筑紫の国
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概要
地名
主なエピソード
物語の舞台となるのは第7巻だけであるが、色々な人が滞在していたことが、話の中に出て来る。
第7巻
筑紫の都でウラル教の宣伝使・蚊取別が住民たちに、三五教を信ずる筑紫の国でウラル教を宣伝することは怪しからんと責められていた。そこへ日の出神一行四人(日の出神、面那芸、祝姫、高照彦)がやって来る。日の出神は酒好きの蚊取別を酒嫌いにした(口から焼け石が三個飛び出す)。蚊取別は三五教を信じることとなる。〔第7巻第42章「分水嶺」#章末~第45章「酒魂」#〕
一行は筑紫の大酋長・白日別の館へ入るが白日別はおらず書き置きが置いてあった。そこには──霊夢で国治立命の御子(高照彦)と神伊弉諾命の御子(日の出神)がこの国に降ることを知り、一族を連れて高砂島に渡る、筑紫の守護職は高照彦に譲る──ということが書いてあった。日の出神は高照彦を白日別と改名し、筑紫の守護職に任ずる。その後、日の出神は常世の国へ、面那芸は天教山へ、祝姫は黄金山へ向かうこととなった。〔第7巻第46章「白日別」#〕
その他
- 清彦は筑紫の国に滞在していたことがある。第8巻第1章「朝日丸」#:(猿世彦のセリフ)「この男はな(略)改心したとか云つて常世の国を遁げ出し、筑紫の国で馬鹿の限り、悪の限りを尽して再び元の古巣へ帰る所なのですよ」
- 駒山彦は筑紫の国に滞在していたことがある。第8巻第25章「火の車」#:(駒山彦のセリフ)「私は不思議な縁にて筑紫の国より、智利の国へ渡る船中に於て、日の出神様に邂り逅ひ」
- 虎公は筑紫の国に滞在していたことがある。第9巻第18章「初陣」#:(熊公のセリフ)「オイ、虎公、貴様は何時やら筑紫の国から帰つて来る時に、三笠丸の船客から」
- 東助は筑紫の国の出身である。国司・高照彦の三人息子の一人。第33巻第23章「鉄鎚」#:(東助の歌)「日の出神や祝姫 神の司の宣伝使 面那芸彦と諸共に 豊の御国に現れまして 高照彦の吾父を 見出し玉ひ筑紫国 国の司とまけ玉ふ 高照彦の珍の子と 生れ出でたる三人の 其一人となり出でし 吾は東野別神」
記紀における筑紫の国
筑紫国(つくしのくに)はもともと記紀神話に登場する国名である。
白日別(しらひわけ)という神名が付けられている。
後に筑前と筑後の二つの国に分割された。現在の福岡県に該当する。
脚注
- ↑ 使用回数は、筑紫の国20回、筑紫国5回