「モスコー」の版間の差分

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
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* モスコーは[[霊主体従]]篇にのみ登場する。
 
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* モスコーの黒色の玉を安置した宮を「[[烏羽玉の宮]]」と呼ぶ。<ref>{{rm|3|26|大蛇の長橋}}</ref>
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* モスコーの黒色の玉を安置した宮を「[[烏羽玉の宮]]」と呼ぶ<ref>{{rm|3|26|大蛇の長橋}}</ref>。[[春日姫]]が宮司となる<ref>{{rm|3|32|破軍の剣}}:「道貫彦は、春日姫の無事帰城せることをよろこび、春日姫の頼みを容れて烏羽玉の宮の宮司に任じける」</ref>。
 
* [[大洪水]]後の修理固成で[[伊邪那岐命]]は、[[夕日別]]をモスコーの国魂に、[[夕照姫]]を輔佐に任じる。<ref>{{rm|6|27|神生み}}</ref> <ref>夕照姫は{{rm|3|26}}で病死しているので、大洪水後に生きているはずがない。</ref>
 
* [[大洪水]]後の修理固成で[[伊邪那岐命]]は、[[夕日別]]をモスコーの国魂に、[[夕照姫]]を輔佐に任じる。<ref>{{rm|6|27|神生み}}</ref> <ref>夕照姫は{{rm|3|26}}で病死しているので、大洪水後に生きているはずがない。</ref>
 
* モスコーは日本だと京都に相応する。<ref>[[新月の光]]0234「霊界物語の地名」</ref>
 
* モスコーは日本だと京都に相応する。<ref>[[新月の光]]0234「霊界物語の地名」</ref>
  
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* [[道貫彦]]、[[道貫姫]]:[[八王神]]とその妻。
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* [[夕日別]]、[[夕照姫]]:[[八頭神]]とその妻。
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* [[春日姫]]:道貫彦の娘。長女。
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* [[夕凪姫]]:道貫彦の娘。夕日別の後妻。
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* [[大道別]](道彦):道貫彦の侍従長(宰相)
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* [[森鷹彦]]:従臣。<ref>{{rm|4|17|殺風景}}:「モスコーの'''従臣'''森鷹彦は瓢然として自席より身を起し」</ref> <ref>{{rm|4|18|隠忍自重}}:「森鷹彦はモスコーの八王道貫彦の'''従臣'''にして、あくまで強力の男子なるが、いま壇上にその雄姿を表はしたるは、実に[[鬼武彦]]の化身なりける」</ref>
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* [[鷹住別]]:春日姫の夫。
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* [[春姫]]:春日姫の侍女。
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* [[竹倉別]]:[[八王大神常世彦]]の従臣。{{rm|3|29|男波女波}}で春日姫が恋慕した男。
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* [[若彦]]:春姫の夫。
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* [[勝彦]]:若彦の兄。
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* [[竹友別]]、[[畠照彦]]、[[平玉彦]]、[[守高彦]]、[[大石別]]:従臣。{{rm|3|31|竜神の瀑布}}~{{rms|3|32|破軍の剣}}に登場。
  
 
== 主なエピソード ==
 
== 主なエピソード ==
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モスコーは主に[[第3巻]]と[[第5巻]]で舞台となる。
  
* [[常世国]]の[[ロッキー山]]を追放された[[貴治彦]](ロッキー山の八王神)は、モスコーに逃れて、蟄居して時期を待つ。<ref>{{rm|3|6|籠の鳥}}</ref>
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=== 第3巻 ===
* モスコーの八頭神・[[道貫彦]]の娘・[[夕凪姫]]は、八頭神・[[夕日別]]の後妻となるが、病死した前妻・[[夕照姫]]の怨霊に悩まされ、同じ病気を発して帰幽する。その霊魂は大蛇と化して長橋の守護神となる。<ref>{{rm|3|26|大蛇の長橋}}</ref>
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* [[常世国]]の[[ロッキー山]]を追放された[[貴治彦]](ロッキー山の八王神)は、モスコーに逃れて、蟄居して時期を待つ。〔{{rm|3|6|籠の鳥}}
* [大道別と春日姫の旅立ち] [[第3巻]]第29章から32章にかけて、後に常世会議で活躍する大道別(道彦)と春日姫がモスコーから旅立つ物語が描かれている。
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* モスコーの八頭神・[[道貫彦]]の娘・[[夕凪姫]]は、八頭神・[[夕日別]]の後妻となるが、病死した前妻・[[夕照姫]]の怨霊に悩まされ、同じ病気を発して帰幽する。その霊魂は大蛇と化して長橋の守護神となる。〔{{rm|3|26|大蛇の長橋}}
** [[道貫彦]]がローマに招集されて長期間不在の間(大足彦が全八王神に招集をかけたとき)、妻の[[道貫姫]]は長女・[[春日姫]]を甘やかしたため、放縦堕落が激しかった。
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* [大道別と春日姫の旅立ち] [[第3巻]]第29章から32章にかけて、後に常世会議で活躍する[[大道別]](道彦)と春日姫がモスコーから旅立つ物語が描かれている。
** 春日姫は八王大神[[常世彦]]の従臣・[[竹倉別]]と相思相愛の仲となったが、心変わりをして[[鷹住別]]と交際を始める。<ref>ここまで{{rm|3|29|男波女波}}~{{rms|3|30|抱擁帰一}}</ref>
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** [[道貫彦]]がローマに招集されて長期間不在の間([[大足彦]]が全ての八王神に招集をかけたとき)、妻の[[道貫姫]]は長女・[[春日姫]]を甘やかしたため、放縦堕落が激しかった。
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** 春日姫は八王大神[[常世彦]]の従臣・[[竹倉別]]と相思相愛の仲となったが、心変わりをして[[鷹住別]]と交際を始める。〔ここまで{{rm|3|29|男波女波}}~{{rms|3|30|抱擁帰一}}
 
