鳶彦・田加彦・百舌彦
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概要
主なエピソード
太玉命一行(他に安彦・国彦・道彦)が、バラモン教の鬼雲別が支配する顕恩郷を解放するため、エデン河を渡って顕恩郷に向かおうとした。河の渡し場の関所守である鳶彦・田加彦・百舌彦の3人は、太玉命一行を攻撃する。道彦が戦うと、鳶彦は河に飛び込み泳いで対岸に逃げ去った。残った田加彦・百舌彦は、実は自分達2人は三五教の信者だと打ち明け、太玉命一行の味方をする。一行6人は船に乗りエデン河を対岸に渡ろうとするが、バラモン軍の攻撃により、太玉命以外の5人は河に転落してしまう。〔第15巻第1章「破羅門」#~第15巻第2章「途上の変」#〕
河に落ちた5人(田加彦・百舌彦・安彦・国彦・道彦)は帰幽し、幽界で一途川の婆と言い争う。しかし妙音菩薩が漁夫に変じて5人を網で救い上げ、山間の細谷川(北山川)の辺に下ろされた。〔第15巻第4章「神の栄光」#~第15巻第6章「北山川」#〕[5]
5人は北山村のウラナイ教の本部の中を探訪し、高姫・黒姫に追いかけられる。〔第15巻第6章「北山川」#~第15巻第9章「薯蕷汁」#〕
脚注
- ↑ 第15巻第1章「破羅門」#:「此処には鳶彦、田加彦、百舌彦の三柱の魔神、捻鉢巻をし乍ら、他国人の侵入を防ぐため、河縁に関所を設けて堅く守り居る」
- ↑ 第15巻第1章「破羅門」#:百舌彦のセリフ「吾々は常世の国より大国別の部下なる玉取別に従ひて、荒海を渡り、埃及の地に現はれ、追々進んで此顕恩郷の門番となり、少しの過失より罰せられて遂には河の関所守となりました」
- ↑ 第15巻第1章「破羅門」#:田加彦のセリフ「常世の国にも三五教は沢山に弘まつて居りますが、今日の所はみな隠れての信仰、表面はウラル教の信者と見せかけ、吾々も無理やりに此処へ引き寄せられ、河番を致しては居りますが、その実は三五教の信者で御座います」
- ↑ 第15巻第1章「破羅門」#:田加彦のセリフ
- ↑ 第15巻第3章「十六花」#:妙音菩薩のセリフ「安彦、国彦、道彦を始め、田加彦、百舌彦の五人は、一旦エデン河の濁流に溺れて帰幽せりと雖も、未だ宿世の因縁尽きず、イヅの河辺に於て、汝等に邂逅せば彼も亦再び神業に参加するを得む」