スペリオル湖:
- 紅の港:
- 紅の郷:
- 紅の館:
- 樟樹山:紅の郷にある。
主なエピソード
- 第2巻第3章
- ロッキー山の美山彦の岩。
- 第2巻第9~10章
- タコマ山の祭典。
- 第2巻第2篇「常世の国」20~26章
- 言霊別命が常世姫に暗殺されそうになり逃げる。
- 第2巻第27~28章
- スペリオル湖で猿世彦がミイラになる。
- 第3巻第3篇「ロッキー山」5~8章
- 太白星の紺色の玉を祭ったロッキー山での出来事。
- 第3巻第4篇「鬼城山」9~12章
- 太白星の灰色の玉を祭った鬼城山での出来事。
- 第3巻第24章「蛸間山の黒雲」
- 太白星の銅色の玉を祭ったタコマ山での出来事。
- 第3巻第39章「乗合舟」
- スペリオル湖で道彦の後を追う八島姫。
- 第3巻第42章「常世会議」
- 八王八頭連合の結成。
- 第4巻第1章~25章
- 常世会議。常世彦の陰謀が秘められた世界平和会議。
- 第5巻第44章
- スペリオル湖で少彦名神が宣伝。
- 第5巻第45章
- 紅の港で磐戸別神が宣伝。
- 第5巻第47章
- 盤古神王(大国彦)とウラル彦の大戦争。
- 第5巻第50章
- 紅の郷で足真彦が宣伝。
- 第6巻第2~6章
- 鬼城山の美山彦の館で4人の宣伝使が出会う。
- 第6巻第7~10章
- 4人の宣伝使のその後。
- 第10巻第1~8章、第12~20章、第22~23章
- 黄泉比良坂の戦い。
これ以降は舞台として登場しない。名前だけの登場。
脚注
- ↑ 第3巻凡例#:「「稽古要略」といふ書物に、『少彦名神、粟茎(方船のこと)に乗りて、常世の国に渡りき。按ずるに常世の国とは本神仙の幽境をいふ。因つて以て海外の絶域、人到り易からざる地を称す』とありますから、日本からいへば海外の絶域たる亜米利加は常世の国となりますが、亜米利加からいへば日本が常世の国となるわけです」
- ↑ 第10巻第25章「木花開」#:木花姫命の歌「国治立の大神が 日に夜に心配らせし 常夜の国も晴れ渡り 曲津軍も服従ひて」、第16巻第10章「白狐の出現」#:石熊(実は月日明神の変化)のセリフ「吾こそは月日明神と名を頂きし常夜の国の大江山に現はれたる白狐なるぞ」、第13巻第6章「逆転」#:日の出別の歌「八洲の国は十重二十重 雲霧四方に塞がりて とく由も無き常夜国(とこよくに)」
- ↑ 使用回数は、常世の国267回、常世国82回、常夜の国2回、常夜国1回
- ↑ 第5巻第16章「霊夢」#、第5巻第17章「勢力二分」#
- ↑ 第10巻第4章「鬼鼻団子」#
- ↑ 第10巻第26章「貴の御児」#