** 道貫彦はローマが没落するとようやくモスコーに帰城したが、自分が不在の間に勝手に春日姫が鷹住別と夫婦になったことに激怒。管理不行届きで妻・道貫姫を別殿に蟄居させ、春日姫と鷹住別の仲を裂いて、鷹住別を[[常世国]]に追放してしまう。
 
** 道貫彦はローマが没落するとようやくモスコーに帰城したが、自分が不在の間に勝手に春日姫が鷹住別と夫婦になったことに激怒。管理不行届きで妻・道貫姫を別殿に蟄居させ、春日姫と鷹住別の仲を裂いて、鷹住別を[[常世国]]に追放してしまう。
** 春日姫は連日連夜泣き暮らし、遂に心魂に異常を来たして発狂してしまった。従臣が「[[竜神の滝]]」に連れて行き一ヶ月間、滝に打たせた結果、精神が元に戻ったように見えたが、この春日姫は[[銀毛八尾の悪狐]]の変化で、本物の春日姫はすでに鷹住別と手を携えて常世国に渡っていた。<ref>ここまで{{rm|3|31|竜神の瀑布}}</ref>
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** 春日姫は連日連夜泣き暮らし、遂に心魂に異常を来たして発狂してしまった。従臣が「[[竜神の滝]]」に連れて行き一ヶ月間、滝に打たせた結果、精神が元に戻ったように見えたが、この春日姫は[[銀毛八尾の悪狐]]の変化で、本物の春日姫はすでに鷹住別と手を携えて常世国に渡っていた。〔ここまで{{rm|3|31|竜神の瀑布}}
 
** 道貫彦の侍従長・[[大道別]]が、春日姫に化けた悪狐の首を斬り捨てると、その血が口に入り、大道別もまた精神に異常を来たすようになる(大道別はその後、聾唖痴呆者として諸国を遍歴した後、[[日の出神]]として活躍する)。
 
** 道貫彦の侍従長・[[大道別]]が、春日姫に化けた悪狐の首を斬り捨てると、その血が口に入り、大道別もまた精神に異常を来たすようになる(大道別はその後、聾唖痴呆者として諸国を遍歴した後、[[日の出神]]として活躍する)。
** これよりモスコーの城は、常世姫の駆使せる[[金毛九尾の悪狐]]のために蹂躙され、道貫彦たちは遂に城を捨てて[[万寿山]]に避難することになる。<ref>ここまで{{rms|3|32|破軍の剣}}</ref>
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** これよりモスコーの城は、常世姫の駆使せる[[金毛九尾の悪狐]]のために蹂躙され、道貫彦たちは遂に城を捨てて[[万寿山]]に避難することになる。〔ここまで{{rms|3|32|破軍の剣}}
* [[顕恩郷]]の[[南天王]]([[鷹住別]])は、[[橙園郷]]との戦いに敗れ、妻の[[春日姫]]と共にモスコーに逃げ帰る。<ref>{{rm|5|20|猿蟹合戦}}</ref>
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* [[国祖隠退]]後、[[言触神]]の[[月照彦神]]はモスコーの八王・道貫彦の館を訪れると、奥殿では[[ウラル教]]の宣伝歌を歌って酒宴の真っ最中だった。道貫彦は月照彦神に教化され、地位を捨てて、月照彦神の従者となり、天下救済のために諸方を遍歴することになる。<ref>{{rm|5|40|紅葉山}}</ref>
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=== 第5巻 ===
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* [[顕恩郷]]の[[南天王]]([[鷹住別]])は、[[橙園郷]]との戦いに敗れ、妻の[[春日姫]]と共にモスコーに逃げ帰る。〔{{rm|5|20|猿蟹合戦}}
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* [[国祖隠退]]後、[[言触神]]の[[月照彦神]]はモスコーの八王・道貫彦の館を訪れると、奥殿では[[ウラル教]]の宣伝歌を歌って酒宴の真っ最中だった。道貫彦は月照彦神に教化され、地位を捨てて、月照彦神の従者となり、天下救済のために諸方を遍歴することになる。〔{{rm|5|40|紅葉山}}
  
