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ヒルの都
,'''ヒルの都'''(ひるのみやこ)は、[[霊界物語]]に登場する都。[[高砂島]]の[[ヒルの国]]の都。
== 概要 ==
* 表記ゆれ:秘露の都 <ref>使用回数は「[[高砂島#国名の表記について]]」を見よ。</ref>
* 初出:{{rm|8|13|修羅場}}(秘露の都)
== 主なエピソード ==
=== 第8巻 ===
[[仮日の出神]]となった[[清彦]]はヒルの国で[[三五教]]を宣伝し、都の中央の高地に館を造った。その名声は四方に広がり国人が大勢集まった。ある日清彦が大広前で教理を説き始めると、末席にいた[[蚊々虎]]が清彦の過去の悪事を暴き立て、人々の間で論争が始まり、収拾がつかなくなってしまう。
そこへ[[日の出神]]が[[淤縢山津見]](醜国別)と[[正鹿山津見]](桃上彦)を連れて現れた。淤縢山津見は自分の過去の悪事を告白し、今は日の出神に救われて改心した、清彦もやはり悪人であったが改心して日の出神の代理となった…と話して人々の疑いと迷いを払拭した。
清彦はこれより[[紅葉彦命]]と名を賜り、ヒルの国の[[守護職]](まもりのかみ)となった。〔以上、{{rm|8|13|修羅場}}~{{rms|8|14|秘露の邂逅}}〕
=== 第31巻 ===
({{rm|30|14|霊とパン}}以降には[[国依別]]がヒルの都の[[楓別命]](紅葉彦命の子)の館へ行く道中([[日暮シ河]]や[[アラシカ山]]が舞台となる)に遭遇した出来事が記されているため、「ヒルの都」という言葉が頻繁に出て来るが、実際にヒルの都に入るのは{{rm|31|2|大地震}}の章末である。)
ヒルの都で大地震が発生し、大火災となる。[[国依別]]は[[楓別命]]の館へ入り、[[天の数歌]]を宣り上げ、ウの言霊を発射すると、たちまち大地の震動は止まった。楓別命と国依別は人々の救済に努めた。
[[紅井姫]](楓別命の妹)は国依別に恋心を抱く。内事の司の[[モリス]]と[[秋山別]]は秘かに紅井姫に心を寄せており、国依別に嫉妬する。そこへ[[エリナ]]([[エス]]の娘)が館に現れ、紅井姫とエリナは互いに国依別をめぐって嫉妬する。国依別は女二人を弟子として伴い、館を発って[[日暮シ山]]の岩窟に囚われている[[エス]]、[[キジ]]、[[マチ]]を救うために向かった。〔以上、{{rm|31|2|大地震}}章末~{{rms|31|6|女弟子}}〕
=== 第69巻 ===
[[ヒルの国]]の国司・[[楓別命]]の長子・[[国愛別]]が行方不明となった。国家の危機を立て直したいが、昔気質の両親や長老([[秋山別]]、[[モリス]])に新しい考えを受け入れてもらえない。そこでまずは世情の調査のために城を抜け出したのである([[国愛別]]は[[ウヅの国]]に行き愛州と名乗り{{rm|69|4|国の光}}~{{rms|69|11|気転使}}に登場する)。
妹の[[清香姫]]が世継ぎとなったが、しかし清香姫も二人の長老に愛想を尽かし、国の改革に身を投じるため城を出ることを決心し、侍女の[[春子姫]]と共に城を抜け出した。
清香姫と春子姫は[[高照山]]の山麓で、山賊([[源九郎]]一党)に取り囲まれてしまう。そこへ[[国照別]]([[ウヅの国]]の国司の長子)一行5人([[国照別]]、[[駒治]]、[[市公]]、[[馬公]]、[[浅公]])が現れ、山賊たちは逃げて行った。国照別は国愛別と、お互いの国の改良を行うという約束をして、ヒルの国にやって来たのだった。一行はヒルの都の町外れで農業をしながら生活しはじめた。それを知った[[秋山別]]と[[モリス]]は地位・名望を投げ捨てて一緒に農業に従事し、清香姫に城に帰るよう懇願した。
楓別命夫婦は退隠して政治を清香姫、国照別に譲った。二人は仁恵を行い、徳政を施した。国照別は選ばれて、ヒルの国の大王となった。〔以上、{{rm|69|17|琴玉}}~{{rms|69|22|有終}}前半〕
== 関東大震災 ==
大正12年(1923年)9月1日の関東大震災の当日、[[王仁三郎]]は熊本県の[[山鹿]](やまが)に滞在していたが、地震の報が入る以前に[[宇知麿]]に命じて、霊界物語{{rm|31|2|大地震}}と{{rms|31|3|救世神}}、つまりヒルの都の大地震の場面を拝読させていた。→詳細は「[[ミロク岩#関東大震災]]」を見よ
== 脚注 ==
