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三つ巴

出典: 出口王仁三郎と霊界物語の大百科事典『オニペディア(Onipedia)』
三つ巴の紋章

三つ巴(みつどもえ)は、霊界物語の章題。あるいは紋章やそれを喩えとして使った表現である。

章題

次の2章ある。

(1) 第26巻第13章#「三つ巴」

本章に三つ巴は二種登場する。一つは琵琶湖の中央に浮かぶ松の島、竹の島、梅の島の三島。〈今の竹生島は湖水の極北にあれども、此時代は湖水の殆ど中央に松の島、竹の島、梅の島の三島嶼相浮び三つ巴となつて其雄姿を紺碧の波上に浮べて居たのである。〉

二つ目は高姫、黒姫、高山彦の三人。竹生島(竹の島)の社殿の床下で玉を探す。〈迷ふ身魂の三つ巴〉

(2) 第38巻第8章#「三ツ巴」

足立正信、中村竹造、四方春三の三人が、教祖(出口直)の娘(出口澄子)と結婚して出口家の婿養子になろうと活動していた。

〈足立正信は塩見、四方の二女を参謀として、教祖に取入り、それとはなしに二ケ年間も根気よく運動してゐたといふ事である。又中村氏は四方源之助、村上清次郎を参謀として、これも二三年間不断の活動をつづけてゐた。四方春三は自ら少々の財富力を楯に単独運動をやつて、自分は十中の九まで最早成功したものと信じ、互に三人が三巴となつて隙を伺うてゐる。そこへ突然喜楽を神さまから、大本の御用つぎと致すぞよと示されたので三人の不平は言はず語らず一時に爆発して、喜楽に対しいろいろの圧迫を加へ、悪罵を試み、百方妨害に着手する事となつたのである。〉

三勢力

「三つ巴」とは三つの勢力が互いに対立している状態を、#紋章の三つ巴で喩えた表現である。#章題で記した高姫・黒姫・高山彦や、足立・中村・四方も三勢力の対立である。霊界物語には他にも「三つ巴」と表現されるものがいくつも登場するが、主要なものには次のものがある。

  • 八頭八尾の大蛇、金毛九尾の悪狐、六面八臀の邪鬼:〈この悪霊の三つ巴のはたらきによつて、諸国の国魂の神の統制力はなくなり、地上の世界は憤怒と、憎悪と、嫉妬と、羨望と、争闘などの諸罪悪に充ち満ちて、つひに収拾すべからざる三界の紛乱状態を醸したのである。〉〔第1巻第18章「霊界の情勢」#〕
  • 国祖系、盤古大神系、大自在天系:〈八王大神常世彦には天足彦、胞場姫の霊より生れたる八頭八尾の大蛇が憑依してこれを守護し、常世姫には金毛九尾白面の悪狐憑依してこれを守護し、大自在天には、六面八臂の邪気憑依してこれを守護し、ここに艮の金神国治立命の神系と盤古大神の系統と、大自在天の系統とが、地上の霊界において三つ巴になつて大活劇を演ぜらるるといふ霊界の珍しき物語である。〉〔第2巻総説#〕

紋章

もともと三つ巴とは家紋や社紋として使われる紋章のことである。

  • 霊界物語で「顕国の宮」の甍(いらか。屋根の背)に三つ巴の紋章が付いている。〈春霞棚引き初めてコーカスの(略)千木高知りて聳え立ち、黄金の甍三つ巴、輝く旭日に反射して、遠き近きに照り渡る、神須佐之男の大神は、宮の主と現れまして〉〔第11巻第24章「顕国宮」#〕、〈仰げば高しコーカスの、山に輝く瑞の宮、甍の紋は三つ巴、国治立の大神や、金勝要の大御神、速須佐之男の三柱の、神の鎮まる顕国、瑞の宮居の御標か、天地人の三才を、清めて照す表徴か、三葉躑躅と現れて〉〔第11巻第27章「太玉松」#〕、他
  • 出口王仁三郎の生家である上田家の家紋は三つ巴である。〈上田家の産土神社である小幡神社(穴太)所蔵の文書によると、「一巴上田・二巴斎藤・三巴藤原」と記されており、家紋のとりきめがなされていたが、喜三郎の生家の家紋は、藤原にちなんで三巴であった。上田に改姓後も、家紋だけは引つづき藤原のものを使用したのであろう。〉〔『大本七十年史 上巻』「出生#」〕

外部リンク

  • 巴 - ウィキペディア