 
== 現実のモスコー ==
 
== 現実のモスコー ==
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モスクワ(Moscow)の英語読みがモスコー。
 
モスクワ(Moscow)の英語読みがモスコー。
  
モスコーが初めて登場する霊界物語第2巻が著述された当時は、ロシア革命がソビエト連邦(1922年~1991年)の首都であった。
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モスコーが霊界物語に初めて登場する[[第2巻]]が著述された当時(大正10年=1921年)は、ロシアで革命が進行中であり、1922年12月に誕生したソビエト連邦の首都はモスクワだが、それ以前のロシア帝国(1917年のロシア革命で終焉)の首都はペトログラード(現在はサンクトペテルブルク)である。
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==

2022年11月29日 (火) 23:34時点における最新版

モスコーは、霊界物語に登場する都市。国祖国治立命太白星の十二個の玉を国魂として配置[1]した「十二の山」の一つ(ただし地理的には山ではなく平地)。


概要

関連人物

主なエピソード

モスコーは主に第3巻第5巻で舞台となる。

第3巻

  • 常世国ロッキー山を追放された貴治彦(ロッキー山の八王神)は、モスコーに逃れて、蟄居して時期を待つ。〔第3巻第6章籠の鳥#
  • モスコーの八頭神・道貫彦の娘・夕凪姫は、八頭神・夕日別の後妻となるが、病死した前妻・夕照姫の怨霊に悩まされ、同じ病気を発して帰幽する。その霊魂は大蛇と化して長橋の守護神となる。〔第3巻第26章大蛇の長橋#
  • [大道別と春日姫の旅立ち] 第3巻第29章から32章にかけて、後に常世会議で活躍する大道別(道彦)と春日姫がモスコーから旅立つ物語が描かれている。
    • 道貫彦がローマに招集されて長期間不在の間(大足彦が全ての八王神に招集をかけたとき)、妻の道貫姫は長女・春日姫を甘やかしたため、放縦堕落が激しかった。
    • 春日姫は八王大神常世彦の従臣・竹倉別と相思相愛の仲となったが、心変わりをして鷹住別と交際を始める。〔ここまで第3巻第29章男波女波#第30章抱擁帰一#
    • 道貫彦はローマが没落するとようやくモスコーに帰城したが、自分が不在の間に勝手に春日姫が鷹住別と夫婦になったことに激怒。管理不行届きで妻・道貫姫を別殿に蟄居させ、春日姫と鷹住別の仲を裂いて、鷹住別を常世国に追放してしまう。
    • 春日姫は連日連夜泣き暮らし、遂に心魂に異常を来たして発狂してしまった。従臣が「竜神の滝」に連れて行き一ヶ月間、滝に打たせた結果、精神が元に戻ったように見えたが、この春日姫は銀毛八尾の悪狐の変化で、本物の春日姫はすでに鷹住別と手を携えて常世国に渡っていた。〔ここまで第3巻第31章竜神の瀑布#
    • 道貫彦の侍従長・大道別が、春日姫に化けた悪狐の首を斬り捨てると、その血が口に入り、大道別もまた精神に異常を来たすようになる(大道別はその後、聾唖痴呆者として諸国を遍歴した後、日の出神として活躍する)。
    • これよりモスコーの城は、常世姫の駆使せる金毛九尾の悪狐のために蹂躙され、道貫彦たちは遂に城を捨てて万寿山に避難することになる。〔ここまで第32章破軍の剣#

第5巻

現実のモスコー

モスコーとはロシアの首都モスクワのこと。

モスクワ(Moscow)の英語読みがモスコー。

モスコーが霊界物語に初めて登場する第2巻が著述された当時(大正10年=1921年)は、ロシアで革命が進行中であり、1922年12月に誕生したソビエト連邦の首都はモスクワだが、それ以前のロシア帝国(1917年のロシア革命で終焉)の首都はペトログラード(現在はサンクトペテルブルク)である。

脚注

  1. 第3巻第2章八王神の守護#
  2. 第3巻第26章大蛇の長橋#
  3. 第3巻第32章破軍の剣#:「道貫彦は、春日姫の無事帰城せることをよろこび、春日姫の頼みを容れて烏羽玉の宮の宮司に任じける」
  4. 第6巻第27章神生み#
  5. 夕照姫は第3巻第26章#で病死しているので、大洪水後に生きているはずがない。
  6. 新月の光0234「霊界物語の地名」
  7. 第4巻第17章殺風景#:「モスコーの従臣森鷹彦は瓢然として自席より身を起し」
  8. 第4巻第18章隠忍自重#:「森鷹彦はモスコーの八王道貫彦の従臣にして、あくまで強力の男子なるが、いま壇上にその雄姿を表はしたるは、実に鬼武彦の化身なりける」

外部リンク