<references/>
{{デフォルトソート:ひるのみやこ}}
[[Category:霊界物語の都市]]
== 概要 ==
* 表記ゆれ:秘露の都 <ref>使用回数は「[[高砂島#国名の表記について]]」を見よ。</ref>
* 初出:{{rm|8|13|修羅場}}(秘露の都)
== 主なエピソード ==
=== 第8巻 ===
[[仮日の出神]]となった[[清彦]]はヒルの国で[[三五教]]を宣伝し、都の中央の高地に館を造った。その名声は四方に広がり国人が大勢集まった。ある日清彦が大広前で教理を説き始めると、末席にいた[[蚊々虎]]が清彦の過去の悪事を暴き立て、人々の間で論争が始まり、収拾がつかなくなってしまう。
そこへ[[日の出神]]が[[淤縢山津見]](醜国別)と[[正鹿山津見]](桃上彦)を連れて現れた。淤縢山津見は自分の過去の悪事を告白し、今は日の出神に救われて改心した、清彦もやはり悪人であったが改心して日の出神の代理となった…と話して人々の疑いと迷いを払拭した。
清彦はこれより[[紅葉彦命]]と名を賜り、ヒルの国の[[守護職]](まもりのかみ)となった。〔以上、{{rm|8|13|修羅場}}~{{rms|8|14|秘露の邂逅}}〕
=== 第31巻 ===
({{rm|30|14|霊とパン}}以降には[[国依別]]がヒルの都の[[楓別命]](紅葉彦命の子)の館へ行く道中([[日暮シ河]]や[[アラシカ山]]が舞台となる)に遭遇した出来事が記されているため、「ヒルの都」という言葉が頻繁に出て来るが、実際にヒルの都に入るのは{{rm|31|2|大地震}}の章末である。)
ヒルの都で大地震が発生し、大火災となる。[[国依別]]は[[楓別命]]の館へ入り、[[天の数歌]]を宣り上げ、ウの言霊を発射すると、たちまち大地の震動は止まった。楓別命と国依別は人々の救済に努めた。
[[紅井姫]](楓別命の妹)は国依別に恋心を抱く。内事の司の[[モリス]]と[[秋山別]]は秘かに紅井姫に心を寄せており、国依別に嫉妬する。そこへ[[エリナ]]([[エス]]の娘)が館に現れ、紅井姫とエリナは互いに国依別をめぐって嫉妬する。国依別は女二人を弟子として伴い、館を発って[[日暮シ山]]の岩窟に囚われている[[エス]]、[[キジ]]、[[マチ]]を救うために向かった。〔以上、{{rm|31|2|大地震}}章末~{{rms|31|6|女弟子}}〕
=== 第69巻 ===
[[ヒルの国]]の国司・[[楓別命]]の長子・[[国愛別]]が行方不明となった。国家の危機を立て直したいが、昔気質の両親や長老([[秋山別]]、[[モリス]])に新しい考えを受け入れてもらえない。そこでまずは世情の調査のために城を抜け出したのである([[国愛別]]は[[ウヅの国]]に行き愛州と名乗り{{rm|69|4|国の光}}~{{rms|69|11|気転使}}に登場する)。
妹の[[清香姫]]が世継ぎとなったが、しかし清香姫も二人の長老に愛想を尽かし、国の改革に身を投じるため城を出ることを決心し、侍女の[[春子姫]]と共に城を抜け出した。
清香姫と春子姫は[[高照山]]の山麓で、山賊([[源九郎]]一党)に取り囲まれてしまう。そこへ[[国照別]]([[ウヅの国]]の国司の長子)一行5人([[国照別]]、[[駒治]]、[[市公]]、[[馬公]]、[[浅公]])が現れ、山賊たちは逃げて行った。国照別は国愛別と、お互いの国の改良を行うという約束をして、ヒルの国にやって来たのだった。一行はヒルの都の町外れで農業をしながら生活しはじめた。それを知った[[秋山別]]と[[モリス]]は地位・名望を投げ捨てて一緒に農業に従事し、清香姫に城に帰るよう懇願した。
楓別命夫婦は退隠して政治を清香姫、国照別に譲った。二人は仁恵を行い、徳政を施した。国照別は選ばれて、ヒルの国の大王となった。〔以上、{{rm|69|17|琴玉}}~{{rms|69|22|有終}}前半〕
== 関東大震災 ==
大正12年(1923年)9月1日の関東大震災の当日、[[王仁三郎]]は熊本県の[[山鹿]](やまが)に滞在していたが、地震の報が入る以前に[[宇知麿]]に命じて、霊界物語{{rm|31|2|大地震}}と{{rms|31|3|救世神}}、つまりヒルの都の大地震の場面を拝読させていた。→詳細は「[[ミロク岩#関東大震災]]」を見よ
== 脚注 ==
<references/>
{{デフォルトソート:ひるのみやこ}}
[[Category:霊界物語の都市]]