橘島

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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橘島(たちばなじま)は、霊界物語に登場する島。呉の海にある。

概要

  • 表記ゆれ:橘の島(たちばなのしま)
  • 初出:第12巻第18章水牛#
  • 第12巻第21章の章題では「立花島」と表記されている。
  • 旧称は「竹生島(ちくぶしま)」だったらしい。[1]
  • 第12巻だけに出る。
  • 橘姫月雪花の宣伝使の一人)が鎮まる。

主なエピソード

第12巻第21章立花島#で舞台となる。天の岩戸開きの御神業の一部が行われる。

国武丸呉の海コーカス山の麓に向かって進んでいる[2])が橘島に着くと、6人の宣伝使(石凝姥時置師行平別高光彦玉光彦国光彦)を始め船中の人々は一人も残らず島に上陸した。

この島には世界一切のあらゆる草木が繁茂し、稲麦豆粟黍の類、果物、蔓物総て自然に出来ている蓬莱の島である。天候不良のため、地上の山川草木は涸れ干し、萎れて生気を失っているにもかかわらず、この島だけは瑞々しく草木や果物が実っていた。

何処ともなく現れた高尚優美な橘姫は、右手に稲穂を持ち、左手に橙の実を携え、天の数歌を歌い終わって、稲穂と橙の実を天空高く放り上げると、四方に散乱し、豊葦原の瑞穂国(地球上)の食べ物果物は良く実り、万民安堵の神世の端緒が開かれた。これは天の岩戸開きの御神業の一部である。

橘姫は国光彦と結婚し、この島に永遠に鎮まって国土鎮護の神となった。古事記の誓約の段で現れた多岐都比売は橘姫の後身である。

脚注

  1. 第12巻第21章立花島#:「千代に八千代に橘の 島に在します姫神の 齢も長き竹生島 橘島と名を変へて 呉の海原照しつつ」
  2. 第12巻第16章国武丸#

関連項目