竹島彦

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
Jump to navigation Jump to search

竹島彦(たけじまひこ、たけしまひこ)は、霊界物語に登場する人物。第2巻第10巻に登場する。第10巻では「蟹彦(かにひこ)」(蟹公)という変名で登場する。

概要

主なエピソード

第2巻

小島別と共に登場する場合が多い。

竜宮城言霊別命常世姫に要請され、常世城の祭典に出席することになった。小島別松代姫竜世姫、竹島彦らの諸神司は言霊別命に従者として同道した。

小島別と竹島彦は竜世姫に命じられ、言霊別命が乗った輿(こし)を不承不承に担いだ。

第10巻

蟹彦は常世城の門番である。やはり門番の赤熊と共に登場する場合が多い。蟹のように横歩きをする。

照山彦竹山彦(実は鬼武彦)が、間の国で捕まえた松竹梅の宣伝使を護送して常世城にやって来た。蟹彦と赤熊は門番として彼らに応対する。〔第10巻第1章常世城門#

またその後は、美山別(第4章)、中依別および間の国で捕まえた照彦(第5章)、遠山別および間の国から連れて来た月雪花の宣伝使(第7~8章)、固虎(第13章)を門番として応対する。

第13章の固虎との会話の中で、自分の正体は聖地エルサレムの家来だった竹島彦だと明かす。ロッキー山常世城の秘密(日の出神は大国彦で、伊弉冊命は大国姫で、常世神王は広国別だということ)の鍵を握っている蟹彦は、常世神王(大国彦のことなのか広国別のことなのか不明)の内々の頼みによって、わざと門番になっていたのだという。[1]

その会話の後、蟹彦は一隊を引率して黄泉島に出陣した。

黄泉比良坂の戦いで竹島彦は鳴雷若雷の部将を率いて右翼となる。〔第10巻第21章桃の実#

戦いの後は、大禍津日神の神業を分掌することになる。〔第10巻第26章貴の御児#:「次に淤縢山津見をして大禍津日神に任じ、志芸山津見竹島彦鷹取別中依別をして、各その神業を分掌せしめ給ひぬ」〕

脚注

  1. 第10巻第13章蟹の将軍#:「その秘密の鍵を握つた蟹彦は、常世神王の内々の頼みに依つて、今まで故意と門番になつてゐたのだよ」「わざと身体を歪めて横に歩き、顔にいろいろの汁を塗つて化けてゐたのだが、もとを糺せば聖地ヱルサレムの家来であつた竹島彦命だよ。是から吾々は先頭に立つて、黄泉比良坂に向ふのだ。併し軍機の秘密は洩らされない、他言は無用だ」…「秘密の鍵」とはどういう意味なのか、「内々の頼み」とはどういう頼みなのか、今一つはっきりしない。