神谷村
神谷村(かみたにむら)は、霊界物語に登場する村。タラハン国にある[1]。三五教を信奉する村。
概要
- 初出:第71巻総説#、第71巻第2章「生臭坊」#
- 第71巻と第72巻だけに出る。
- 谷蟆山(タニグク山)の峰続きの神谷という平原にある村で、33戸[2]の家がある。祖先伝来の三五の道を遵奉している。[3]
住民
- 玉清別:神谷村の庄屋(村長)[4] [5]。日の出別に仕えていた玉清別は、バラモン教に根城を覆され、タラハン城下を出て、残党を集めてタニグク山の峰続きの神谷の平原に、30余戸の村を作り、祖先伝来の三五教を遵奉して家業に励み、時を得たら再び三五の法城を築いて天下に雄飛しようと、時期が至るのを待っていた。[3]
- 神の子:玉清別の息子。幼少より神童と呼ばれる。
- 玉の子:玉清別の息子。
- 玉子姫:玉清別の妻。
- 杢兵衛:杢兵衛の家にバルギーが強盗に入る。
主なエピソード
玄真坊とコブライはダリヤ姫を探していたが、神谷村で神の子から、自分の家にダリヤ姫を匿っていると聞く。場所を聞こうとするが、神の子は玄真坊を馬鹿にした歌を歌い、白い煙となって消えてしまった。〔第71巻第2章「生臭坊」#〕
玄真坊(天真坊と名乗っている)は玉清別の屋敷へ行くが、神の子・玉の子に心を見透かされ、馬鹿にされる。神の子はダリヤ姫とバルギーが逃げたと嘘を教えると、玄真坊とコブライは後を追って駆けて行った。一方、ダリヤ姫とバルギーは屋敷に匿われていた。バルギーは金でダリヤ姫の歓心を買うために泥棒に出るが、捕まってしまう。バルギーは村から追放された。ダリヤ姫は玄真坊を避けるためもうしばらく村に滞在することになった。〔第71巻第3章「門外漢」#~第5章「転盗」#〕
脚注
- ↑ はっきりとタラハン国とは書いてないが、玉清別の祖先はタラハン城下にいたので、おそらくここもタラハン国だと思われる。第71巻第3章「門外漢」#:「バラモン教の悪神に根城を覆へされ、タラハン城下を立出で、打ちもらされし残党を集めて人跡稀なる谷蟆山の峰つづき神谷の平原に三十余戸の家をつくつて飽迄も祖先伝来の三五の道を遵奉し昼夜孜々として家業を励み」
- ↑ 第71巻第5章「転盗」#:「此村は三十三戸御座いまするが」
- ↑ 3.0 3.1 第71巻第3章「門外漢」#
- ↑ 第71巻第2章「生臭坊」#:「俺はなア神谷村の庄屋の息子で」
- ↑ 第72巻第3章「厳の欸乃」#:「ダリヤの行衛を探しつつ 神谷村の村長の 家に潜むをつきとめし」