玉野原
(アンデオから転送)
玉野原(たまのはら)は、霊界物語に登場する野原。
本項では竜宮島にある玉野原について解説する。
概要
- 別名:アンデオ[2]
- 表記ゆれ:玉野ケ原(たまのがはら)
- 初出:第24巻第15章「諏訪湖」#(アンデオ)、第25巻第8章「奇の巌窟」#(玉野ケ原)
- 玉野原は、地恩城から数百里入った、竜宮島の中心部にあり、その奥に「諏訪の湖」がある。ジャンナの郷の西北の方向にある。[3] [4] [5] [6] [7]
- 黄金の砂が一面に敷きつめられたように輝いている大原野。[8] [9]
主なエピソード
- 玉治別、初稚姫、玉能姫、久助、お民の5人は、顔に文身(入れ墨)をした荒男数十人(タマルたち)に背負われて行き、アンデオの竜神の祠の前に下ろされた。5人は手を拍って喜び、祈願を籠める。〔第24巻第15章「諏訪湖」#〕
- 清公、チャンキー、モンキー、アイル、テーナの5人は玉野ケ原に着くと、幾百もの狒々、猩々の群に遭遇する。5人は大声で天の数歌や神言を奏上すると、狒々たちの姿は無数の玉と変じて空中に舞い上がり姿を隠した。これより5人は心魂清まり、奥へ進み、「諏訪の湖」の湖畔の竜神の宮の祠に到着した。〔第25巻第8章「奇の巌窟」#〕
- 黄竜姫、梅子姫、友彦、テールス姫、蜈蚣姫の5人は、玉野ケ原に辿り着き、さらに諏訪の湖へと進んだ。〔第25巻第15章「改心の実」#〕
脚注
- ↑ 第29巻第14章「カーリン丸」#:常彦のセリフ「玉野原の玉の湖の椰子樹の下に、竜国別さまが刻んでおいた四人の石像」
- ↑ 「アンデオ」は第24巻第15章「諏訪湖」#に1回だけ出る。
- ↑ 第25巻第10章「開悟の花」#:「竜宮島の中心地 玉野ケ原を打ち渡り 酷暑の光受け乍ら 涼風香る諏訪の湖」
- ↑ 第25巻第15章「改心の実」#:「黄竜姫、梅子姫、友彦、テールス姫、蜈蚣姫の五人は共に、地恩城を後に数百里、山路を越えて玉野原の諏訪の湖の竜宮城に進むこととなつた」
- ↑ 第26巻第2章「真心の花(一)」#:「深き谷間を潜り抜け ネルソン山を後にして ジヤンナの郷やイールの郷 玉野ケ原を踏み越えて 金砂銀砂の輝きし 諏訪の湖水の手前まで 漸う進む折柄」
- ↑ 第26巻第4章#:「ネルソン山を後にして ジヤンナの郷に友彦が 館を訪ね西北を 目当に行方も白雲の 玉野ケ原に着きにける」
- ↑ 第26巻第16章「三五玉」#:「黄金花咲く竜宮の 秘密の郷と聞えたる 果物豊な玉野原」
- ↑ 第24巻第15章「諏訪湖」#:「大地一面に金砂の散乱せる大原野に導きぬ。此処はアンデオと云ふ広大なる原野にして、又人家らしきもの数多建ち並び、小都会を形成せり」
- ↑ 第25巻第8章「奇の巌窟」#:「終に稍平坦なる玉野ケ原と云ふ、黄金の砂の大地一面に敷き詰められたる如き、気分良き地点に進む事を得た。 足も焼きつく様な砂金の原を一行五人は木蔭を求め汗を拭きつつ進み行く」