「月雪花の宣伝使」の版間の差分
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* 第11巻までは3人で一緒に行動しているため、個人名よりも「月雪花」や「月、雪、花」と3人まとめて呼ばれる方が多い。 | * 第11巻までは3人で一緒に行動しているため、個人名よりも「月雪花」や「月、雪、花」と3人まとめて呼ばれる方が多い。 | ||
+ | * 橘姫について「[[神素盞嗚大神|神須佐之男の大神]]の 貴の御子」<ref>{{rm|12|17|雲の戸開}}:「神須佐之男の大神の 貴の御子と生れませる 橘姫よ」</ref>とも「[[木花姫命|木の花姫の神]] [[厳の御魂]]の分け霊」<ref>{{rm|12|17|雲の戸開}}:「吾は木の花姫の神 厳の御魂の分け霊 ハザマの国の春山彦の 貴の命や夏姫の 珍の娘と生れ逢ひ 皇大神の御為めに 此世を照らす三柱の 中の一人の橘姫よ 底ひも知れぬ呉の海の 司の神と任けられて 常磐に護る吾なるぞ」:ただしこの歌は、「ハザマの国の春山彦」が「木の花姫の神 厳の御魂の分け霊」という意味かも知れない。</ref>とも記されている。 | ||
== 主なエピソード == | == 主なエピソード == |
2019年3月14日 (木) 21:48時点における版
月雪花の宣伝使(つきゆきはなのせんでんし)とは、霊界物語に登場する次の3人姉妹である。第9巻~第12巻に登場する。3人の名前のそれぞれ一部を取って通称「月雪花」と呼ばれる。
名前 | 第12巻で舞台となる島 | 結婚相手 | 三女神 | |
---|---|---|---|---|
長女 | 秋月姫(あきづきひめ) | 琵琶の湖の竹の島 | 高光彦 | 市杵嶋姫 |
二女 | 深雪姫(みゆきひめ) | 瀬戸の海の一つ島 | 玉光彦 | 多紀理姫 |
三女 | 橘姫(たちばなひめ) | 呉の海の橘島 | 国光彦 | 多気津姫 |
概要
- 初出:第9巻第29章「九人娘」#
- 間の国の酋長・春山彦の娘。母は夏姫。3人の年齢は不明瞭だが、松竹梅の宣伝使と同世代(20~16歳)だと思われる。
- 第11巻までは3人で一緒に行動しているため、個人名よりも「月雪花」や「月、雪、花」と3人まとめて呼ばれる方が多い。
- 橘姫について「神須佐之男の大神の 貴の御子」[1]とも「木の花姫の神 厳の御魂の分け霊」[2]とも記されている。
主なエピソード
月雪花の宣伝使は黄泉比良坂の戦い(第10巻)、大気津姫退治(第11巻)、天の岩戸開き(第12巻)の御神業に参加しているが、一番大きな活躍は天の岩戸開きである。
第9巻
常世神王(大国彦)の勢力によって支配されていた間の国に、松竹梅の宣伝使が現われた。月雪花は感化されて自分たちも宣伝使になろうと決心し、目の国に向かって旅立つ。〔第9巻第27章「月光照梅」#~第37章「凱歌」#〕
第10巻
常世城に、遠山別に召し捕られた月雪花[3]が現れるが、これは白狐の変化であり、姿を消す。〔第10巻第5章「狐々怪々」#~第8章「善悪不可解」#〕
本物の月雪花は、松竹梅らと共に目の国に入り、メキシコ峠の麓で別れて[4]別行動を取る。その後、黄泉島で松竹梅と共に魔軍と戦っている。〔第10巻第21章「桃の実」#〕
第11巻
アルタイ山の麓の荒野ケ原で、月雪花は松竹梅と再会し、一緒に明志の湖の方面へ向かう。〔第11巻第6章「奇の都」#~第7章「露の宿」#〕
コーカス山に他の宣伝使たちと共に現れ、大気津姫退治の神業に参加している。〔第11巻第23章「保食神」#〕
第12巻
前述の3つの島に鎮まる女神として活躍。 →詳細は「天の岩戸開き」「第12巻」を見よ
三光の宣伝使とそれぞれ結婚する。〔第12巻第21章「立花嶋」#、第12巻第26章「秋月皎々」#〕
脚注
- ↑ 第12巻第17章「雲の戸開」#:「神須佐之男の大神の 貴の御子と生れませる 橘姫よ」
- ↑ 第12巻第17章「雲の戸開」#:「吾は木の花姫の神 厳の御魂の分け霊 ハザマの国の春山彦の 貴の命や夏姫の 珍の娘と生れ逢ひ 皇大神の御為めに 此世を照らす三柱の 中の一人の橘姫よ 底ひも知れぬ呉の海の 司の神と任けられて 常磐に護る吾なるぞ」:ただしこの歌は、「ハザマの国の春山彦」が「木の花姫の神 厳の御魂の分け霊」という意味かも知れない。
- ↑ 第9巻第37章「凱歌」#で春山彦の館から召し捕られた。
- ↑ 第10巻第9章「尻藍」#:松代姫のセリフ「メキシコ峠の山麓にて、あちらへ一人こちらへ三人と袂を別ち」