照山彦
照山彦(てるやまひこ)は、霊界物語に登場する人物。鷹取別(常世神王大国彦の宰相)の部下[1]。
概要
主なエピソード
照山彦と竹山彦(その正体は鬼武彦)は、間の国の酋長・春山彦の館へ、松竹梅の宣伝使(春山彦が密かに匿っていた)を捕まえに行った。現れた3人を連れて行く(この3人は実は白狐が変身した偽者[4] [5])。〔第9巻第29章「九人娘」#〕
照山彦と竹山彦は、松竹梅の宣伝使を護送して、常世城に帰った。常世神王(広国別が化けた偽者)と鷹取別に報告する。突然、暗闇となり玉が現れるという怪奇現象が起きる。玉がぶつかり、照山彦・鷹取別・常世神王は倒れてしまう。竹山彦は松竹梅の宣伝使に、彼らを介抱するよう命じた。常世神王らは美しい娘3人に介抱されご満悦となる。これより松竹梅と竹山彦は、常世神王の信頼を得て、重要な帷幕に参ずることになる。〔第10巻第1章「常世城門」#~第3章「赤玉出現」#〕
黄泉比良坂の戦いで照山彦は、魔軍の左翼となり、伏雷・土雷の部将を率いた。〔第10巻第21章「桃の実」#〕
脚注
- ↑ 第9巻第29章「九人娘」#:春山彦のセリフ「貴方は鷹取別の神の御家来」
- ↑ 第10巻第2章「天地暗澹」#:「照山彦は従神の固虎に向ひ」
- ↑ 第10巻第1章「常世城門」#:「ロッキーの峰分け昇る天津日に、丸い頭も照山彦や」、第10巻第4章「鬼鼻団子」#:蟹彦のセリフ「照山彦の禿頭を見せつけられて」
- ↑ 第9巻第30章「救の神」#:竹山彦のセリフ「松、竹、梅の三人の宣伝使を救はむがために(略)吾部下の白狐、高倉、旭、月日の眷属神を使ひ、身代りを立てたは狐の七化」
- ↑ 本物の松竹梅の宣伝使は、竹山彦(鬼武彦)に守られて目の国へ渡り、ロッキー山に登り、船に乗って黄泉島に渡り、黄泉比良坂の神業に参加した。第9巻第30章「救の神」#:「これより、松、竹、梅の三人は、鬼武彦に護られて目の国に渡り、追々進んでロッキー山に登り、再び船に乗り黄泉島に無事安着し、黄泉比良坂の神業に参加しぬ」